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タグ「CWメモ箱原稿」の検索結果は以下のとおりです。

[CardWirth] 続・Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話

前回「Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話」が、まだ続きました。

(7/15追記)
踊る金狼亭の私家版情報内に、Next→CW1.50宿移植のまとめを掲載しました。
関連記事3つの内容をまとめ、説明を意識した作りになっています。ぜひそちらもご覧ください。

※※※
前回の実験では、PCデータをNext用シナリオに移して圧縮解除、CWXEditorで開いてからクラシックシナリオとして保存し、1.50エンジンで取り扱える形に変換しました。そこまでは、そう難しくありません。
しかし、Environment.wyd にある済印や宿ゴシップの情報をバイナリエディタで移植するという難関があります。ここで間違うと、宿が使えません。
済印・宿ゴシップのもう少し簡単な移植方法はないものか……

というわけで、今回は直接バイナリエディタで移植するのではなく、Pyの逆変換機能を用い、Py宿経由で移植する方法を試しました。以下、実行した手順と結果です。
<最終更新:2019.07.13 2:38>

<Environment.wyd情報の移植(Py宿経由)>

実は、Next宿のEnvironment.wydは圧縮されていない。そのため、バイナリエディタで開けば、済印や宿ゴシップの情報がそのまま読める。

そしてさらに。
テキストエディタで開けば、テキストはテキストとして読むことができる(←ここ重要)。
ただし、うっかりテキストエディタで上書きすると宿が壊れるので、そこは気をつけた。

  1. あらかじめNextエンジンのユーティリティモードで、(1)最新・最古の済印、(2)最新・最古の宿ゴシップ をそれぞれ調べてメモしておく。
  2. Pyで空の宿を作り、Environment.xml をUTF-8対応のテキストエディタで読み込んでおく。
  3. Next宿のEnvironment.wydをテキストエディタで開き、最も古い済印から最も新しい済印までをコピーして、空のテキストファイルに貼り付ける。
    (※古い方から新しい方へ、1行に1つの済印が並ぶ形になったはず。)
  4. 各行の先頭に「<CompleteStamp>」、末尾に「</CompleteStamp>」を挿入し、全ての行が「<CompleteStamp>(済印テキスト)</CompleteStamp>」の形になるようにする。
    (※テキストエディタに一括置換機能があれば、それを使って改行部分を置換していくと早い。)
  5. Py宿 Environment.xml の<CompleteStamps>~</CompleteStamps>の間に、1つ前で加工した済印データを貼り付ける。
  6. 宿ゴシップについても、手順は同じ。最新・最古の宿ゴシップの出現位置からデータを取り出すべき範囲を確定し、4~5の手順を、
    <CompleteStamp> → <Gossip>
    </CompleteStamp> → </Gossip>
    <CompleteStamps>~</CompleteStamps> → <Gossips>~</Gossips>
    と置き換えて実行する。
  7. 宿全体の所持金も、ここで調整しても良いかも。
    「<Cashbox>4000</Cashbox>」となっているところを書き換える。
    (※4000→準備段階でメモした元の宿の所持金合計にする。)
  8. 書き換えた Environment.xml を保存。
    Next宿の Environment.wyd は、何もせずそのまま閉じる。
  9. 2で作成したPy宿の逆変換を行い、CW1.50用に変換。
    生成された Environment.wyd を、PCデータを移植した1.50宿のフォルダ内にコピー、上書きする。

こちらの方が、ミスは少ないかもしれません。

PCデータの移植方法は、前回の記事どおりが良いと思います。


実は、PCデータも、Py宿経由で1.50に移動させることができます。
展開されたWSN(XML)形式シナリオのキャストデータは、基本的に3行書き換えれば(キャラ画像は抜け落ちるものの)そのまま宿の冒険者データとして使えます。これを利用して、PCデータをCWXEditorで変換する際にXML形式で保存し、一度Py宿を作るやり方です。
その後、この記事の上の方で紹介した方法で Environment.wyd の情報も移植し、PCデータ含む全体を逆変換で1.50用に変えるのですが、この方法には直通の変換にない以下2つの欠点があります。

  • CWXEditor上の取り扱いがWSN形式で完結するため、効果音埋め込みの所持カードに全くエラーが表示されない。逆変換で効果音が消えるケースに気づけない可能性がある。
  • 逆変換により1.50仕様のカードが削除されることがあり、結果として直通変換よりも多くの所持カードを失う可能性がある。
    (※今回試したところでは、1.50仕様シナリオで入手した技能「焔紡ぎ」などが消えました。)

※※※
済印・宿ゴシップをテキストとして移植する今回の方法、バイナリ編集よりも楽かもしれませんが、やはり簡単楽々というわけにはいきませんね。多少楽になる程度のものです。
問題点の方は、前回記事に書いたとおりで、何も変わりません。

もしどうしてもNext宿を1.50環境に移植したいなら、PCデータはNext→1.50直通で、Environment.wyd にある情報はPy宿経由で変換するのがベターではないか。というのが結論です。
もちろん、元の宿は、事前バックアップ必須です。


[関連記事]
Next宿をCW1.50などに移植できるようになるかも、という話
Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話
・続・Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話(←現在地)

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[CardWirth] Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話

前回「Next宿をCW1.50などに移植できるようになるかも、という話」の続きです。
<最終更新:2019.07.13 2:38>

(7/15追記)
踊る金狼亭の私家版情報内に、Next→CW1.50宿移植のまとめを掲載しました。
関連記事3つの内容をまとめ、説明を意識した作りになっています。ぜひそちらもご覧ください。

※※※
7/7、Next専用シナリオの読み書き機能がついたCWXEditorがダウンロードできるようになりました。そこで、さっそく、6月末に予定していたNext宿移植を試してみることに。
以下の手順で試し、外見的にはだいたい移植できたような感じです。
(ただし、重大な問題点があります。下の方の問題点の項をご覧ください。)

<Next宿側の準備>

  1. 宿内に存在する全ての技能・アイテム・付帯能力カードを、いずれかのPCの所持欄に移動する。
    (※入りきれないときは荷物持ち用の仮PCを作成する。荷物袋、カード置き場、バックパックにカードを残さない。)
  2. 全てのPCについて、それぞれEP値を記録。
  3. 全てのPTを解散し、宿全体の所持金をメモしておく。
  4. セーブ。

<1.50宿側の準備>

  1. Next宿と同名の宿を作成。
  2. Next宿に所属するPC全てについて、同名のPCを作成する。
    (※荷物持ち含む。名前だけ一致していればよく、他の設定は適当でもOK。)
  3. ユーティリティーモードで宿の所持金額をNext宿の方に合わせる。
  4. 1.50宿をユーティリティモードで起動、適当な名称の済印・宿ゴシップを1個ずつ追加。
    (※後で行う済印と宿ゴシップの移植の際、置換範囲を明確化するため。)
  5. セーブ。

<PCの移動>

まず、シナリオ作成ツールを、以下の設定に変更する。

  • Next付属のWirthBuilder→環境設定で「シナリオのファイル圧縮を無効化」にチェックを入れて適用
  • CWXEditor→ツール>エディタ設定の「その他」タブで、対象エンジンを「CardWirth 1.50」に設定

両方の設定が終わったら、WirthBuilderで適当な空シナリオを新規作成する。
この新規シナリオを用いて以下の手順を繰り返し、Next宿の全ての (キャラ名).wcp ファイルについて処理を行う。

