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タグ「CW新機能」の検索結果は以下のとおりです。

[CardWirth] バックパックの影響を考える

CWNextの、CW1.60として公開予定で開発されていた版について書いたものです。
その後、公式ファンサイトでの正式配布は行われない事になりました。
投稿当時の「CW新機能」タグが残っていますが、予定段階の話としてお読み頂ければと思います。

実装前の予定内容を見てぼんやりと考えていた、バックパックとゲームバランスの問題。
実装当初はまだぼんやりでしたが、効果系カードに「バックパック対応」の設定が追加されたのを見て改めて考えました。
現時点(CWNext Build 131031)での仕様については、前回の記事内のまとめをご覧下さい。

パックパックの仕組みで楽になりそうな項目を、ざっと挙げてみます。
Build 131031では、楽になった分を相殺するためのペナルティは無いようです。

技能関連

  • 探索専用技能をパックパックに置けば戦闘中に無意味なカードが出現しなくなり、戦闘で使えるカードだけを引ける。
  • バックパック対応技能を選ぶ事の利点
    • バックパック対応の探索専用技能をバックパックに置く事で、戦闘向け技能をより多く持てるようになる。
      強力な攻撃を実行できる機会が増え、戦闘が楽になる。
    • バックパックを交換用技能のストック場所として使えば、魔法薬等がなくても技能回復と同じ効果を得られる。
      残回数温存の意味が減じ、より気軽に技能を使えるようになる。
      また、状況に応じた技能の交換が容易になる。
    • バックパック対応技能をフル活用すれば、技能を最大で従来の約2倍の数持てる。
      構成にもよるが、行動の幅が広がる事が期待できる。

アイテム関連

  • イベントキーやキーコード発火専用のものなどをバックパックに退避させれば、戦闘時に有効な行動選択肢が増える。


これぐらいでしょうか。
他に何か考えついたら追加します。

※※※

これらの影響はと考えてみると、各プレイヤーのプレイスタイルや選択に左右される部分が大きく、ズバリ数値で表して比較するのは困難な事ばかりです。

唯一計算ができそうなのは、探索専用カードの影響ぐらいでしょうか。
これまで戦闘でパッとしないのもキャラの個性という事で探索専用技能も選択肢に入る仕様になっていましたが、これが無くなり、かわりにアクションカードや戦闘向け技能を引けるようになったらどの程度影響があるのか、という話です。

ただ、冒険者のレベル、技能のレベルや残り使用回数、手札欄全体を見るならさらにアイテムの所持数等、色々なものに左右されますので、細かく条件を区切るときりがありません。
いくつかの例に限定し、技能が1回も使われていない時にランダムに1枚引く場合を見ていきます。
前回記事オマケの、ちゃんとやってみた版とでも。


【Case1】Lv1冒険者が、探索用の技能A(Lv1)1枚を持っている場合

例えば、「盗賊の眼」だけ持っているような場合です。
駆け出しのうちは、戦闘に使えない技能があってもこの程度でしょう。
最初はお金もギリギリで、盗賊技能を複数買っておく人は少ないと思います。

技能Aが所持欄にある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=100/105 →95%

技能Aがバックパックにある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=100/100 →100%(約5%UP)

頑張って攻撃用Lv1技能も1枚持っているとすると、

技能Aが所持欄にある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=105/110 →95%
・戦闘用技能を引く確率=5/110 →5%

技能Aがバックパックにある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=105/105 →100%(約5%UP)
・戦闘用技能を引く確率=5/105 →5%(ほぼ変わらず)

約5%の差。微妙です。
持てる技能も使える回数も少ない駆け出しのうちは、影響はそこまで大きくないと見て良いと思います。


【Case2】Lv5冒険者が、探索用の技能A(Lv1)・B(Lv3)各1枚と戦闘用の技能C(Lv5)1枚を持っている場合

「盗賊の眼」「盗賊の手」「暗殺の一撃」1枚ずつを想定してみました。
戦闘に使えないのは技能A 9回分と、技能B 8回分。
戦闘に使えるのは技能C 5回分とアクションカード100枚です。

技能A・Bが所持欄にある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=105/122 →86%
・戦闘用技能を引く確率=5/122 →4%

技能A・Bがバックパックにある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=105/105 →100%(約14%UP)
・戦闘用技能を引く確率=5/105 →5%(約1%UP)


【Case3】探索用の技能A(Lv1)・B(Lv3)各1枚と戦闘用の技能C(Lv5)1枚を持っていたLv5冒険者が、技能A・Bをバックパックに移し、代わりに戦闘用の技能D(Lv1)・E(Lv3)各1枚を所持欄に追加した場合

文字だけでは分かり辛いですが、要するに以下のような入れ替えです。

A(探Lv1),B(探Lv3),C(戦Lv5)
 ↓
C(戦Lv5),D(戦Lv1),E(戦Lv3)

