PathLink: 砂塵の彼方 > 徒然日記 > 2014年10月のエントリ

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2014年10月の記事は以下のとおりです。

リカバリ完了:作業記録とWindows 8→8.1強制アップデート回避のために行ったこと

<目次>

 

【前回までのあらすじ】

逃げ道なしのWindows 8→8.1アップデートに巻き込まれ、ネットが使えなくなる。
  ↓
リフレッシュでの巻き戻しを検討するも、それなりに面倒だったことを思い出し、Win8.1のまま行けないか無駄な足掻きを行う。
  ↓
どこをどうしたのか正常にログオンできなくなる。
  ↓
なぜかWinREも起動しない(無反応)。
  ↓
Win8.1になったお陰で、メーカー製のリカバリツールも完全初期化メニューしか使えない。
  ↓
やむなく初期化してOS(Win8)再インストールへ。

、、、というわけで更地からの復旧を試み、前回の記事でとりあえずネット復活。
しかしその後、ちょっとエネルギー切れを起こしていました。
気合いを入れ直して残り作業を進め、本日完全復活です。

【作業記録】

以下、更地からの復旧の、何にどれだけかかったか。

  1. 初期化(工場出荷状態に戻るまで):約2時間30分
  2. 初期設定などを経てデスクトップに到着するまで:約8分
  3. この時点で出来るアップデート回避対策:約3分
  4. 外付HDD内のバックアップからデータファイル類を書き戻し:1時間以上(途中で寝落ちたので正確な時間不明)
  5. Cドライブの状態をバックアップ[A]:約2時間
  6. セキュリティソフトのダウンロード&インストール:約1時間半
  7. メインで使うブラウザ、メールソフトの準備:約10分
  8. 強制アップデート回避対策の調査:約20分
  9. 既存のアプリケーション・ドライバ等の更新:約2時間50分
  10. 見た目、使い勝手を自分に合わせる作業(スタートメニューの復活など):約15分
  11. Cドライブの状態をバックアップ[B]:約2時間
  12. Windows Update(重症な失敗):約3時間20分
    ※不精して2012年辺りから2014年9月までの更新をまとめてインストールしたところ、再起動中に「不具合が発生したので巻き戻す」というようなメッセージが現れ、ほとんどの更新が失敗した。
  13. 重症そうだったのでバックアップ[B]でCドライブの状態を巻き戻し:約1時間半
  14. Windows Update やり直し:約5時間(延べ)
    ※公開日が古い順ものから順々にインストール。
  15. 念のためウィルススキャン:約1時間半
  16. その他アプリケーションを再インストール、バックアップした設定を戻す:約7時間半(延べ)

合計すると、31時間半程度です。就寝中や離席中に実行したことが結構あり、パソコンの前に座って作業したのは延べ18時間程度ではないかと思います。DL待ち・進行待ち・小休憩等も考慮すると、人力での作業はもっと短いでしょう。
時間がかかったベスト3は、(1)Windows Update(大規模失敗→巻き戻り含めて)、(2)普段使っていたアプリケーション類を元通りインストールし直す、(3)ドライバ等の更新、でした。
回線がそこまでスピードが出ないので、ダウンロードを伴うと時間がかかります。

結果:時間と何かを失いましたが、PCの動作が軽くなるという副産物を得ました。

【強制アップデート回避のために行ったこと】

  • ネット初接続前の準備
    • Windows Updateの設定変更
      • 重要な更新プログラムを「確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に変更した(自動更新解除)。
      • 推奨される更新プログラムを「重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックを外した。
    • レジストリの編集
      (以下2つとも存在しなかったので、キー・値を作成)
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsStore キー下の DWORD値「DisableOSUpgrade」を「1」に設定した。
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\UpgradeNotification キー下のDWORD値「UpgradeAvailable」を「0」に設定した。
  • 初回のWindows Update
    • Windows 8→8.1アップデートに必須のKB2871389をインストールから外した。
    • 念のため、アップデート通知やストアの表示に関わるKB2885699、KB2917499、KB2957026もインストールから外した。
    • さらに念のため、2014年10月公開の推奨される更新 KB3000988をインストールしなかった(内容的に関係なさそうでは)。
    • KB2973544、KB3008273は、必要条件(KB2871389の存在)を満たしていないため、Windows Updateの候補一覧に表示されなかった。インストールしていない。