  1. (キャラ名).wcp を上で新規作成したシナリオのフォルダ内にコピーして Mate1.wid に改名。
  2. シナリオをWirthBuilder 1.2.0以降で開いて圧縮なしで保存。
    (※シナリオ保存後、Mate1.wid は Mate0.wid になっているはず。)
  3. 2で保存したシナリオを、Nextシナリオ読込対応のCWXEditorで開く。
  4. 編集>検索と置換 で、キーワード「@@@NEXT」を用いて「テキスト検索」を行い、検出されたPCの所持カードを削除。
    (※クラシック形式にした後に削除しようとすると、削除後の保存ができない(ことがある?)。必ずWSN形式として扱われている間に削除しておく。)
  5. 編集>検索と置換 で基準を「CardWirth 1.50」とした「誤り検索」を行い、CW1.50が対応していない所持カードを探す。あれば削除。
    (※CWXEditorによる自動変換で気づかないうちにカードの内容が変わる危険性をできるだけ減らすため、クラシックシナリオとして保存する前に誤り検索しておく。)
  6. 名前を付けて保存で、クラシックシナリオとして保存する。

    この後、9番の段階に進むまでは、CWXEditorを閉じずに作業を続けること!(※一旦閉じると、自動変換で内容が変わった非対応部分を見つけられなくなる可能性がある。)

  7. キャストの所有カードで残っているものについて、1つずつ編集画面を開ける。
    「OK」のボタンに警告表示が出ていたら、そのカードは削除する。
  8. それでも残ったキャストの所有カードのうち、使用時イベントがあるものは、1つずつ使用時イベントの編集画面を開ける。
    イベントツリーのどこかに警告表示が出ていたら、そのカードは削除する。
  9. 上書き保存で、非対応の所持カードがなくなった状態を保存する。
  10. Mate0.wid の名称を (キャラ名).wcp に戻し、1.50宿の同名ファイルに上書き。

全キャラ分処理が終わったら、次へ。

<移動で抜け落ちるデータの復元>

  1. 1.50宿を1.50エンジンで読み込み、PCのカード画像を設定し直す。
    (※自分のPCなので、元のファイルは持っている前提で。)
  2. 各PCのEPは、システム称号「@EP」(←全て全角)の点数で管理されている。
    準備の際に作成した記録を元に、ユーティリティモードを用いるか、簡単な称号配布シナリオを作って復元する。

<Environment.wyd情報の移植>

(7/13追記:バイナリエディタでの編集はちょっと……という場合、別の方法もあります。)

実は、Next宿のEnvironment.wydは圧縮されていない。そのため、バイナリエディタで開けば、済印や宿ゴシップの情報がそのまま読める。
[PNG-4KB]

  1. Next宿の Environment.wyd から済印領域(「済印文字列+改行」の繰り返し領域)だけをコピーして、1.50宿の済印領域(1で設定した適当済印の文字列+改行の部分)と置換する。
  2. 置換後の該当部分のデータのサイズが何バイトあるか調べて、置換した部分直前のデータ長の辻褄を合わせる
    (※済印領域直前の4バイト分がデータ長。)
  3. 宿ゴシップについても同じ。
  4. 書き換えた1.50宿の Environment.wyd を保存。

<パーティーや荷物袋・カード置き場構成の再現>

  1. PTを再結成し、荷物袋・カード置き場にあったカードを戻す。
  2. 荷物持ちPCを作成していた場合は、削除。
  3. セーブ。

以上。

ここまでの作業の結果として、アルバム情報とPC所持カードの出典情報を除いて、見た目的には元のNext宿と(たぶん)同じの1.50宿が完成し、動きも問題なさそうでした。

【重要】この方法による移植の問題点

  • 効果音が埋め込まれたカードなど、一部CW1.50で取り扱えないにもかかわらず、誤り検索で検出できないものがある。
    非対応カード探しは手間を惜しまず慎重に行わないと、宿移植によって気づかないうちに所持カードの内容がオリジナルから変化してしまうことがある。
  • 圧縮解除の際、各PCのデータを一旦シナリオの一部として保存する必要があるため、所持カードの出典情報(カード情報右下のシナリオ名+作者名)が、一律圧縮解除に使ったNextシナリオの情報に置き換わる。
  • アルバムのPCは、移植ができない。
  • 不具合の有無の検証が難しい。
    ほとんどは異常が発生して初めて顕在化することになると思われ、その点を納得した上で実行する必要がある。

なお、7/7時点の最新版でテストした結果です。
CWXEditorの今後の更新によって問題点の一部が緩和される可能性がありますが、そもそもイレギュラーな使用法のため、上手くいったらラッキー程度に考えた方が良いと思います。

※※※
今回は、下の方で紹介している称号データを手作業で切り貼りした実験よりも楽だったし、所持カードの移動が容易い利点もあります。ただ、やはりそれなりに時間がかかり、神経を使う作業になるのも事実です。上手く行かないこともありますし、上手く行ったように見えても問題が無いとは限らず、手軽にできるというものではありません。
結局、方法があったとして、実際やろうとする方はいないのじゃないかと……。

オマケで作ったもの:データ長部分の修正用→
(数値欄にデータ長(何バイトあるか)を入れて、変換ボタンを押す。)

結果の現物を見たい方のために、移植前後の宿データ詰め合わせを公開しています。
ダウンロードはこちらへ。

※※※
この移植実験では、CW1.50には無い要素がWsn.4を経由した変換でどうなるかを見るため、PCに次の6種類のカードを持たせていました。
中には誤り検索だけでは検出できなかったものもあり、所持カードが多いと、非対応カードの削除は多少面倒です。

非対応要素の種類 誤り検索 CW1.50宿での挙動
バックパック対応 非検出 問題なし
名称が全角8文字 非検出 問題なし?
効果音が埋め込み 非検出 音が鳴らない
キーコードが10個 検出 ---
使用時イベントでセーブ・中断を制限 検出 ---
使用時イベント内の効果コンテントが
カードの効果目標を対象としている
検出 ---

カードの「バックパック対応」設定は、クラシックシナリオにするときに自動で削除されるようで、全く影響ありませんでした。
全角8文字名称のカードも、特に何もなく移植できました。CW1.50でも、そのまま8文字名で表示されます。ただ、文字列の中身によってはカードの台紙からはみ出たり、メッセージにカード名表示されるときおかしくなることがあるかもしれません。

※※※
シナリオ作成ツールを使った場合のデータの整合性等に不安を感じるなら、各PCの称号を手作業で移植する方法もあります。正規のツールを使うなら、ユーティリティモードで。しかし、バイナリエディタの方が簡単です。
宿ゴシップと済印の移植は、上に書いた方法で、割と簡単に行えます。
宿にあるスキルやアイテムなどは、CW1.50でも使えるものだけ、1つずつユーティリティモードで配布するしかありません。


[関連記事]
Next宿をCW1.50などに移植できるようになるかも、という話
・Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話(←現在地)
続・Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話

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[CardWirth] Next宿をCW1.50などに移植できるようになるかも、という話

(7/8追記)
7/7、Next専用シナリオの読み書き機能がついたCWXEditorがダウンロードできるようになっていたので、さっそく実際やってみました。
結果、見た目的には移植できた感じになりました。実際やってみたメモと結果は、続きの記事にあります。
続き「Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話」

(7/15追記)
踊る金狼亭の私家版情報内に、Next→CW1.50宿移植のまとめを掲載しました。
関連記事3つの内容をまとめ、説明を意識した作りになっています。ぜひそちらもご覧ください。
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昨日、まつ(@knbn_tikt_cw)さんが、こんなことをツイートされていました。

──CWXEditorにNext専用シナリオの読み込み機能が実装された場合、もしかしたらNextから1.50などへ冒険者のデータ(宿データ)を移動できるのでは?