探索専用の技能をバックパックに移し、空いた所に同レベルの戦闘用技能を入れる場合を想定しています。
戦闘に使えないのは技能A 9回分と、技能B 8回分。
戦闘に使えるのは技能C 5回分、技能D 9回分、技能E 8回分とアクションカード100枚です。

技能A・Bが所持欄にある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=105/122 →86%
・戦闘用技能を引く確率=5/122 →4%

技能A・Bがバックパックにある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=122/122 →100%(約14%UP)
・戦闘用技能を引く確率=22/122 →18%(約14%UP)


【Case4】探索用の技能A(Lv1)2枚・B(Lv3)1枚と戦闘用の技能C(Lv3)・D(Lv5)各1枚を持っていたLv10冒険者が、技能A・Bをバックパックに移し、代わりに戦闘用の技能E(Lv5)・F(Lv5)・G(Lv7)各1枚を所持欄に追加した場合

ついでにCase3と同様の例を英雄級冒険者で。

A(探Lv1),A(探Lv1),B(探Lv3),C(戦Lv3),D(戦Lv5)
 ↓
C(戦Lv3),D(戦Lv5),E(戦Lv5),F(戦Lv5),G(戦Lv7)

の入れ替えを考えます。
戦闘に使えないのは技能A 9回分×2と、技能B 9回分。
戦闘に使えるのは技能C~G 各9回分とアクションカード100枚です。

技能A・Bが所持欄にある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=118/145 →81%
・戦闘用技能を引く確率=18/145 →12%

技能A・Bがバックパックにある時、
・戦闘で使えるカードが出る確率=145/145 →100%(約19%UP)
・戦闘用技能を引く確率=45/145 →31%(約19%UP)


やはり、中盤以降で影響が効いてきます。

探索専用技能をバックパックに退避させて戦闘に使えないカードを引く可能性をゼロに出来るのも結構な利点ですが、さらに退避させた跡地に戦闘用技能を入れると戦闘用技能を引く確率がグッと上がります。
Lv5冒険者の例で約14%、Lv10冒険者の例で約19%の差が出ていて、私は結構大きいと思うのですがどんなもんでしょうか。

※※※
計算しながら、改めて総合的な影響の見積もりは困難を極めるだろうと思いました。
同時に、現在のカード所持システムに対して何か不満が出ているにしても、エンジンの仕様で何とかしなくても良いのではないかとも思い始めました。

バランス問題は今後もついて回ると思いますが、果たして調整が出来るのかどうか。
どれだけ簡単になったのかが分かり辛い上に、そもそも別の事で難しくして釣り合いが取れるのかの問題もあります。
それならもう、やりたい方はご自分で、の方が簡単な気がしてきたので。。。

どうしても不満点が許せない方は、戦闘でも探索でも使える技能なり、何でも調べられる万能アイテムなり、無限に使える魔法薬なりを自作するなどして自力対応されるでしょう。何しろパーティー編集ツールも技能・アイテムの作成ツールも公式のものが最初から付属しており、やろうと思えば何でもできてしまうゲームです。
バックパック対応・非対応を分けたのは、バランス問題に対する一つの解答ではないかと思うのですが、この時点でやりたい人だけやって下さいという仕組みになっているわけで。

が、開発の方が実装やその後の調整に費やされた労力を考えると、いっそ無い方がとは言い辛い面もあります。
中身をシナリオ内では一切使えない荷物袋の小分け版扱いだったらバランス問題は解決でしょうが、今とは全く別物になるし、役に立つのかも謎だしで。


……結局、最初の実装目的は何だったのだろう。


(追記)
これまで、どんな仕様になったとしても、それに問題を感じるプレイヤーは使わない、使用方法を制限するなどして各自解決すれば済むと考えていました。
が、バランス問題を考え出すと面倒臭いわ収集はつかないわ、泥沼にはまった感が凄くて、仕様は今のまま、今の仕様に問題を感じる人だけ自己解決の方が良いのではないかと考えが変わりました。
その方が余程面倒は少ないだろうと思います。

まぁ、とはいえ、あくまで個人的な感想で。
いつも面倒な事を考えている人がまた面倒な事言ってるぐらいに見て頂ければ。


[関連記事]
#CW新機能バックパックについて を起点に色々(10/13追記あり)
バックパックを使ってみた@CWNext(Build 131020)
バックパックを使ってみた・2@CWNext(Build 131031)
CardWirthNext次バージョン個人配布移行の事
Re: CW1.60(予定)関連で頂いたコメント
冒険は冒険の前から始まっているという話

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[CardWirth] バックパックを使ってみた・2@CWNext(Build 131031)

CWNextの、CW1.60として公開予定で開発されていた版について書いたものです。
その後、公式ファンサイトでの正式配布は行われない事になりました。
投稿当時の「CW新機能」タグが残っていますが、予定段階の話としてお読み頂ければと思います。

WirthBuilderで効果系カードに「バックパック対応」という項目が増えているのに今更気付きました。WirthBuilder v.1.2.2で追加された項目です。