ちなみに現在のストアの様子。
[PNG-12KB]
1週間ほど様子を見て、アップデート通知が出たか出ないか、この下に報告します。

通知における表記が「アップデート」なので、この雑記帳でもだいたい「アップデート」を使っていますが、上の画像で見えている「Upgrade」の方が実態に即しています。8→8.1の「アップデート」という大した変更じゃない感を醸し出す書き方も作戦のうちなのかも……と考えるのは疑いすぎですかね;

【その後、アップデート通知は……?】

(11月6~7日頃報告予定)
というわけで、11/7になりました。
リカバリの際には上に書いた対策を行った上で2014年10月の「重要な更新プログラム」を表示されただけ全てインストールしましたが、今のところアップデート通知は一度も表示されておらず、対策として実行した事のうち何かが効いている模様です。
このまま、ネットワークアダプタを何とかするまで時間稼ぎできますように。
(11/7の追記はここまでです。)
TechNet Blogsの説明を信じるなら、KB3008273をインストールしなかったのが正解、ということになります。
(11/13追記)

※※※
メーカー製のリカバリツールでCドライブ丸ごとの復元ができれば早かったのですが、そのツールのドライブ復元機能はWindows 8.1にアップデートすると使えなくなってしまいます。一度Windows 8.1になった後では、リフレッシュでWindows 8に巻き戻しても使えませんでした。8.1では使えないというのは前々から分かっていましたが、まさか自分の意思と関係なく使えない状態になるとは思っておらず、代替手段を準備していませんでした。

と言うか、やはり丸ごとバックアップも外部にやっておかないと駄目ですね。今ある外付HDDではデータが入らないので、新しいのを買って来ないと。。。

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「後で通知する」は選べない:Windows 8→8.1 強制アップデートとその回避(11/13更新)

2014年10月のMicrosoft月例アップデートで、KB2885699ではない新しいWindows 8→8.1アップデート通知(逃げ道なし?)がインストールされたかもしれない、という話です。

11月になり、アップデートのキャンセル方法などについて情報が出ました。
以下のリンク先の方法でアップデートをキャンセル、回避することができるようです。
「Windows 8.1 へのアップデート」 と表示された場合 - CS3 Windows (TechNet Blogs)

基本的にこれで解決だと思いますが、通知の非表示化方法について多少の疑問が残ります。
また、今後新たな強制的措置が取られる可能性が無いとも限りません。
KB2871389の削除など、別の対策も併用した方がより確実だと思います(詳細は以下)。

※※※
先日(10/15)、Windows 8.1にアップデートしてネットワークアダプタが認識されなくなり(つまりはネットが使えなくなり)、リフレッシュ機能を利用してWindows 8に戻したことがありました(※前回の記事参照)。
この時は無事に8に巻き戻り、更新通知を表示するKB2885699もアンインストールして、これでしばらくは煩わされずに済むと思っていました。

ところが、昨日(10/21)再度アップデート通知が表示されました。
KB2885699は削除済みなので、別の何かによって表示されているのかもしれません。

ここで、マイクロソフトコミュニティの記事「Windows8.1に強制アップデート?」をご覧ください。一番上の返信に2種類の通知例が画像で示してありますが、今回表示されたのは下の方。
私が見たものは、アップデートのタイミングを、「今すぐ」「1時間後」「2時間後」「4時間後」から選ぶようになっていました。以前の通知にあった「後で通知する」選択肢はありません。「はい」か「Yes」か、です。よく考えれば、前回も下の方の表示でした。
調べてみると、新しい種類のアップデート通知の話題が、ちらほら出てきているようです[1][2]

<目次>

 

【アップデート通知の非表示化(1):主に更新プログラム関連】

以下、混乱が無いように、

  • 「Windows 8.1(無料)に更新する」というタイトルで「ストアにアクセスする」か「後で通知する」を選ぶものを 『従来型の通知』
  • 「Windows 8.1 へのアップデート」というタイトルで「今すぐ再起動」「1時間後」「2時間後」「4時間後」(「後で確認する」)から選ぶものを 『新しい通知』

と呼ぶことにします。
単に「通知」の場合は双方を指します。

今出ている情報を総合して、対策として出来そうな事は以下の通りです。
参考にしたサイトを最後の参考の欄に挙げていますので、そちらも併せてご覧ください。
いずれも、試される際は自己責任でお願いします。
しっかりアップグレードの準備が整うまで、これらで時間稼ぎです。