面白そうだったのでちょっと色々試してみたのですが、手間さえ惜しまなければ、たぶんほとんど丸ごと移植できるのじゃないかなぁと。なお、あくまでCWXEditorにNext専用シナリオの読み込み機能が実装されたらの話です。(つまり、今はまだできません。)

恐らく、以下の手順でいけるはず。
CWXEditorのNext専用シナリオの読み込み機能が現実になったら、実際試してみますかね。もし可能になったら、後で試す用メモです。

(※ここにあった後で試す用メモの内容は、実際やってみたメモに移動しています。)

※※※
ちなみに、以前実験したところでは、上の方法でNext宿のPCデータの圧縮を解除しておいて、

  1. PCの解説欄(←選んだ素質や特性が分かる)を参考に、1.50宿で同じ初期設定のPCを作成。
  2. 称号データをバイナリ編集で1.50宿のPCに移植。

という手順で、PCのみの移植ならできました。

圧縮解除したNext宿PCの称号情報をコピーして、1.50宿にいる同名PCの称号情報に上書きし、最後に称号個数を書き換えてつじつまを合わせるやり方です。ただ、各PCの所持称号が相当に多かったので、それぞれ何個あるか数えるのに手間がかかり、CW1.50側でPC4人分の称号所持状況を再現したところで心が折れました。
所持称号の再現ができたら、Next宿に存在したアイテムや技能などカードをユーティリティモードで配布するつもりだったのですが、各カードの出典シナリオを調べて集め、そこから1つずつ手動で配布すると思ったらとてもやる気が起きず、カードの配布は手つかずで終わりました。

ということで、PCの称号は、今でも圧縮解除→バイナリ編集で移植可能です。
済印と宿ゴシップの移植は、実は割と簡単です。
アイテムや技能なども、ユーティリティモードで相当頑張れば移植できるかもしれません。

つまり、宿内にあるカードを諦めることができ、バイナリ編集に抵抗がないなら、Nextから1.50への宿の移植は、現在も比較的簡単に実行できます。
ただ、上の手順を実行するより、各エンジンに宿を作った方が断然楽そうです。方法があったとして、実際やろうとする方はいないでしょうね……。


[関連記事]
Next宿をCW1.50などに移植できるようになるかも、という話(←現在地)
Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話
続・Next宿をCW1.50に移植できたかも、という話

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[CardWirth] CardWirthで使える素材まとめ(10/5更新)

公式各バージョン及び私家版で、どのファイル形式が使えるのかまとめです。
あくまで「エンジンで再生可能か」のまとめというところにご注意ください。
付属のエディットツールで扱えないファイル形式を含むことがあるので、ファイル選択リストに出て来なければCW1.50付属のWirthBuilderを使ってみてください。

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(追記)
踊る金狼亭・メモ箱に、もう少し詳しく調べた結果を、表形式でまとめて掲載しました。今後変化があった時は、そちらの方を更新します。
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【BGM】
MIDI:1.20以降(全バージョン?)
MP3:1.28以降(1.28はループなし、1.29からループ再生可。CW1.20もMP3対応版なら……)
WAV:1.28以降
OGG:1.30以降(1.30はBASS再生時のみ、1.50は完全対応)
(※Next、PyはCW1.50と同じ。)

  • NextとPyは、RPGツクール仕様のMIDIループ(CC111)に対応している。
    CW1.50は非対応のため、MIDIは常に曲全体がループされる。


【効果音】
WAV:1.20以降(全バージョン?)
MP3/OGG/MIDI:1.30以降(1.30はBASS再生時のみ、1.50は完全対応)
(※Next、PyはCW1.50と同じ。)

【セル画像】
BMP:1.20以降(全バージョン?)
JPEG:1.20以降
PNG:1.50以降
(※NextはCW1.50と同じ。PyはCW1.50と同じ+アニメなしGIFも使える。)

  • CW1.29~1.30で透過BMPをセルに設定する場合、マスクをOFFにしないと表示がおかしくなる。
  • CW1.50やNextでアルファチャンネルなしのPNGをセルに指定した場合、マスクのON・OFF状態の影響を受けない。必ず見たままの表示になる。


カード参照】
BMP:1.20以降
PNG/GIF(アニメなし):1.50以降
(※Next、PyはCW1.50と同じ。)

【カード格納】
BMP:1.20以降
(※NextはCW1.50と同じ。PyはPNGやGIFも格納で表示できる。)

  • BMP以外では、WirthBuilderでPNG、CWXEditorではPNGとGIFを格納する画像として選択できる。しかし、シナリオ内に取り込まれる際の画像の扱いが異なるので注意が必要。
  • WirthBuilderでは、PNG画像は格納する際にビットマップ変換される。
    WirthBuilderが同梱されているCW1.30/1.50及びNextでPNGの格納が可能だが、実はエンジンは格納されたPNG画像の表示に対応していない。格納時にビットマップとして取り込まれるため表示できているだけ(重要)。
    • 格納時のBMP変換のため、CW1.30や1.50に付属のWirthBuilderでPNGを格納したシナリオは、結果的にCW1.20~1.50でも画像の表示が可能。
    • 透過PNGを格納した場合は透過BMPに変換され、エンジンの透過BMP対応状況の影響を受ける。
  • CWXEditorの「クラシックシナリオ」では、PNGやGIFはそのままPNG・GIFとして格納される。
    このためBMP以外の格納表示に対応していないCW1.20~1.50及びNextでは「ビットマップイメージが不正」や「ビットマップ画像が無効」のエラーが出る。

 

透過BMP

透過BMPの表示に対応したのは、CW1.29の時です。
それ以前のバージョンでも表示は可能ですが、アルファチャンネルの情報が適用されないため見た目がおかしくなります。
注意すべきは透過BMPをセルに使う時で、CW1.50では設定によらず透過情報付きの見たまま表示ですが、CW1.29~1.30ではマスクをONにしていると透明度≠0部分の背景が白く表示されます。マスクOFFにしておけば、透過BMP対応バージョンならどれでも正常に表示できます。

規格外を許容

WirthBuilder(CW1.30から同梱)では、カード画像の格納に「規格外を許容」オプションがあります。
74×94サイズ以外の画像も選べるようにするものですが、これを使った時のエンジン上での見た目はCW1.20~1.29でもCW1.30やCW1.50と同じです。

私家版では……

Nextで使える素材は、画像・BGM・効果音ともCW1.50とほぼ同じです。
異なるのは、恐らくNextがRPGツクール仕様のMIDIループ(CC#111)に対応していることのみです。

PyではNextと同じ素材が使えるほか、セルの画像にアニメなしGIFが使えたり、PNGをそのまま格納できたりします。「使える素材」ではないですが、セル画像にアルファチャンネルなしのPNGを指定した際、CW1.50やNextとは異なりマスクが正常に働くという違いもあります。

Nextで作成したシナリオはNext専用になるため他のエンジンを考えなくても大丈夫ですが、Py(CWXEditor)のクラシック形式で作成したシナリオはCW1.20~1.50やNextのユーザーがプレイする可能性があるため、他エンジンと異なる部分が入る時は付属テキストに書くなどしておいた方が親切かも。


※※※
昨日TwitterでNextとPyはOGGに対応しているというツイートを見かけて、反射的にCW1.30と1.50も対応していると呟いたのが、この記事の始まりでした。
CardWirthは新しくなるにつれて使える素材形式が増えてきましたが、何がいつ使えるようになったのかはあまり知られていないのではないかと思います。また、付属のエディットツールで扱えるファイル形式とエンジンで再生可能なファイル形式が異なっていることもあり、それも話をややこしくしています。