WirthBuilderの取扱説明書によれば

> バックパック対応カードはシナリオ開始時に使用回数がゼロになりません。

との事で、条件付きではありますがペナルティなしの所持技能枠増加が解禁された形です。

CardWirthNextの取扱説明書には細かい事が書かれていませんが、Build 131026の所にバックパック対応について述べた項目があり、この辺から対応・非対応で処理が分かれているものと思われます。

※※※
CardWirthNext(Build 131031)におけるバックパックの機能は、以下のようなものです。

  • 種類別に分かれていない。技能・アイテム・付帯能力合わせて何枚まで、の扱い。
    • 入る枚数は初期値3枚で、レベル上昇と共に最大10枚まで増える。(←NEW)
  • バックパックは、基本的に荷物袋と同じ扱い
    • バックパック内のカードは、戦闘中には使用できない。
    • バックパック内の技能の残回数は、効果系カードや効果コンテントで回復できない。(魔法薬などはバックパックの中身には効果なし。バックパック対応技能も回復できない。)
    • バックパック内のアイテムの所有時能力値修正は、所持者に効果を及ぼさない。
  • バックパック内の技能は、シナリオ開始時に残回数がゼロになる。
    • ただし「バックパック対応」の技能は残回数がゼロにならず、所持欄にあるものと同じくそのまま使える。(←NEW)
  • 技能を本人と本人のバックパック間で移動させた場合、残回数は保持される。


この仕様変更への反応は、その人が戦闘中に使っても意味が無いキーコード発火専用技能をどう思っているかで結構分かれそうです。

バックパック内をバックパック対応技能で埋めれば持てる技能の数が従来の約2倍になり、それに伴うペナルティもありません。戦闘で使えない技能をあらかじめ分けておく、交換用ストック技能を持つといった使い方が簡単にできるため、便利になって喜ぶ人がいる一方で、便利になり過ぎてつまらないと見る向きもあるでしょう。
特に所持品が充実し、技能を使える回数も増えてくる中盤以降、バックパックとバックパック対応技能を使うか使わないかで差が開きます。

キーコード発火用の技能については、正直邪魔だが対応箇所で使えないのも嫌で仕方なく持つ人と、好んでまたは割り切って持つ人に分かれると思います。
この仕様のままCW1.60が出れば、前者はバックパックを対応技能で使い倒し、後者のうち好きでやっている人はバックパック封印か少なくとも技能は入れないなど、使い方が極端に分かれていくかもしれません。

[関連記事]
#CW新機能バックパックについて を起点に色々(10/13追記あり)
バックパックを使ってみた@CWNext(Build 131020)
バックパックの影響を考える
CardWirthNext次バージョン個人配布移行の事
Re: CW1.60(予定)関連で頂いたコメント
冒険は冒険の前から始まっているという話


オマケ。
この記事を書くにあたり、この辺で呟いていた事をちょっとだけ数えてみました。
技能1枚だけを持ち、その他のカードを全く持たない時、それを手元に引いてくる確率は、だいたい残り使用回数にパーセントつけた程度という結果になりました。あくまでだいたいです。

駆け出し冒険者が盗賊の眼だけ持っているぐらいなら偶に出現(実際数えた値では16~20回に1回とか)で済みますが、成長して使える回数が増えるにつれ、ちょこちょこ見る(同、10~11回に1回)に変わっていきます。
場合によっては1割程度も出現する死にスキルの代わりに攻撃や防御などのアクションカードを引けると考えると、影響がないものとして無視するにはやや大きいように思いますが、その辺は人によるでしょうか。

なお、実際数えたのは前述のパターンだけです。
アイテムでランダム配布枠が潰れていればその分死にスキルが手元に来る確率は減るでしょうし、所持技能の構成や使用回数残りによっても違ってくるはずです。


(11/6追記)
上記オマケは実際数えた結果だけに間違ってはいませんが、試した回数が少ないためかなり大雑把です。
次のバックパックの影響を考えるで計算で同じ事をしています。できればそちらも併せてご覧下さい。

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[CardWirth] バックパックを使ってみた@CWNext(Build 131020)

CWNextの、CW1.60として公開予定で開発されていた版について書いたものです。
その後、公式ファンサイトでの正式配布は行われない事になりました。
投稿当時の「CW新機能」タグが残っていますが、予定段階の話としてお読み頂ければと思います。

←実装予告段階の記事はこちら
────────

噂のバックパックが追加されたCardWirthNext(Build 131020)が公開されました。
タイトル画面には「CW1.60」の表示があります。

実装中の呟きにあった機能やバランス取りの話などが実際にはどうなるのか楽しみにしていましたが、見てみると予定とは少し違った形での実装になっていました。
CardWirthNext(Build 131020)におけるバックパックの機能は、以下のようなものです。

