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カテゴリー「覚え書き」の検索結果は以下のとおりです。

[CardWirth] 能力判定分岐、再調査中

シナリオ「隠れ技能屋」のキモである適性予想ですが、これが割とあやふやなものだという事は、シナリオ紹介ページからリンクしている関連資料「適性判断の判定基準に関する詳細」を見た方には、すぐにバレてしまうと思います。

と、ここで勘の良い方は気付かれたかもしれません。
以前に作った資料のタイトルが「適性判断~」なのに対して、この記事内では「適性予想」。
実は、シナリオ作成当時、判定だの判断だの、いかにも何かが分かるような書き方をしてしまった事を後悔しています。今さらですが、近日中に予定している再度のシナリオ更新時に、全て「予想」に変更するつもりです。

「予想」でも、まだ実態より良い気もしますが。


それはさておき、適性予想の元となるデータを強化すべく、現在能力判定分岐に関して再調査中です。
調査用のシナリオは昔のもので、やる事自体は変わりません。判定に使用する能力を違えた複数のサンプルPCを準備し、それぞれを対象に100回繰り返し判定を行って成功回数を数えます。
以前との差は、サンプル1につき50回だったデータ採取が2倍の100回になった事、サンプル数を増やしてより細かく調査を行った事、の2つです。

以前より少し細かく調べた事で、前には分からなかった事が見えてきました。

・判定の境界値変更の可能性大。

・判定に対する有利性と100回中の成功回数は、単純な比例関係ではないらしい。

2番目は以前の調査でもそれらしい結果が出ていたのですが、サンプルの取り方の問題かと思っていました。
それが、今回はっきりアイコン表示が最高ランクの範囲辺りで成功数が頭打ちになる傾向が見えました。判定に有利なほど成功率が上がり、最終的に常に成功に近付くかと思っていたら、そうでもないようです。どんなに得意でも偶には失敗する、という事でしょうか。
判定に有利なほど結果のバラつきが少ない=よりコンスタントな結果を残せる事と合わせて、本当に良く出来ていると思います。

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[CardWirth] ユーザー作成バリアントにCardWirth Extenderを導入する

メモ箱に内容をコピー済み】
日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。

※※※
大江戸バリアントや学園バリアントにCardWirth Extender(以下、「拡張DLL」と表記します)を導入しようとして、つまづいた方もいらっしゃるのでは、という事で。

バリアントエンジンへの拡張DLL導入方法は、

  1. エンジン本体にパッチを当てる。
  2. extender.dll及び同梱のcwconv.dllを、エンジンと同じ場所に置く。

という手順になりますが、場合によっては、あともうひと手間必要になります。
セーブデータを見る際、拡張DLL側で「Yado」フォルダを呼んでいるため、セーブデータの保存フォルダ名が「Yado」でない場合にエラーが出るからです。

これを解決するには、拡張DLLの修正が必要です。
TwitterでCardWirth Extenderの作者さんにお尋ねしたところ、DLL内のセーブデータの場所を個人で書き換えても良いという事でしたので、修正場所を書いておきます。

修正するのは2箇所です。
アドレス5B1C8及び5B6C4を先頭に4文字ずつ、「yado」という文字列を、そのバリアントのセーブデータ保存フォルダ名に書き換えれば、エラーは出なくなります。
例えば大江戸バリアントなら「yado」→「naga」、学園バリアントなら「yado」→「heya」といった具合です。
(※書き換える場所を見つけ辛い場合は、「yado\」で文字列検索してみて下さい。)

※※※
ノーマルエンジンとバリアントエンジン、または複数のバリアントエンジンを同じフォルダ内に共存させている場合は、さらにもうひと手間。

  1. まず、パッチと新cwconv.dllの導入を済ませて下さい。
  2. 上の方を参考に、それぞれのバリアントに対してセーブデータの場所を適当に書き換えた拡張DLLを準備して下さい。
  3. 準備した拡張DLLをお互いかぶらないように変名し、エンジンと同じ場所に置きます。
    この時、変名前後でファイル名の文字数は同じにして下さい(拡張子まで含めて12文字)。
  4. バイナリエディタで各バリアントのエンジン本体を開きます。
  5. アドレスCB50Aを先頭に12文字、「extender.dll」の部分を、そのバリアント用の拡張DLLの名称に変更します。

この修正を、変名DLLを準備した全てのバリアントエンジンに対して行います。

共存方法は、以上です。
この際、バリアントの種類別に、別々のフォルダに分けた方が早いかもしれません。

※注意:
拡張DLLを自力で書き換えた場合、原則バグ報告の受け付け対象外となりますのでご注意ください。
詳しくは→CardWirth Extender FAQ

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[CardWirth] CardWirth Extenderを試す・その3