なお、私家版については、記事最終更新時点の最新版の情報です。
(Next1.60&WirthBuilder1.2.27 / Py1.1&CWXEditor4)

※素材以外の仕様変更も含めた各バージョン変更点まとめはこちら


【情報提供】
CWXEditorの格納の仕様については、@ankkkcwさんに情報を頂きました。ありがとうございますm(_ _)m

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[CardWirth] 各種エンジンにおけるセリフコンテントの仕様の違い

CW1.30/1.50新機能代替サンプル内の特定のPC【A】が別のPC【B】の名前を呼ぶサンプルが、Pyでは上手く動かないという某所での会話から、セリフコンテントの、と言うかその後方の選択肢の扱いがエンジンによって異なることが判明しました。

時間が無い方のために、結論だけ先に書いておきます。

話者が持つ称号がコンテント内に含まれるセリフパターンの称号条件のいずれにも一致しない時、

  • セリフの表示が飛ばされるのは各エンジン共通だが、セリフ後方の分岐(選択肢として表示される部分)の扱いが異なる。
  • CW1.20~1.50/Next1.60では必ず分岐の一番上の枝に自動で処理が進むが、Py0.12.2では何らかの文字列が設定された選択肢が1つ以下の場合のみ一番上に自動で処理が進む。


何言ってるのか良く分からんと言う方は、以下の例をご覧いただくと分かると思います。

例えば、

セリフ(誰も持っていない称号が条件)「うんたらかんたら」
├【】→メッセージ「1」
├【2に進む】→メッセージ「2」
└【3に進む】→メッセージ「3」

というイベントがあったとします。【】の中は選択肢ラベル(OKとかYesとかNoとか入っているあれ)です。

これをCW1.50、CWNext1.60、CWPy0.12.2でそれぞれ実行すると、

●CW1.50/Next1.60
・セリフ「うんたらかんたら」は表示されず、メッセージ「1」が表示される。

●Py0.12.2
・セリフ「うんたらかんたら」は表示されず、[どれか一つを選択してください。] 2に進む/3に進む との選択肢が出現。

と実行の結果が異なりました。
正規版やNextではセリフは表示されずに1番上の分岐に進みましたが、Pyでは空のセリフ+選択肢と同じ扱いになっています。


そこでもう1つ、以下のようなイベントを試してみました。

セリフ(誰も持っていない称号が条件)「うんたらかんたら」
├【】→メッセージ「1」
├【2に進む】→メッセージ「2」
└【】→メッセージ「3」


前のと何が違うかというと、3番目の選択肢ラベルが空白になり、文字列が設定された選択肢が1つに減っています。そして、このイベントを実行した場合は、どのエンジンでもメッセージ「1」のみ表示されるのです。

今度は、Pyでもセリフ後方の分岐構造が無視されました。
Pyでは、表示が行われなかったセリフ後方に意味のある選択肢が存在しない時(=何らかの文字列が設定された選択肢が1つ以下の時)は分岐が無視され、そうでない時はメッセージなしの選択肢として扱われます。
他のエンジンでは、後方がどうなっていようと、全ての場合で分岐が無視されます。


そこで、冒頭の結論部分です。

話者が持つ称号がコンテント内に含まれるセリフパターンの称号条件のいずれにも一致しない時、

  • セリフの表示が飛ばされるのは各エンジン共通だが、セリフ後方の分岐(選択肢として表示される部分)の扱いが異なる。
  • CW1.20~1.50/Next1.60では必ず分岐の一番上の枝に自動で処理が進むが、Py0.12.2では何らかの文字列が設定された選択肢が1つ以下の場合のみ一番上に自動で処理が進む。

と、なってました。
某所での会話に参加していた方が、Pyの開発者さんにこの現象を報告されるそうなので、いずれ修正されるかもされないかもしれません。


なお、特定のPC【A】が別のPC【B】の名前を呼ぶサンプル(CW1.30/1.50新機能代替サンプル)ですが、名前を呼ぶセリフ直後の選択肢で、何かの文字列が設定されたものを1つにすれば問題なく動きます。
↑の言い方で分かり辛ければ、セリフが表示される時に選択肢がつかないようにする、とお考えください。



※※※
なぜこうなっているかを考えると、たぶん、シナリオ作成者が明らかに選択肢作りたかったんだろうなという時に選択肢表示してくれる親切機能の結果というのが、最も妥当な推測だと思います。仕様である可能性が高く、影響も特殊な条件下に限られるので、私は報告する決断に至れなかったかもしれませんね。。
ともあれ、今後別の何かを発見した時のために、余裕のある時にBitbucketに登録しておきますか。


(5/26追記)
この件について、メモ箱の私家版エンジン情報に追加しました。

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[CardWirth] アクションカードの中身(CW1.50のバグによる調査)

昨日、CW1.50で、バトルの開始イベント内でシナリオクリアコンテントによって宿に帰還させられると、PCのアイテム欄に戦闘で配布されたアクションカード(攻撃や防御など)が残り、次回から宿データをロードできなくなってしまう不具合が発見されました。
(シナリオクリアの時点で戦闘が中断されるが、戦闘終了処理が行われない?)

詳しい症状など踊る金狼亭の方でまとめましたので、不具合の中身や対策についてはそちらでご覧頂くとして、この記事ではその不具合を利用してアクションカードの中身を調べた結果を公開します。公式サイトの情報と重複する部分もありますが、公式サイトに載っていないことや表に現れないことも加えて書いていきます。【ネタバレ注意?】

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(追記)
踊る金狼亭・メモ箱に内容をコピー済みです。→「アクションカードの中身」
今後変化があった時は、メモ箱の方を更新します。
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※※※
以下は、不具合を利用して宿に持ち帰ったアクションカードの内容を、バイナリエディタで確認したものです。
あくまでCW1.50の仕様で、CW1.20~1.30でも同じかどうかは分かりません。無属性や必中が使われている部分やキーコードは少なくともCW1.20では違うんじゃないかと思うし、表に見えないところは全く不明です。その点にご注意ください。


●攻撃
戦闘行動カード(攻撃)。敵一体に対して武器による攻撃を行う。最も配布率の高い戦闘の基本となるカードである。この行動には筋力と勇猛さが要求される。実体を持たない目標には効果を発揮しない。
・要素:筋力+勇猛/発声:不要
・対象:敵方単体/物理+回避/成功補正:±0
・効果:[全]レベル比2ダメージ
・能力値修正:なし
・キーコード:一撃

● 会心の一撃
戦闘行動カード(攻撃)。敵一体に急所を突く致命的な一撃を見舞う。命中率、ダメージともに高く、高レベルの敵に対して有効である。その使用には器用さと勇猛さが必要とされる。実体のない目標には効果を発揮しない。
・要素:器用+勇猛/発声:不要
・対象:敵方単体/物理+回避/成功補正:+2
・効果:[全]レベル比3ダメージ
・能力値修正:なし
・キーコード:攻撃

●渾身の一撃
戦闘行動カード(攻撃)。全身全霊をこめた一撃を敵一体にぶつける。目標に与える被害は極めて大きいが、命中率が悪いという欠点を持つ。武器による攻撃のため、実体を持たない目標には効果がない。その使用には筋力と闘争心が必要とされる。
・要素:筋力+好戦/発声:不要
・対象:敵方単体/物理+回避/成功補正:-2
・効果:[全]レベル比4ダメージ
・能力値修正:なし
・キーコード:攻撃