  • 種類別に分かれていない。技能・アイテム・付帯能力合わせて何枚まで、の扱い。
  • バックパックは、基本的に荷物袋と同じ扱い
    • バックパック内のカードは、戦闘中には使用できない。
    • バックパック内の技能の残回数は、効果系カードや効果コンテントで回復できない。(魔法薬などはバックパックの中身には効果なし)
    • バックパック内のアイテムの所有時能力値修正は、所持者に効果を及ぼさない。
  • バックパック内の技能は、シナリオ開始時に残回数がゼロになる。
  • 技能を本人と本人のバックパック間で移動させた場合、残回数は保持される。


バックパック内の技能の残回数がシナリオ開始時にゼロになるのは、面白いと思いました。
この仕様のため、良く使う技能を入れ替え用として余分に持っておくことはできません。
戦闘で使えない技能を分けておく目的では使えますが、技能回復を行わない場合はシナリオ内で使う技能を全てPC所持欄に置いて宿を出発する必要があります。回復なしで戦闘用技能をより多く持てるわけではなく、難易度の低下が緩和されています。

ただ、バランス問題が完全に解決されたわけではありません。
シナリオ開始直後に探索用技能をバックパックに退避させれば、戦闘で使い道が無い技能が出現しなくなります。死に選択肢になるはずだった手札枠にアクションカードや攻撃用技能が入る事を考えると、多少の難易度低下はあるでしょう。公式サイトのオンラインガイドによれば、アクションカードもそこそこ強力です。
この辺さらに修正が入るか、そのままCW1.60になるか、今後もこっそり注目していきたいと思います。

※※※
現在の仕様で考えられるバックパックの利用方法は、以下3つ?

  1. 移動中のみ使うアイテム入れ(所持欄に移動する手間が省ける)
  2. コレクションケース(眺める専用)
  3. 探索用など戦闘で使わない技能の退避場所(戦闘の選択肢に死に項目が出現しない)


[関連記事]
#CW新機能バックパックについて を起点に色々(10/13追記あり)
バックパックを使ってみた・2@CWNext(Build 131031)
バックパックの影響を考える
CardWirthNext次バージョン個人配布移行の事
Re: CW1.60(予定)関連で頂いたコメント
冒険は冒険の前から始まっているという話


Build 131020→Build 131021の変更でPC所持欄/バックパックの切り替えボタンの位置とデザインが変更になり、見易さが格段にアップしていました。
開発サイドで切り替えボタン用絵の描き手を募集されてましたが、私はBuild 131021のデザインがそれらしくて好きです。密かにそのまま変更なしにならないだろうかと期(以下略

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[CardWirth] #CW新機能バックパックについて を起点に色々(10/13追記あり)

CWNextの、CW1.60として公開予定で開発されていた版について書いたものです。
その後、公式ファンサイトでの正式配布は行われない事になりました。
投稿当時の「CW新機能」タグが残っていますが、予定段階の話としてお読み頂ければと思います。

昨晩の宿の親父BOTさん(@Master_CW)のリツイートから、次バージョンのカードワースにバックパック(仮)が実装される予定である事を知りました。後は仕様の調整だけという段階のようです。

リツイートと反応は、下記まとめでご覧頂けます。
【CardWirth】 #CW新機能バックパックについて まとめ(Togetter)


現時点での実装予定をまとめると:

  • それぞれ決まった枚数の技能・アイテム・付帯能力を入れられるが、それらは戦闘中には使えない。移動中は所持欄のカードと同様に使える。
  • 同じPCの所持欄とバックパック間で技能を移動させても、残り使用回数はゼロにならない(残回数維持)。
  • 身体的特徴値の低下と引き換えに収納枠を解放する、使用中能力にマイナス補正をつける等の方法でバランスを取るかもしれない。

この内容を見て、少々感慨深かったです。
理由は以下。

CW公式サイトのFAQで「要望」の項を見ると(←ページの一番下の方です)、CW1.20の頃から、戦闘と関係ないカードが戦闘時の手札に入ってしまうのはどうにかならないかという要望があったようです。FAQに載るぐらいで、良くある要望なのでしょう。
これに対するgroupASKさんの回答にはアイテムを持ち過ぎると行動が鈍くなる事を表現するため敢えてそうしている、戦闘に役立たないカードもそのキャラの特性と書かれていて、意図的な仕様である事が窺えます。

が、バックパックの実装で、この回答が上書きされることになりそうです。
リツイートに続く意見募集のハッシュタグへの反応の中にも、戦闘中役に立たないカード入れにという呟きがありました。やりたい人が居て、実際可能であれば、結果的に公式FAQ内容は現実にそぐわなくなっていくと思われます。

既存の機能を元に拡張や追加のみ行う時期は終わり、これからは根本を流れる考え方の部分も変わっていくのだな、と。
だいたい予定の内容通りにバックパックが実装されるなら、groupASK継承路線を離れた新たな旅立ちとして、次バージョンでCW2.0を名乗ってもいいんじゃないかと思ったりもします。