(1)KB2871389をアンインストール

Windows 8.1への更新準備を行うための更新プログラムKB2871389を削除します[3]
通知はアップデート可能な条件が揃えば表示されるものらしく、敢えて条件を外しておく方向性の対策です。

※※※
(この記事の時点で)8.1へのアップグレードに必須の更新プログラムである他、(2)で述べるKB2973544、KB3008273適用の必要条件にもなっています。
今のところ、強制的なものに対する備えとしては、これを切っておくのが最も有効と思います。

(2)KB2885699KB2973544KB3008273をアンインストール

通知を表示させる更新プログラムKB2885699を削除します[4]
KB2973544はKB2885699を書き換えるものです。あれば、KB2885699と共に削除します。
これらがWindows Updateに再表示される場合は、非表示にしておきます。

ただ、これは従来型の通知を表示しない方法として紹介されてきたものです。
前述の通りKB2885699を削除済みの状態で新しい通知が表示されましたので、新しい通知の抑制には(これだけでは?)効果がない可能性もあります。

KB3008273は10/28公開の推奨される更新プログラムで、KB2973544を書き換え、自動的にWindows 8.1へのアップグレードを有効にすると説明されています。これも、あれば削除します。

※※※
KB3008273のリリース前から新しい通知が表示されていましたので、この項に書いた3つの更新プログラム以外に、一見して分からない形でアップグレードに関する更新が入っているものと思われます。
念のため3つとも削除しておくのがベターですが、他の対策と併用する事をお勧めします。
(※TechNet Blogsの説明では、KB3008273を削除し、その後再びインストールしなければ、少なくとも今回の新しい通知は出ない事になっています。)

(3)レジストリの書き換えでアップデートを抑制する

レジストリに関しては、2つ情報が見つかりました。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsStore キー(←無い場合は作成)下に DWORD値「DisableOSUpgrade」を作成し、値を「1」に設定[5][6]
    (=グループポリシーにおいて「最新バージョンの Windows に更新するストアのオファー」を無効にする)
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\UpgradeNotification キー下のDWORD値「UpgradeAvailable」を「0」に設定[3][6]

書き換え後、設定を反映させるために再起動します。
念のため、レジストリの編集前に復元ポイントを作っておくことをお勧めします。
(※既に「○時間後」を選んでいる場合、レジストリ変更後の再起動によってアップデートが始まってしまいます。ご注意下さい。→アップデートをキャンセルし、回避する方法について

(4)詳しいことが分かるまで、10月の月例アップデートの適用を保留する

新しい通知による真の意味での強制アップデートの話が出始めたのは今月半ば頃らしく、月例アップデートで何かあった可能性があります。私が最初に新しい通知を見たのも、10月アップデートの翌日、10/15でした。
Microsoftのカスタマーサービスで直接そのような話を聞いたという情報も[7]

まだインストールしていない場合は保留し、インストール済みの場合はコントロールパネルの「プログラムと機能」で「インストールされた更新プログラムを表示」して、インストール日が2014年10月のものを一旦削除します。

ただし、当然ながら、更新を行わない(取り消す)ことで不具合や脆弱性が放置されるリスクはあります。
10月アップデートを行っていない端末をターゲットにした攻撃コードが出回っているとのことなので、リンク先に書かれている脆弱性に関するものだけはパッチを当てた方が良いかもしれません。

(5)それでも通知が表示されたら、Alt+Ctrl+Delでメニュー画面に逃げてシャットダウン「今すぐ」以外を選んでストアからキャンセルを試みる

通知が表示されると他のことは何もできなくなりますが、Alt+Ctrl+Delは効くとのことです[1]。とにかく何も選ばずに終了させれば、その場は逃れられそうです。
再度電源を入れてすぐに通知が再表示されないようなら、上の対策を実行してみるのも良いと思います。

(11/13追記)
新しい通知で「○時間後」を選んだ後、ストアからキャンセルできるようです。
アップデートをキャンセルし、回避する方法について


【アップデート通知の非表示化(2):その他の予防策】

内容を確かめないまま自動更新でアップデートに関わるものを入れてしまわないよう、Windows Updateの設定を変更しておくと、より安心かもしれません。

  • 重要な更新プログラムを「確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に。
  • 推奨される更新プログラムを「重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックを外す。
    (※KB2885699は「推奨」でした。ふるい分けの一助として。)
  • Windows Update実行直前に、必ずコントロールパネルの「回復」→「システムの復元の構成」から復元ポイントを作成する。(何か起きた際の巻き戻し用)
  • 参考にしたサイトの中では取り上げられていませんでしたが、推奨される更新のうちKB2917499KB2957026もアップグレードに関わるものです。当面Win8.1に変えるつもりがなければ、消してしまっても良いかも。