●フェイント
戦闘行動カード(攻撃)。敵一体に対し、隙を生み出す偽装攻撃を仕掛ける。実質的な被害を与える事はないが、目標は動揺し行動の自由を奪われる。使用には器用さと狡猾さが要求される。正常な精神を持つ目標にしか効果がない。
・要素:器用+狡猾/発声:不要
・対象:敵方単体/物理+回避/成功補正:+2
・効果:[精]混乱配布
・能力値修正:なし
・キーコード:攻撃、撹乱

●防御
戦闘行動カード(防御)。敵の攻撃に対し守りを固める。このカードを選択したラウンドは、防御力と魔法に対する抵抗力が向上する。
・要素:精神+慎重/発声:不要
・対象:対象無し/物理+回避/成功補正:±0
・効果:なし
・能力値修正:抵抗+5、防御+5
・キーコード:守備

●見切り
戦闘行動カード(防御)。敵の攻撃を見切り、紙一重で回避する。このカードを選択しているラウンドは、武器による攻撃に対する回避率が向上する。
・要素:敏捷+慎重/発声:不要
・対象:対象無し/物理+回避/成功補正:±0
・効果:なし
・能力値修正:回避+5
・キーコード:防御

●混乱
戦闘行動カード(特殊)。魔法やフェイントを受けて動揺した者に配布されるペナルティカード。このカードの選択したラウンドは回避、抵抗にペナルティが与えられる。
・要素:知力+正直/発声:不要
・対象:対象無し/物理+回避/成功補正:±0
・効果:なし
・能力値修正:回避-10、抵抗-10
・キーコード:ペナルティ

●カード交換
戦闘行動カード(特殊)。アイテムカードを除く全てのカードを捨てて、新しいカードに交換する。
・要素:知力+慎重/発声:不要
・対象:使用者/無属性+必中/成功補正:+5(絶対成功)
・効果:[全]アクションカードを消去
・能力値修正:なし
・キーコード:手札の交換


【備考】

(1)エディタで作成した効果系カードに存在する設定項目のうち、先頭からホールド状況までの各種共通部分のデータを持つ。

(2)PCの手札欄で見ると、戦闘時に使われているのと同じ柄の画像付きで表示されるが、宿データの方には画像は書き込まれていない。

  • バグでアイテム欄に入った技能カードも、見た目と異なりデータ上では画像が消失している。


(3)editor128.chmに記載されているアクションカードのキーコードのうち、カード名と同じものは設定が省略されている。この辺は少なくともCW1.20では違っているかも。

(4)恐らく宿データの仕様によって異なっている部分は、以下の2つ。

  1. カード番号部分が+5万。エディタ作成のカードでは+4万になっている。
  2. 効果の謎部分が異なる。効果系カード等では08 04 00 00 00だが、アクションカードは08 05 00 00 00。(1+4構造?)

(※セーブデータ内の効果系カードは、シナリオ上のデータとは微妙に異なっている。)

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[CardWirth] 備忘録:CardWirth公式及び愛護協会関連の動き(1998→2013)

きっかけは、昨日深夜
CW1.28は最後のMP3対応版が出るまでに何度か更新されたなーから始まって、そういやBGMでMP3が鳴らせる改変CW1.20もあったなどという事を思い出したりするうち、15年間で何があったか簡単にまとめてみようかと思い立ちました。
リアルタイムで見たのに忘れかけている部分もあり、時間の経過を感じます。所謂、備忘録です。

カードワースの更新に関する事、公式サイトと公式ファンサイトに関する事を、ネット上の記録や手持ちの資料を元にリスト化してみました。出来る限り、当時の資料へリンクしています。既に消失したものは、Internet Archiveのコピーを参照しています。

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(追記)
踊る金狼亭・メモ箱に内容をコピー済み。→「備忘録:CardWirth公式及び愛護協会関連の動き」
この記事の内容は、2013年12月末時点のものです。2014年以降も含めた動きは、メモ箱の記事でご覧ください。
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【1998年】

1998/08/08
GROUP ASK HOMEPAGE 公開
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_1.html[Internet Archive 2000/01/15]
  • 公式サイト:http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/
1998/08/18
CardWirth1.00 ダウンロード開始
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_1.html[Internet Archive 2000/01/15]
  • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.00?
  • データバージョン:シナリオ v.0/宿 v.?
1998/08/--
8月下旬から9月上旬にかけて、公式シナリオが続々公開された。
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_1.html [Internet Archive 2000/01/15]
1998/09/04
CardWirth1.03 公開
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_1.html[Internet Archive 2000/01/15]
  • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.00?
  • データバージョン:シナリオ v.0/宿 v.?
1998/09/12
ユーザーシナリオ募集開始
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_1.html [Internet Archive 2000/01/15]
1998/10/02
CardWirth1.10 公開
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_2.html[Internet Archive 1999/11/05]
  • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.00
  • データバージョン:シナリオ v.0/宿 v.?
1998/10/22
Adventurer's GUILD オープン
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_2.html[Internet Archive 1999/11/05]
  • Adventurer's GUILD:http://hp.vector.co.jp/authors/VA014586/
1998/11/08
VectorCardWirthカテゴリ登場
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_2.html [Internet Archive 1999/11/05]
1998/11/14
エンジン・エディタの大幅な機能追加&修正の告知
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_2.html[Internet Archive 1999/11/05]
  • PCのレベル上限設定、新コンテント追加、CardWirthUtility(現在のユーティリティモードにあたるもの?)の追加など。
1998/11/21
User's Network(ユーザー交流用掲示板)開設 →初期UNログ最新ログ
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_2.html[Internet Archive 1999/11/05]
  • 現在の公式サイトを見ると、「CardWirthユーザの為のコミュニケーション空間」と定義されている。
  • 初期は1つの掲示板に何でも書き込むスタイルだったようだが、その後カテゴリ分けがなされた。
1998/--/--
CardWirth1.13 公開
(サイトの更新履歴に掲載されていない。11月中旬~12月末までの間?)
  • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.01
  • データバージョン:シナリオ v.0/宿 v.?
1998/--/--
CardWirth1.14 公開
(サイトの更新履歴に掲載されていない。11月中旬~12月末までの間?)
  • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.14
  • データバージョン:シナリオ v.1(新)/宿 v.?
  • 更新内容から考えて、宿データも仕様変更された可能性あり。
1998/12/14
公式サイトドメイン変更告知
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_2.html[Internet Archive 1999/11/05]
  • 変更後URL:http://www.mediawars.ne.jp/~kuranuki/
  • 1999/02/12に、再度ドメイン変更の告知あり。双方で旧ドメインも1999年6月末まで使用可能と書かれている。
1998/12/27
CardWirth1.15 公開
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record_Past_2.html[Internet Archive 1999/11/05]
  • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.15/CardWirthUtility(新?)
  • データバージョン:シナリオ v.2(新)/宿 v.?(新)
1998/12/27
CardWirth1.15修正版 公開
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record.html [Internet Archive 1999/11/05]

【1999年】

1999/08/24
CardWirth1.20 公開
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/Record.html[Internet Archive 1999/11/05]
  • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.20/cwconv.dll v.1.00?/CardWirthUtility→本体に吸収
  • データバージョン:シナリオ v.3(新, 現在は4)/宿 v.8
    • シナリオデータバージョンがいつから4になったかは不明。
      開発履歴では3だが、少なくとも2001年8月には4になっていた。
1999/09/15
CardWirth1.20修正版 公開