※※※
能力にペナルティを課してバランスを取るという話について。
便利になり過ぎると面白くないので、バックパックが導入されるのなら何かでバランスを取って頂けるとありがたいな、とは思うのですが……

行動の選択肢が狭まる事(そもそも出来る事が減る)と能力が下がる事(行動の結果に不利益を被る)は、意味が全く異なります。
果たして違う現象を持ってきて相殺と見なせるのか。
相殺と見なせるものとしてバランスを取るなら、どの程度能力を下げれば妥当なのか。
その辺ややこしそうです。

※※※
そう言えばカードワースを始めた頃、戦闘で使えないカードが選択肢に出てくるのはおかしいと思っていた時期が私にもありました。それが公式サイトのFAQを読み、ああなるほど!と衝撃と共に納得した瞬間考え方が一変、CWの面白い所の1つという認識になったのですから不思議なもんです。

私個人としては、この面白さを捨てるのはもったいない気がしています。
いっそ戦闘向きな事はほとんどできない(選択肢に出ない)ぐらいの個性に楽しさを感じる多分マイナーな嗜好のお陰で、バックパック封印の縛りプレイに突入してしまいそうな予感がします。

また自分で自分の首を絞めるネタが増えるのか。。。
ま、自分1人でやる事で、自分が面白ければいいのです。


(10/13追記)
実装予定の中に能力ペナルティなどでバランス取りという話が出ているのは、戦闘で役立たないカードを分けておく、良く使う技能の入れ替え用ストックなど、ゲームの難易度が下がる使われ方が想定されているためだろうと思います。

シナリオを作る立場で見ると難易度の低下は大問題で、実装するならバランス取りは是非! と考えてしまうのですが。
一方で、記念品収納専用にしてシナリオ中で全く使わないなど、難易度が下がらない使い方も考えられます。一律ペナルティが課されるとそういった使い方はし辛くなりそうです。

通常の使用ではペナルティが発生するが、ロックしてシナリオ中の中身入れ替えや使用不可、所持効果も受けられない状態にすればペナルティなしというような仕組みならどちらにも使えるでしょうが、、、
まぁ、ただの妄想ですね。終了。


[関連記事]
バックパックを使ってみた@CWNext(Build 131020)
バックパックを使ってみた・2@CWNext(Build 131031)
バックパックの影響を考える
CardWirthNext次バージョン個人配布移行の事
Re: CW1.60(予定)関連で頂いたコメント
冒険は冒険の前から始まっているという話

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[CardWirth] CardWirth Extenderを試す・その3

メモ箱に内容をコピー済み】
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※※※
残りは、MP3関連、スクリーンショット撮影機能、エフェクトブースター関連。
今日のうちに、何とか一段落させたいところです。

【MP3ループ再生を試す】
手持ちのMP3ファイルをBGM変更操作で再生してみました。
ループ再生され、特に問題はなさそうです。


【スクリーンショット撮影機能を試す】
CWでスクリーンショットというのは考えた事がありませんでしたが、リプレイ記事を書く時などに便利そうです。

それでは、とりあえず1枚。

…と思ったら撮影音が鳴りませんでした。
システム・スクリーンショット.wavの場所はData/Wave以下で間違いないという事で、置き場所間違いではありません。他の効果音は普通に鳴っていてボリュームや環境設定の問題とも違うし、WAVファイル単体では再生できるのでファイルが壊れているのでもなし…。

ま、いいか。
画像の保存そのものは、上手く行っています。
優先的に修正が必要な事柄でもなさそうだし、他の不具合の解消が終わった後か、他に同様の症状の方が出てきた時に報告、ぐらいで良いかな。
(3/22追記:この音が鳴らない現象は、12/03/20 23:16のv.1.4 シャッター音WAVの差替え版で解消していました。)

以下の状況で撮影を試し、全て上手く保存できました。
なお、「何もしていない時」というのは荷物袋などのサブウィンドウが開いておらず、シナリオのイベント処理中でもない、という意味です。

シナリオ内@エリア上:
・何もしていない時
・キャラクター情報閲覧中
・PCの手札閲覧中
・右クリックからカード情報閲覧中
シナリオ内@キャンプ画面:
・何もしていない時
・キャラクター情報閲覧中
・荷物袋内閲覧中
・情報カード閲覧中
・パーティー情報閲覧中
シナリオ内@戦闘中:
・各ラウンド行動開始前の何もしていない時
・キャラクター情報閲覧中
・PCの手札閲覧中
冒険者の宿内:
・何もしていない時
・宿帳閲覧中
・アルバム閲覧中
・カード置き場内閲覧中
・荷物袋内閲覧中
・キャラクター情報閲覧中
・PCの手札閲覧中
その他:
・CW開始直後のタイトル画面
・イベント処理中(操作待ちでない時含む)


【透過BMP関連、追加】
ファンサイトの掲示板に画面の設定が16ビットだと透過しないという書き込みがあるのを見て、試してみました。
確かに、16ビットだと拡張DLLがあっても透過しませんね。透過非対応の時と同じ見え方になります。
透過BMPを使用して添付テキストに説明を入れる際は、その辺も併記した方が良いかもしれません。
(3/21追記:この問題は、拡張DLL v.1.4で修正されました。)