 

【アップデートをキャンセルし、回避する方法について】

22日時点では発見できませんでしたが、今後、実際始まるまでにキャンセルする方法について情報が出てくるかもしれません。まずはキャンセルの方法を探してみてください。
11/4付で、TechNet Blogsにキャンセル方法などが載りました。以下のリンク先をご覧ください。
「Windows 8.1 へのアップデート」 と表示された場合 - CS3 Windows

 

【通知を表示しないために色々やってみた結果】

  • KB2871389をインストールしない。
  • KB2885699、KB2973544、KB3008273をインストールしない。
  • 念のためKB2917499、KB2957026をインストールしない。
  • 回避策(3)に書いたレジストリの編集(2か所)

を対策として実行した上で、10月の月例アップデートの「重要」カテゴリを表示されただけ全て(下のおまけ1でASP.NET MVC関連を除く全て)インストール。今のところ新しい通知は表示されていません。

↓参考:現在のストアの様子。
[PNG-12KB]

(2015/04/26 追記)
環境が整ったのでアップデートしましたが、この記事の時点からの約半年間、通知の類が出現することはありませんでした。いちいち対応に煩わされることなく時間稼ぎできました。[追記ここまで]


【おまけ1:2014年10月14日公開の更新プログラム】

(1)重要
  • [MS14-056]Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
    • KB2987107 Windows 8 for x64-based Systems 用 Internet Explorer 10 の累積的なセキュリティ更新プログラム
  • [MS14-058]カーネル モード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される ...の関連
    • KB3000061 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム
  • [MS13-060]Windows OLE の脆弱性により、リモートでコードが実行される ...の関連
    • KB3000869 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム

──────
上記3つの脆弱性については、独立行政法人 情報処理推進機構サイトに警告が出ています。
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20141015-ms.html
──────

  • [MS14-057].NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される ...の関連
  • [MS14-059]ASP.NET MVC の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる の関連
  • その他
    • KB3001237 Windows 8 for x64-based Systems 用 Internet Explorer Flash Player のセキュリティ更新プログラム
      (マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: Internet Explorer 上の Adobe Flash Player の脆弱性に対応する更新プログラム)
    • KB2973501 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム
      (Windows 8 および Windows Server 2012 の RDP の制限された管理をサポートする更新プログラム)
    • KB2977292 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム
      (マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: TLS の使用を可能にする Microsoft EAP 実装の更新プログラム)
    • KB2975331 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
      (Windows RT、Windows 8 の Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ:2014年 8 月)
      ※サポート文書におけるリリース日は「2014 年 9 月 2 日」だが、Windows Updateでは公開日「2014/10/14」と表示されている。
    • KB2984005 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
      (Windows RT、Windows 8 の Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ:2014年 9 月)
    • KB890830 Windows 8、8.1 および Windows Server 2012、2012 R2 x64 Edition 用 Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2014 年 10 月
(2)推奨
  • KB3000988 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
    (MSIパッケージでインストールを行う際、「ユーザーのプロファイルは一時プロファイルです」というエラーが表示される)
(3)オプション
  • KB2995387 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
    (Windows RT、Windows 8 の Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ 2014年 10 月)

……など?


【おまけ2:Windows 8.1をWindows 8に戻す】

何らかの事情で事前回避に失敗した場合、一旦アップデートが終わった後でPCのリフレッシュか、それが無理ならリカバリディスクを使った初期化などで対処することになります[8]。まずは、それらに備えて重要なデータや設定のバックアップを行うことをお勧めします。

<リフレッシュによる巻き戻しを検討されている方へ>
いくつか注意した方が良い点があります。
また、カスタム回復イメージの利用をお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、Windows 8で作成したカスタム回復イメージはWindows 8.1では使えません。
その辺の対策も含めて、事前に実際やってみた際の記録をお読みいただければ幸いです。