【2000年】

2000/04/10
公式サイト・Adventurer's GUILD移転
http://www.ask.sakura.ne.jp/Record/[Internet Archive 2003/10/06]
  • 新URL:http://www.ask.sakura.ne.jp/
  • 公式サイトとは別の場所にあったAdventurer's GUILDが、同じサイト内に格納された。
  • 移転後のサイトは、タイトルが「GROUP ASK WEBSITE」となっている。

【2001年】

2001/06/16
CardWirthEditor 1.25 正式公開(Ver.1.25.016)
http://ask.sakura.ne.jp/marimo/refinery/system/editor/pslog/plgaedit_bug001.html#97
  • この直後頃、cwconv.dllの修正などが行われている。
  • 現在入手できるCW1.20パックの内容は、1.20エンジン+CardWirthEditor v.1.25+cwconv.dll v.1.20。

【2003年】

2003/06/14
カードワース愛護協会、groupASKからAdventurer's GUILDを引き継ぎ
http://ask.rainbowsnail.net/news.php?mode=main[Internet Archive 2003/06/20]
2003/06/15
カードワース愛護協会による公式ファンサイト正式稼働
http://ask.sakura.ne.jp/marimo/network/cwun/standard/pslog/plgacwun_std040.html#3972
http://ask.rainbowsnail.net/news.php?mode=main[Internet Archive 2003/06/20]
  • 公式ファンサイト:http://ask.rainbowsnail.net/
  • GROUP ASK WEBSITEのトップページからリンクされ、次のメッセージが添えられている。
    > CardWirthのユーザの有志の方々によるgroupAsk公認のファンサイトが出来ました。
    > 今後、Adventurer's GUILDは、こちらのサイト内で運営して頂く事になりました。
2003/08/27
CardWirth1.28(07)(先行配布版)公開/差分配布
http://ask.rainbowsnail.net/news.php?mode=main [Internet Archive 2003/10/05]
http://ask.rainbowsnail.net/office/download.html[Internet Archive 2003/10/10]
  • 「groupAsk製CardWirth - Engine Version 1.28(07)のバグフィクスバージョン」と説明されている。
  • ソースコードは失われたとされており、ここで配布されたのは現物解析を元に作られた愛護協会版。
    • 本体等更新分のみ差分配布。CW1.20に上書きして使用する。
    • データバージョン:シナリオ v.4/宿 v.10(新)
↓CW1.28(07)での変更点
http://ask.rainbowsnail.net/product/manual.txt [Internet Archive 2003/10/12]
2003/12/16
CardWirth1.28(08)(先行配布版)公開/差分配布
http://ask.rainbowsnail.net/news.php?mode=main[Internet Archive 2004/02/04]
  • CardWirth.exeファイルバージョンは1.2.8.1
    • 本体とMIDIデータのみ配布。CW1.20に上書きして使用する。
    • データバージョン:シナリオ v.4/宿 v.10
↓CW1.28(08)での変更点
http://ask.rainbowsnail.net/product/manual12808.txt [Internet Archive 2004/04/12]
2003/12/27
エフェクトブースタープロジェクトの告知
http://ask.rainbowsnail.net/news.php?mode=main [Internet Archive 2004/02/04]
http://ask.rainbowsnail.net/office/download.html[Internet Archive 2004/02/15]
  • CW1.28(08)以降専用の演出強化DLL
    • エフェクトブースター対応のcwconv.dll v.1.4β(暫定仕様)公開。
    • その他、JPYファイル生成アプリJPYMaker v.0.8(暫定仕様)とJPYファイルが読み込めるCardWirthEditor v.1.25+(先行配布版)も配布された。

【2004年】

2004/05/05
CardWirth1.28(10)(正式配布版)公開 <CW1.28正式公開>
http://ask.rainbowsnail.net/news.php?mode=main[Internet Archive 2003/06/20]
  • 4/29にも正規版完成の告知が行われたが、「一部不適切なファイルが混入」しているとして、この日再度正式版公開のお知らせが出された。
  • CardWirth.exeファイルバージョンは1.2.8.1(※CW1.28(08)(先行配布版)と同じだが、ファイル内容は完全には一致しない)
    • 関連物バージョン:CardWirthEditor→同梱なし/cwconv.dll v.1.20
    • データバージョン:シナリオ v.4/宿 v.10
    • エフェクトブースター関連のファイル(cwconv.dll v.1.4β、JPYMaker v.1.0、CardWirthEditor v.1.25+(先行配布版))は、引き続き別配布。
2004/08/22
CardWirthEditor1.28 正式公開
http://ask.rainbowsnail.net/news.php?mode=main [Internet Archive 2004/10/12]

【2005年】

2005/07/20
バリアント企画意見募集開始
http://ask.sakura.ne.jp/marimo/network/cwun/standard/pslog/plgacwun_std049.html#4813
2005/07/--
7月末からAdventurer's GUILDが機能停止
http://www.cardwirth.com/news/topics.cgi[Internet Archive 2005/12/11]
  • 8/8の告知で、管理人と1年以上音信不通である事、サイトを移転する事が知らされた。
2005/08/08
CW愛護協会、メンバー募集(CGI担当等?)
http://www.cardwirth.com/news/topics.cgi[Internet Archive 2005/12/11]
  • 理由として、「活動休止したメンバーが多い」事が挙げられている。
2005/08/16
Adventurer's GUILD復旧
http://www.cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2005/12/11]
2005/11/30
公式ファンサイト暫定移転
http://ask.rainbowsnail.net/news.php?mode=main[Internet Archive 2006/02/05]
  • 新URL:http://www.cardwirth.com/
  • 総責任者交代:如月真問氏→書類の谷氏
  • これまで如月真問氏一人で管理していたのを、愛護メンバー全員による管理に移行
2005/12/21
バリアントエンジン現代I型公開
http://www.cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2005/12/23]
2005/12/29
CardWirth1.28のMP3対応版 テスト公開
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2006/02/06]

【2006年】

2006/02/01
MP3対応版、CardWirth1.28(11) として公開
http://cardwirth.com/news/topics.cgi[Internet Archive 2006/02/06]
  • CW1.29が発表されるまでの約6年間、準公式バージョンとして配布された。
  • CardWirth.exeファイルバージョンは1.2.8.3
    • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.28(新)/cwconv.dll v.1.5(新)/JPYMaker v.1.0(新)/JPTXMaker v.1.0(新)
    • データバージョン:シナリオ v.4/宿 v.10
  • ダウンロードページの説明が「1.28(10)」のままだったので、1.28(10)だと思っている人もいるかも。
2006/02~2006/08
バリアント現代I型更新
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2006/04/04]
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2006/07/08]
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2007/01/03]
2006/09/14
寝る前サクッと企画開始
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2007/01/03]
2006/09/30
寝る前サクッとカードワースvol.1 公開
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2007/01/03]
2006/10/14
寝る前サクッとカードワースvol.2 公開
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2007/01/03]
2006/11/28
寝る前サクッとカードワースvol.3 公開
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2007/01/03]
2006/12/12
CW愛護協会、メンバー募集(CGI担当等? 若干名)
http://cardwirth.com/news/topics.cgi[Internet Archive 2007/01/03]
  • 理由として、「多数のメンバーが私事で忙しくなり、殆ど活動できない状態」である事が挙げられている。
2006/12/29
寝る前サクッとカードワースvol.4 公開
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2007/01/03]

【2007年】

2007/01/16
ゴブリンでも分かる!!カードワースガイド完成(?)…5章まで執筆完了
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2007/01/23]
2007/08/06
User's Network仮設置 →ログ
http://cardwirth.com/news/topics.cgi[Internet Archive 2007/10/11]
  • 「CardWirthユーザーの情報交換の場」と定義されている。
  • 目的別に分かれていた同名の公式サイト掲示板と異なり、1つのスレッド式掲示板で雑談からテストプレイ依頼まであらゆる話題を扱う。
    (※CW関連の話題限定と明記はされていない。)