【仮想システムクーポン@MP3の挙動】
その2の後、もう少し詳しく調べたのを書き忘れていました。
6人パーティーを対象に、選択中メンバ、誰か1人、全員の条件でそれぞれクーポン分岐を試し、仕様通り、どの条件でも(実際には誰も持っていなくても)検出できる事を確認しました。


次はエフェクトブースター関連。
シナリオ作りに使う予定がなかったため全く触っておらず、自分でサンプルを作るなると一から勉強が必要です。
さすがにそれは時間がかかりそうなので、テスト用のサンプルか、シナリオ作成向けサンプルが無いか探すところから。

[環境]
OS:Windows XP Home Edition SP3 [32bit版]
CPU:AMD Turion(tm) 64 X2 Mobile Technology TL-50, MMX, 3DNow (2 CPUs), 1.6GHz
RAM:1.37GB
Display:ATI Radeon Xpress 1150 [モニタの発色設定:32bit]
Security:Norton Internet Security 2008

○テストした先行配布版
CardWirth(v.1.2.8.3)+CardWirth Extender(v.1.3, 同梱のcwconv.dll含めて導入(※))
 (※)winmm.dll(v.1.3)に同梱されているcwconv.dllはバージョン不明です。現行エンジンのものとサイズが異なり、何らかの変更が行われていると思いますが、その詳細は不明です。

○比較用として
[1] CardWirth(v.1.2.8.3)+cwconv.dll(v.1.5.5.6) …従来の1.28エンジン
[2] CardWirth(v.1.2.0.0)+cwconv.dll(v.1.0.0.0) …1.20エンジン


[関連記事]
CardWirth Extenderを試す・その1
CardWirth Extenderを試す・その2

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[CardWirth] CardWirth Extenderを試す・その2

メモ箱に内容をコピー済み】
日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。

※※※
長くなりすぎているので分けました。
この関連の記事は、いずれまとめて制作関連メモかどこかで公開しようと思います。

その1では、シナリオを作る側として特に注意が必要と思う部分をメインに見ました。
ここからは、公式で指定されている項目を見ていくことにします。

> 確認して欲しい点。
> ・エフェクトブースター関連
> ・MP3関連
> ・MIDI遅延
> その他にも気になる点を

> ・仮想システムクーポン@MP3の挙動
> ・ランダム分岐の挙動
> ・透過機能
>
> ・スクショの保存がうまくいくか
> などなど。

MIDI遅延は、その1で改善が確認できたので良しとして…。


【ランダム分岐の解釈バグの修正確認】
値99%に設定したランダム分岐を1000回または1万回繰り返すサンプルシナリオを作成し、そのうち何回失敗するかを見ました。1000回も繰り返せば、「偶々全て成功」の偶然をかなり排除したと考えて良いだろうというわけです。

1回でも失敗すれば、少なくとも値99%が100%扱いではなくなっている事が確認できます。
逆に失敗0回だった場合は、100%扱いのバグが発症している可能性が考えられます。

テストでは、1000回ループと1万回ループを各5回ずつ実行しました。
以下は、その結果です。

1.28エンジン拡張DLLあり
→1000回ループでの失敗回数:10、10、11、11、12(平均10.8回)
→1万回ループでの失敗回数:111、114、5、99、96(平均85回)

1.28エンジン拡張DLLなしと1.20エンジン
→1000回ループでの失敗回数:5回全てでゼロ
→1万回ループでの失敗回数:5回全てでゼロ

これは、間違いなく修正が効いていると考えてよさそうです。
また、環境表示に用いた仮想システムクーポン「@MP3」の所持判定も、正しく処理されました。

ついでと言っては何ですが、テストに使ったシナリオを公開しておきます。
興味がある方は、ご自分の目で確かめてみて下さい。
ランダム分岐テスト用シナリオ


残りは、MP3関連、スクリーンショット撮影機能、エフェクトブースター関連。

[環境]
OS:Windows XP Home Edition SP3 [32bit版]
CPU:AMD Turion(tm) 64 X2 Mobile Technology TL-50, MMX, 3DNow (2 CPUs), 1.6GHz
RAM:1.37GB
Display:ATI Radeon Xpress 1150 [モニタの発色設定:32bit]
Security:Norton Internet Security 2008

○テストした先行配布版
CardWirth(v.1.2.8.3)+CardWirth Extender(v.1.3, 同梱のcwconv.dll含めて導入(※))
 (※)winmm.dll(v.1.3)に同梱されているcwconv.dllはバージョン不明です。現行エンジンのものとサイズが異なり、何らかの変更が行われていると思いますが、その詳細は不明です。