【おまけ3:Windows 8.1にアップグレードする前に】

メーカー製のパソコンを使っているなら、まずメーカーのサイトをチェックする事をお勧めします。恐らく、アップグレードの際に注意すべき点や、アップグレードすると使えなくなるものなどを書いた記事が存在していると思います。

周辺機器やアプリケーションは、事前に互換性を確認しておきます。
・製造元や販売元サイト、製品の取扱説明書などを調べる。
・Microsoftのアップグレードアシスタント互換性センターでもある程度チェック可能。
・↑で確認できない時は、可能なら製造元サポート窓口へ。または代替手段を準備。
・(どうしようもない時は諦めるしか。。。)


【参考】

[1] Windows8.1に強制アップデート? - マイクロソフトコミュニティ(2014/10/15)
[2] Windows8から8.1へupdateを促しについて - マイクロソフトコミュニティ(2014/10/09)
[3] How do I stop Windows 8.1 Upgrade message? - マイクロソフトコミュニティ(2013/10/21)
[4] 「Windows 8.1 (無料)に更新する」メッセージを非表示にする方法
[5] Windowsスマートチューニング - Win 8編: Windows 8.1へのアップデートを抑制する|マイナビニュース
[6] Windows 8.1アップグレードの更新通知が表示されるようになるタイミングについて - マイクロソフトコミュニティ(2013/11/08)
[7] Windows8 10月14日公開 update の、KB何番が8.1に促すものでしょうか? (あらゆる理由から8で使用し続けていきたいので) - マイクロソフトコミュニティ(2014/10/19)
[8] windows 8をアップデートしてWindows 8.1にしましたが、Windows 8に戻せるのでしょうか? - マイクロソフトコミュニティ

(参照日:2014-10-22,2014-10-24,2014-10-25)


※※※
私はWindows 8.1を使いたくないわけではなく、ネットが使えなくなる問題を解決してからアップデートしたいだけでした。色々と痛い出費が続いて資金が底をついている現在を避け、来年余裕ができた頃に環境を整えて実行しようと考えていました。
同じように、「“今は”困る」という人もいるだろうと思います(仕事で使っている場合特に)。

今後はアップデートに関わりそうなKBをインストールしない方向で行こうと思いますが、第二、第三の新しい通知が出てきたら、全て回避するのは難しそうです。
問題解決するまでは、何かあってもすぐに巻き戻せる状態を作っておくこと、ですかね。

※※※
蛇足:強制アップデート完了後の話。(→詳細

前と同じに即リフレッシュすれば良かったのに、何とか8.1のまま使えないかと無駄な足掻きをしたお陰で正常にログオンもセーフモードでの起動もできない状態になりました。
仕方ないのでリカバリで初期状態に戻し、今何とかネットにつなげるようになったところです。更地からの復旧になるため、先は長そうです。
(※注:上の「今ネットに~」は、この記事を投稿した10/22の話です。)

自ら罠にはまるパターンは、今回で終わりにしたいものです。
現在、バックアップと、Windows XP→8の乗り換え時に書いておいた普通に使えるようにするまでの手順書が大活躍中、、、

※※※
この記事は10/22 22:54に投稿後、何度か更新しています。
・10/22 投稿(22:54)
・10/24 情報追加
・10/25 文章がおかしかった部分を修正
・10/26 セキュリティに関する情報等を追加
・10/27 KB2957026に関する情報を追加
・10/28 KB2917499に関する情報を追加、タイトル微変更
・10/29 おまけ追加
・11/08 KB2885699→KB2973544ラインの調査からKB3008273関連追加
・11/09 再起動タイミングを選んだ後のキャンセル方法について
・11/13 再起動タイミングを選んだ後のキャンセル方法について更新(情報提供:@toranori_aiba様)
公式的情報の出現に伴い、内容を整理。


(2015年6月追記)
Windows 10への無償アップグレードが始まっています。
8→8.1の時と同じく、アップグレードできる環境なら案内が表示されるようです。
アップグレードの準備が整うまで案内を表示させたくないときは、KB3035583(推奨扱い)のインストールをしないでおくと幸せになれます。

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Windows 8→8.1アップデートからのリフレッシュ

昨日、Windows 8→8.1のアップデート(←ここではMicrosoftの表記に合わせますが、実際はアップグレード)でネットワークアダプタが認識されなくなり、初めてPCのリフレッシュを行いました。
数日前に作成したカスタム回復イメージを用いてリフレッシュ、OSは無事Windows 8に戻り、ネット環境も取り戻したのは良かったのですが──