【2008年】

2008/03/30
公式ファンサイト移転
http://cardwirth.com/news/topics.cgi[Internet Archive 2008/04/12]
  • 新URL:http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/
  • 「新ギルド製作に伴い、レンタルしているサーバーをアップグレード」し、サイト自体も移転。
2008/04/--
旧公式ファンサイトトップページに移転のお知らせ
http://cardwirth.com/[Internet Archive 2008/04/10]
  • 「運営上の理由で」と書かれている。移転前の方は「4月中に撤去される」とも。
  • 少なくとも4/10には掲載されていた。
2008/05/09
User's Network(仮)停止
http://cardwirth.com/news/topics.cgi [Internet Archive 2008/05/15]
2008/05/25
公式ファンサイト移転完了のお知らせ
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi[Internet Archive 2008/09/27]
  • 完全に移転終了
2008/08/09
User's Network正式版公開 →ログ
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi[Internet Archive 2008/09/27]
  • 「CardWirthユーザーの情報交換の場」と定義されている。形態等は仮設置の時と同じ。
  • その後いつからか閉鎖され、「掲示板は現在準備中」の表示になった。(2013/12/21現在)

【2009年】

2009/08/21
CW愛護協会、メンバー募集(広報/ギルド更新/CGI担当 各3名)
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi[Internet Archive 2010/03/27]
  • 募集理由は「ギルドの圧倒的な人員不足を解消するため」とされている。

【2010年】

2010/03/31
寝る前サクッとカードワースvol.5 公開
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi [Internet Archive 2010/05/29]
2010/06/19
Adventurer's GUILDに新規投稿可能なファイルから、LZH形式、自己解凍形式が外された。
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi [Internet Archive 2010/07/24]
↓LZH 書庫利用における危険性(UNLHA32.DLL開発元)
http://www2.nsknet.or.jp/~micco/notes/ann.htm [Internet Archive 2010/07/02]
2010/10/02
寝る前サクッとカードワースvol.6 公開
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi [Internet Archive 2011/09/25]

【2011年】

2011/11/01
寝る前サクッとカードワースvol.7 公開
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi [Internet Archive 2011/11/23]

【2012年】

2012/01/15
CW愛護協会、メンバー募集(ギルド更新担当 3名ほど)
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi[Internet Archive 2012/10/04]
  • 理由として、「ここ半年、ギルドの更新メンバーが忙しく、更新がままならない状況になってき」た事が挙げられている。
2012/03/16
公式ファンサイトに新エンジンテストのお知らせ
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi[Internet Archive 2012/10/04]
  • ここで言う新エンジンとは、CW1.28にLyna氏作成の拡張DLL「CardWirth Extender」を追加したもの。
  • 開発段階の情報などはなく、直前まで普段と変わった動きは何も見られなかった。完成品持ち込み?
    (12/25追記:後日頂いた情報によると、完成品持ち込みで間違いないようです。)
2012/03/27
CardWirth1.29 正式公開
https://twitter.com/cw_aigo/status/184631480612433921
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi[Internet Archive 2012/10/04]
  • CW1.29=改変CW1.28+CardWirth Extender 1.5
    • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.28/cwconv.dll v.1.6(新)/JPYMaker v.1.0/JPTXMaker v.1.0
    • データバージョン:シナリオ v.4/宿 v.11(新)
groupASK 倉貫氏のメッセージ公開
http://cardwirth.net/office/message.php
2012/04/12
Lyna氏、カードワース愛護協会に参加(告知日)
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi [Internet Archive 2012/10/04]
http://cardwirth.net/office/[Internet Archive 2013/08/16]
  • 愛護協会メンバー一覧に「開発」カテゴリが新設された。
2012/09/23
CardWirth1.30 βテスト開始
https://twitter.com/cw_aigo/status/249823379253755904
http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/news/topics.cgi [Internet Archive 2012/10/04]
2012/10/08
CardWirth1.30 公開
https://twitter.com/cw_aigo/status/255312948124336128
  • CW1.30=改変CW1.28+CardWirth Extender 1.7.0
    • 関連物バージョン:CardWirthEditor v.1.28/cwconv.dll v.1.6(新?)/JPYMaker v.1.0/JPTXMaker v.1.0/WirthBuilder v.1.0.8(新)
    • データバージョン:シナリオ v.4/宿 v.11
  • cwconv.dllのバージョンはCW1.29に同梱のものと同じ表示だが、ファイル内容は完全には一致しない。

【2013年】

2013/01/17
公式ファンサイト接続不能に
2013/03/01
公式ファンサイト復活
http://cwsp.tumblr.com/post/44219621099
2013/03/23
CardWirth1.50 βテスト開始
http://cwsp.tumblr.com/post/46000421468/1-50-6
2013/04/14
CardWirth1.50 正式公開
http://cwsp.tumblr.com/post/47951029879/cardwirth-1-50
  • CW1.50=CardWirthNext Build 130414
    • 関連物バージョン:CardWirthEditor→別配布/cwconv.dll→廃止/JPYMaker v.1.0/JPTXMaker v.1.0/WirthBuilder v.1.1.23(新)
    • データバージョン:シナリオ v.4/宿 v.11
  • CW1.50の実体は、Lyna氏がCW1.28の解析によりソースコードを復元して作成したクローンエンジンCardWirthNext。CW1.30の次バージョンという体裁で公式ファンサイト内で配布され、機能的にはCW1.28後継版だが、1.30までとは別系統のもの。
2013/11/12
Lyna氏、CardWirthの開発終了及びカードワース愛護協会脱退宣言
https://twitter.com/lynatan/status/400099563618304000
  • これにより、CardWirthNextの後続バージョンがCW1.50の次バージョンとして公式ファンサイトで配布される予定はなくなった。

※※※
以上、今日までのあれこれまとめでした。
下は、上のリストをさらに表にまとめた簡易版です。

1998~2013の CardWirth関連の動き
公式配布 準公式配布 gropuASKとCW愛護協会
ASK版 愛護版 Lyna版
1998 CW1.00~1.15     8月:公式サイト開設
http://www.mediawars.or.jp/~kuranuki/
(後にドメイン変更→mediawars.ne.jp)

9月:ユーザーシナリオ募集開始
10月:公式ギルドオープン
1999 CW1.20
(ASK版最終バージョン)
     
2000

開発は継続
    4月:公式サイト・ギルド移転
→http://www.ask.sakura.ne.jp/
2001 1.28(07)まで更新されたがソースコード紛失(?)      
2002        
2003   8月:CW1.28(07)
(ASK製CW1.28(07)のバグフィクス版、愛護協会製。以後のCW1.28も同じ)

12月:CW1.28(08)
  6月:愛護協会に公式ギルド移管
6月:公式ファンサイト稼働http://ask.rainbowsnail.net/

以後、愛護協会がCW公式的存在に
(↓以下、公式ファンサイトの動き)
2004   5月:CW1.28(10)
(1.28正式バージョン)
   
2005       7月:バリアント企画開始

7月末~:ギルドが機能停止
11月:公式ファンサイト移転
→http://www.cardwirth.com/

12月:バリアント現代I型公開
2006   2月:CW1.28(11)
(MP3対応版)
  9月:寝る前サクッと企画開始
9月:寝る前サクッとCW vol.1
10月:寝る前サクッとCW vol.2
11月:寝る前サクッとCW vol.3
12月:寝る前サクッとCW vol.4
2007       1月:ゴブリンでも分かる!!カードワースガイド完成
8月:UN仮設置
2008       3月:公式ファンサイト移転
→http://cardwirthaigo.sakura.ne.jp/