○比較用として
[1] CardWirth(v.1.2.8.3)+cwconv.dll(v.1.5.5.6) …従来の1.28エンジン
[2] CardWirth(v.1.2.0.0)+cwconv.dll(v.1.0.0.0) …1.20エンジン


[関連記事]
CardWirth Extenderを試す・その1
CardWirth Extenderを試す・その3

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[CardWirth] CardWirth Extenderを試す・その1

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日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。

※※※
公式に新エンジンテストのお知らせが出ていたので、実際使ってみることにしました。何かあれば報告、という事で。

このテストでは、公式ファンサイトからダウンロードした先行配布版に、CardWirth Extenderの最新版(v.1.3)を上書きして使用しました。

【CardWirth Extenderで追加/修正された部分】
○これまでと大きく変わる事
・仮想システムクーポン「@MP3」(←全て全角)の追加
・MP3のループ再生に対応
・アルファチャンネル付きビットマップの表示に対応

○修正や対応がなされた問題点
・NPC増殖バグ
・ランダム分岐の解釈バグ
・ゲーム環境「選択モードでの背景効果」の状態が保存されないバグ
・メッセージコンテントで74×94以外の画像を使用した際のテキスト表示のズレ
・MIDI再生遅延関連
・冒険の中断・セーブ時のストリームからの読み込みエラー問題

○追加機能
・スクリーンショットの保存


【セーブデータの違い】
(1)セーブデータのバージョン
現行(v.1.2.8.3)=10、拡張DLLあり=11

(2)Environment.wydに「選択モードでの背景効果」保存用領域1バイト追加
他のゲーム環境設定項目の直後、先頭から42バイト目に割り込む形で追加されるため、それより後のシナリオ済印や宿ゴシップなど大部分のデータが1バイト分後ろにずれます。

Environment.wydへのデータ追加のため、拡張DLL存在下で保存した宿は、それ以前の環境ではロードできなくなります。
逆に言えば、バイナリエディタ等でその1バイトを削除すれば以前の環境でロード可能です。
(※詳細は最下部折りたたみの後に)


【シナリオ作りで気をつけること】
○ランダム分岐の解釈バグ関連
「1~99%の確率が内部的に2~100%として扱われる」のが正しく直ったとすると、拡張DLLの有無で1%の差が出ます。

対策1:
1%差をつけた2つの分岐処理を準備しておき、仮想システムクーポン「@MP3」の有無でプレイヤーの環境を特定して振り分ける。

対策2:
1%ぐらいの差は目をつぶることにして、バグ未修正の環境で100%扱いにならないよう、数値を1~98%の間で設定する。


○カードに透過BMPを用いる場合
どんな感じに見えるかと、とりあえず見てみました。
どこぞの使い回しですが、透けてそうなキャラで。
ついでに手札の方も表示を確かめました。

表示見た目は、メモ箱内のまとめでご確認ください。
透過非対応だと半透明部分がかなりおかしな事になっていますが、拡張を入れた方では問題なく表示されています。

対策1:
透過非対応環境向けに、従来型の画像を使った差分(イメージ格納を含むWSM・WIDファイルやフォルダ内に置く画像の差替え版)を用意しておく。

対策2:
シナリオの内容はそのまま透過BMPを使った所だけ従来型の画像に差し替え、拡張DLL対応版と従来向け版の両方を公開する。

対策3:
シナリオ開始時に仮想システムクーポンを利用して拡張DLL導入状況を見分け、説明を表示した上で宿に戻す。

対策4:
シナリオ側で特に何もしない場合は、添付テキストの目立つところに拡張DLLの機能を利用している事を書き、画像の表示がおかしくてもシナリオの不備ではない事を主張しておく。
(これは何だかなぁ…。)


○BGMをMP3にする場合
透過と同じような対策が必要そうです。
ただ、MP3ループ再生非対応環境用にMIDIファイルを準備しても上書きによる差し替えができないため、差分は駄目ですね。
代わりの手段としては、同じ場面のBGMをMP3とMIDIの両方で準備しておき、仮想システムクーポンを利用した振り分けで再生するファイルを変えるといった方法が考えられます。


個人的には、拡張DLLの100%普及を確信できる方法が無い以上、あれこれ対策に手間をかけるより、従来通りの画像やMIDIを使った方が楽なように感じます。
より軽量に作りたい個人的事情のせいもありますかねぇ。

しかし、昨今の傾向から考えると、透過BMPやMP3ループ再生への対応を歓迎される方も多そうです。
今後のシナリオは、互換性や軽さなどを重視する従来型タイプと、グラフィックや音楽に凝れるだけ凝る拡張活用タイプに分かれていくのかも…などと、ふと考えたり。


【MIDI再生遅延はどうなった?】
(1)エリア上メニューカードをクリックするとBGMを再生する。
(2)到着イベントを利用してBGMを流す。
の2種類のイベントを作り、(1)ではメニューカードをクリックしてから、(2)ではエリア移動用のカードをクリックしてからBGMが流れ始めるまでの時間を、ストップウォッチで計りました。