途中、何もなくすんなり、とは行きませんでした。
────────
(11/5追記)
なお、カスタム回復イメージを用いたリフレッシュについては、@ITの記事が分かりやすいです。回復イメージの手動作成や選択など各種操作の方法についてはこちら、もっと詳しい情報や注意点はこちらで読めます。
では、元の文章に戻って……
────────
アップデートからリフレッシュまでの一連の操作に伴い、気付いた点をいくつか。

  • Windows 8で作成したカスタム回復イメージは、Windows 8.1では使えなかった。そこに無い扱い。recimg /setcurrent ~ も効かない。
    →一旦デフォルト状態にリフレッシュし、カスタムイメージを指定し直して再度リフレッシュする二段階回復。面倒。
  • \Users\(ユーザー名)\AppData以下はカスタム回復イメージ作成時点の状態に戻らず、自分でインストールしたアプリケーションのデータは全て消えていた。
    →ブラウザやメールソフト、その他各種アプリケーションのデータは、直前のバックアップから復活。
  • リフレッシュ後、WindowsやOfficeをはじめとする様々なアプリケーションのライセンス認証や利用規約への同意をやり直す必要があった。
  • ファイルタイプの関連付けが解除された。

全体としては、設定類が全て消えたものの、個人で保存した文書や画像などは保持されたし、インストールしたアプリケーションはカスタムイメージ作成時点の状態が復元されました。完全に初期化して復旧を試みるよりずっと簡単で楽なことは確かですが、ちゃんと計画してやらないと足元すくわれます。

まあ、今回のすったもんだは、私が間抜けだっただけとも。
ネットワークアダプタの説明にはWindows 8.1非対応と書かれていて、事前にしっかりチェックしていました。実際対応していないという意味か、ドライバ等をこれ以上触る予定がないという意味かで迷った末、後者である事に賭けてアップデートし、見事自ら罠にはまったという……

自業自得ですねー。

アップデートやリフレッシュは寝ている間などに実行したため時間的ロスはあまりないのですが、本来負わなくて良かった面倒を背負い込む羽目になり、何とも言えない疲労感を味わっています。
頻繁に表示されるようになったアップデートメッセージが鬱陶しくなってやらかしたわけですが、今から思えばKB2885699のアンインストールが正しい対処法だったかも。。。

【教訓】

  • OSのアップグレードを検討する際、アップグレードアシスタント互換性センター、製品の解説で確認できないことに希望的憶測を抱くと失敗する。
  • OSのアップグレードで何か起きた場合の対策としては、直前に現状を反映させたリカバリディスクを作っておくのが多分ベスト。
  • リフレッシュの際、\Users\(ユーザー名)\AppData以下はカスタムイメージ作成時の状態を復活できない(ことがある?)ため、直前にバックアップしておいた方が無事だと思う。
    リフレッシュ後の C:\Windows.old フォルダから拾えるかもしれないが、自分でコピーを作っておいた方が確実。
  • リフレッシュ実行前に、各種製品キーの所在を確認しておくが吉。


【追記】
冒頭でリンクしたMicrosoftサイトのリフレッシュの説明ページは、出荷時の状態に戻す想定で書かれているらしい事に要注意です。カスタムイメージによるリフレッシュを想定して読むと、意味不明な箇所があります。

  • 特に、アプリに関する説明が謎。
    恐らくは、「ストアアプリはリフレッシュ前にあったものが保持されるが、デスクトップアプリは自分でインストールしたものは消えて出荷時の状態に戻る」という意味。
  • デスクトップに保存される削除されたアプリケーション一覧は、要するに、リフレッシュ時点で存在し、回復イメージには無いデスクトップアプリのはず?
    (……のはずと思うが、バージョンが「使用後」より新しかったり、記憶と違うものが載っていて何とも。)


※※※
最後に、近況など。

不在のお知らせを出してから約1か月半経ちました。秋頃にはまあ片付いているだろうと思っていたあれこれは、まだ片付いてません。もうしばらくは不在が続きます。

ただ、此方でやり残している事にいつ着手できるか分からない状態のまま、ずるずる時が過ぎるのも良くないと考えています。全て凍結するのではなく、重要なもの(テンプレート計画など)のみ出来る時に少しずつ進めていきます。

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