5月:移転完全終了
8月:UN正式版公開(2013年現在稼働していない)
2009        
2010       3月:寝る前サクッとCW vol.5
10月:寝る前サクッとCW vol.6
2011       11月:寝る前サクッとCW vol.7
2012   3月:CW1.29
(CW1.28+Lyna氏製拡張DLL)
10月:CW1.30
(CW1.28+Lyna氏製拡張DLL)
 
2013     4月:CW1.50
(1.28解析→ソース復元で作られたLyna氏製クローン)
1月:公式ファンサイト接続不能に
3月:公式ファンサイト移転
→http://cardwirth.net/


メモ箱の更新に合わせ、過去4回、掲載範囲をメモ箱側と同期させる更新を行いました。
・2013/12/29
・2014/01/19
・2014/02/04
・2014/03/05

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[CardWirth] メモ:戦闘時配布候補カードの減り方

バックパックの記事を書くついでに、日頃の疑問を解消しようとやってみた事の記録です。
後日メモ箱に放り込むかもしれません。

----
(追記)
踊る金狼亭・メモ箱に内容をコピー済みです。→「戦闘時の手札について」
今後変化があった時は、メモ箱の方を更新します。
----

※※※
既知の情報として、

戦闘中の手札はアクションカード100枚+使える技能からランダムに配布され、その際100枚中に会心の一撃は5枚

というものがあります。
特に指定はありませんでしたが、最も一般的なステータス異常などがない状態を想定しているのではないかと思います。
これらを元に、以下のような事をやってみました。


実験用に作成したキャラクター
・Lv10のPC1人(カード交換を除く戦闘時手札枠=8)


実行した事(1)
・Lv10PCに、戦闘中、ステータス異常が一切無い状態で、現在の手札を一掃した後に会心の一撃8枚を配布するアイテムを使わせた。

→結果:手札欄は、アイテム1+会心の一撃7の構成になった。


実行した事(2)
・Lv10PCにあらかじめ残回数1回まで使い減らした技能1枚を持たせておき、戦闘中、ステータス異常が一切無い状態で、現在の手札を一掃した後に技能8枚を配布するアイテムを使わせた。

→結果:手札欄は、アイテム1+技能1+アクションカード6の構成になった。技能が残回数分以上に手札欄に現れる事は無かった。


(1)の方からは、アクションカードは手札1枚配布毎に新たな配布候補100枚が準備されているらしい事が分かります。
もしも「100枚+技能からアイテム1を除いた空き枠分7枚を選ぶ」処理が行われているのなら、会心の一撃5枚が配布された後、足りない2枚は別のカードで穴埋めされるはずです。

(2)の方からは、技能は手札欄に現れた時点で配布候補内の数が減っている事が分かります。
ついでですが、ある技能カードAが残回数限界まで手札欄に現れている時、キャラクター情報では技能Aが残り0回の表示になっています。さらに、カード交換等で技能Aが手札欄から消えると、キャラクター情報欄の技能A残回数も0から回復します。
ここからも、手札欄への配布で擬似的に残回数が減ったものとしてカウントされているのが分かります。


調査にはCW1.20とCW1.50を使用し、挙動は両者同じでした。

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[CardWirth] メモ:カード使用時の諸々処理順

メモ箱に内容をコピー済み】
日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。

※※※
カードを使用した際に起きる事の順番。

(1)初期効果音再生

(2)発動判定

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
不発の場合:
→「効果(混乱).wav」を再生して中断

発動した場合:
→(3)へ進む

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(3)カードの使用時イベント発生

(4)エリア・バトル全体のキーコード発火イベント発生

(5)使用対象に設定されたキーコード発火イベント発生

(6)カード本体の効果判定

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
回避や抵抗で無効化されなかった場合:
└抵抗で効果を軽減した場合含む
(7a-1)カード本体の効果が発動+二次効果音再生
(7a-2)バトル中なら「キーコード名○」イベント発生

回避や抵抗で無効化された場合:
(7b-1)回避なら「システム・回避.wav」再生、抵抗なら「システム・無効.wav」再生
(7b-2)バトル中なら「キーコード名×」イベント発生

※※※
以上、技能・アイテム共通です。
召喚獣も基本は同じですが、不発時に再生される効果音が「効果(混乱).wav」ではなく「システム・エラー.wav」になります。

※※※
不発になる場合
・冒険者レベル<<技能レベルの時(技能のみ、レベル差4から確認)
・「沈黙時に使用不可」のカードを沈黙した状態で使った時
・ 1.20エンジンで、「沈黙時に使用不可」のカードを魔法無効化状態で使った時
・ 1.28/1.29エンジンで、効果属性が「魔法」または「物理魔法」の技能・アイテムを魔法無効化状態で使った時

※1.20/1.28エンジン双方


脱線しまくり。
(6/18午後、微修正)

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[CardWirth] ユーザー作成バリアントにCardWirth Extenderを導入する

メモ箱に内容をコピー済み】
日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。

※※※
大江戸バリアントや学園バリアントにCardWirth Extender(以下、「拡張DLL」と表記します)を導入しようとして、つまづいた方もいらっしゃるのでは、という事で。

バリアントエンジンへの拡張DLL導入方法は、

  1. エンジン本体にパッチを当てる。
  2. extender.dll及び同梱のcwconv.dllを、エンジンと同じ場所に置く。

という手順になりますが、場合によっては、あともうひと手間必要になります。
セーブデータを見る際、拡張DLL側で「Yado」フォルダを呼んでいるため、セーブデータの保存フォルダ名が「Yado」でない場合にエラーが出るからです。

これを解決するには、拡張DLLの修正が必要です。
TwitterでCardWirth Extenderの作者さんにお尋ねしたところ、DLL内のセーブデータの場所を個人で書き換えても良いという事でしたので、修正場所を書いておきます。

修正するのは2箇所です。
アドレス5B1C8及び5B6C4を先頭に4文字ずつ、「yado」という文字列を、そのバリアントのセーブデータ保存フォルダ名に書き換えれば、エラーは出なくなります。
例えば大江戸バリアントなら「yado」→「naga」、学園バリアントなら「yado」→「heya」といった具合です。
(※書き換える場所を見つけ辛い場合は、「yado\」で文字列検索してみて下さい。)

※※※
ノーマルエンジンとバリアントエンジン、または複数のバリアントエンジンを同じフォルダ内に共存させている場合は、さらにもうひと手間。

  1. まず、パッチと新cwconv.dllの導入を済ませて下さい。
  2. 上の方を参考に、それぞれのバリアントに対してセーブデータの場所を適当に書き換えた拡張DLLを準備して下さい。
  3. 準備した拡張DLLをお互いかぶらないように変名し、エンジンと同じ場所に置きます。
    この時、変名前後でファイル名の文字数は同じにして下さい(拡張子まで含めて12文字)。
  4. バイナリエディタで各バリアントのエンジン本体を開きます。
  5. アドレスCB50Aを先頭に12文字、「extender.dll」の部分を、そのバリアント用の拡張DLLの名称に変更します。

この修正を、変名DLLを準備した全てのバリアントエンジンに対して行います。

共存方法は、以上です。
この際、バリアントの種類別に、別々のフォルダに分けた方が早いかもしれません。

※注意:
拡張DLLを自力で書き換えた場合、原則バグ報告の受け付け対象外となりますのでご注意ください。
詳しくは→CardWirth Extender FAQ

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