使用したエンジンは1.28のみ。
条件は、拡張DLL有・無、CardWirth MidiPatch(CWMPと略)有・無の組合せで4パターンです。
再生するMIDIファイルはデフォルト素材の「RYUNE.MID」を使いましたが、条件を同じにするため、シナリオフォルダ内に置いて参照しました。

○クリックイベント
拡張DLLなし+CWMPなし
→1回目:2.60秒/2回目:2.54秒/3回目:2.54秒(平均:2.56秒)
拡張DLLなし+CWMPあり
→1回目:1.92秒/2回目:1.90秒/3回目:1.87秒(平均:1.90秒)
拡張DLLあり+CWMPなし
→1回目:1.66秒/2回目:1.60秒/3回目:1.59秒(平均:1.62秒)
拡張DLLあり+CWMPあり
→1回目:1.60秒/2回目:1.59秒/3回目:1.60秒(平均:1.60秒)

○到着イベント
拡張DLLなし+CWMPなし
→1回目:2.99秒/2回目:2.99秒/3回目:2.97秒(平均:2.98秒)
拡張DLLなし+CWMPあり
→1回目:2.30秒/2回目:2.32秒/3回目:2.27秒(平均:2.30秒)
拡張DLLあり+CWMPなし
→1回目:2.02秒/2回目:1.96秒/3回目:2.03秒(平均:2.00秒)
拡張DLLあり+CWMPあり
→1回目:2.01秒/2回目:1.99秒/3回目:2.02秒(平均:2.01秒)

以前、メディアプレーヤー事前起動の効果をほとんど実感できなかった事から、それと同等と説明されている拡張DLLも同じ結果になるのではないかと考えていましたが、予想は裏切られました。
クリックイベントと到着イベントの双方で、約1秒ずつ曲の再生開始が早くなっています。

また、拡張DLLなしの状態ではCWMPでMIDIの再生が早くなりましたが、拡張DLLありだとほとんど差はみられないという結果でした。

※※※
修正後は、ストレスなく聞ける早さです。しかし、公式ファンサイトにメディアプレーヤー起動の効き目は環境によると書いてありましたし、環境によって差が出るのかもしれません。


【NPC増殖バグの修正確認】
キャスト加入イベントを持つシナリオを作成し、テストを行いました。
キャストを1人加入させるごとに中断→再開を行い、2人以上になっていないか確認。
NPCの数は、最大6人まで増やしました。

拡張DLLなし
→加入枠が一杯のキャスト6人の時を除いて毎度増殖あり
拡張DLLあり
→増殖は起こらず


もうすぐ5時か。
まだ試すべきことはあるけれど、今は寝よう。。。

[環境]
OS:Windows XP Home Edition SP3 [32bit版]
CPU:AMD Turion(tm) 64 X2 Mobile Technology TL-50, MMX, 3DNow (2 CPUs), 1.6GHz
RAM:1.37GB
Display:ATI Radeon Xpress 1150 [モニタの発色設定:32bit]
Security:Norton Internet Security 2008

○テストした先行配布版
CardWirth(v.1.2.8.3)+CardWirth Extender(v.1.3, 同梱のcwconv.dll含めて導入(※))
 (※)winmm.dll(v.1.3)に同梱されているcwconv.dllはバージョン不明です。現行エンジンのものとサイズが異なり、何らかの変更が行われていると思いますが、その詳細は不明です。

○比較用として
[1] CardWirth(v.1.2.8.3)+cwconv.dll(v.1.5.5.6) …従来の1.28エンジン
[2] CardWirth(v.1.2.0.0)+cwconv.dll(v.1.0.0.0) …1.20エンジン


[関連記事]
CardWirth Extenderを試す・その2
CardWirth Extenderを試す・その3

※※※
以下、蛇足?

全く役に立ちそうにありませんが、興味本位で以下のような事を試してみました。

[1]先行配布版+CardWirth Extender v.1.3で新規宿を作り、パーティーを組んでセーブ
  ↓
[2]Environment.wydの先頭から42バイト目を削除
(※初めの1バイトを「先頭から1バイト目」と数えています)
  ↓
[3]CWフォルダ内からwinmm.dllのみ削除
  ↓
[4]CWエンジンを起動して[1]で作った宿をロード

すると、winmm.dllを削除しただけではロードできなかった宿データがロードできました。

…いや、内容から考えて当たり前ですね。

[4]の後でセーブすると、宿のデータバージョンは10に戻ります。
ただし、拡張DLLを削除した事で透過対応がなくなりますので、既に透過BMPを使ったカードがある場合、その表示が酷い事になります。
何かの事情で環境を戻す場合、今のところ、気をつけるべきはそこぐらいです。

(3/21追記)
拡張DLLのバージョンが1.4以上になるとエンジン本体にも修正が施されているため、追加1バイト分の削除と拡張の削除だけでは戻せません。
拡張なしのCW本体を新規インストールするなりして、本体も元に戻す必要があります。
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