メモ箱に内容をコピー済み】
日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。

※※※
残りは、MP3関連、スクリーンショット撮影機能、エフェクトブースター関連。
今日のうちに、何とか一段落させたいところです。

【MP3ループ再生を試す】
手持ちのMP3ファイルをBGM変更操作で再生してみました。
ループ再生され、特に問題はなさそうです。


【スクリーンショット撮影機能を試す】
CWでスクリーンショットというのは考えた事がありませんでしたが、リプレイ記事を書く時などに便利そうです。

それでは、とりあえず1枚。

…と思ったら撮影音が鳴りませんでした。
システム・スクリーンショット.wavの場所はData/Wave以下で間違いないという事で、置き場所間違いではありません。他の効果音は普通に鳴っていてボリュームや環境設定の問題とも違うし、WAVファイル単体では再生できるのでファイルが壊れているのでもなし…。

ま、いいか。
画像の保存そのものは、上手く行っています。
優先的に修正が必要な事柄でもなさそうだし、他の不具合の解消が終わった後か、他に同様の症状の方が出てきた時に報告、ぐらいで良いかな。
(3/22追記:この音が鳴らない現象は、12/03/20 23:16のv.1.4 シャッター音WAVの差替え版で解消していました。)

以下の状況で撮影を試し、全て上手く保存できました。
なお、「何もしていない時」というのは荷物袋などのサブウィンドウが開いておらず、シナリオのイベント処理中でもない、という意味です。

シナリオ内@エリア上:
・何もしていない時
・キャラクター情報閲覧中
・PCの手札閲覧中
・右クリックからカード情報閲覧中
シナリオ内@キャンプ画面:
・何もしていない時
・キャラクター情報閲覧中
・荷物袋内閲覧中
・情報カード閲覧中
・パーティー情報閲覧中
シナリオ内@戦闘中:
・各ラウンド行動開始前の何もしていない時
・キャラクター情報閲覧中
・PCの手札閲覧中
冒険者の宿内:
・何もしていない時
・宿帳閲覧中
・アルバム閲覧中
・カード置き場内閲覧中
・荷物袋内閲覧中
・キャラクター情報閲覧中
・PCの手札閲覧中
その他:
・CW開始直後のタイトル画面
・イベント処理中(操作待ちでない時含む)


【透過BMP関連、追加】
ファンサイトの掲示板に画面の設定が16ビットだと透過しないという書き込みがあるのを見て、試してみました。
確かに、16ビットだと拡張DLLがあっても透過しませんね。透過非対応の時と同じ見え方になります。
透過BMPを使用して添付テキストに説明を入れる際は、その辺も併記した方が良いかもしれません。
(3/21追記:この問題は、拡張DLL v.1.4で修正されました。)


【仮想システムクーポン@MP3の挙動】
その2の後、もう少し詳しく調べたのを書き忘れていました。
6人パーティーを対象に、選択中メンバ、誰か1人、全員の条件でそれぞれクーポン分岐を試し、仕様通り、どの条件でも(実際には誰も持っていなくても)検出できる事を確認しました。


次はエフェクトブースター関連。
シナリオ作りに使う予定がなかったため全く触っておらず、自分でサンプルを作るなると一から勉強が必要です。
さすがにそれは時間がかかりそうなので、テスト用のサンプルか、シナリオ作成向けサンプルが無いか探すところから。

[環境]
OS:Windows XP Home Edition SP3 [32bit版]
CPU:AMD Turion(tm) 64 X2 Mobile Technology TL-50, MMX, 3DNow (2 CPUs), 1.6GHz
RAM:1.37GB
Display:ATI Radeon Xpress 1150 [モニタの発色設定:32bit]
Security:Norton Internet Security 2008

○テストした先行配布版
CardWirth(v.1.2.8.3)+CardWirth Extender(v.1.3, 同梱のcwconv.dll含めて導入(※))
 (※)winmm.dll(v.1.3)に同梱されているcwconv.dllはバージョン不明です。現行エンジンのものとサイズが異なり、何らかの変更が行われていると思いますが、その詳細は不明です。

○比較用として
[1] CardWirth(v.1.2.8.3)+cwconv.dll(v.1.5.5.6) …従来の1.28エンジン
[2] CardWirth(v.1.2.0.0)+cwconv.dll(v.1.0.0.0) …1.20エンジン


[関連記事]
CardWirth Extenderを試す・その1
CardWirth Extenderを試す・その2

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[CardWirth] “宿経営者募集中”

新エンジン(先行配布版)で色々試す際、所々で比較用に1.20エンジンも使用しています。普段使う宿とはっきり区別するため、1.20も既存のものとは別にテスト用を新規インストールしました。

エンジンを起動し、宿の選択画面に移ると…:

[GIF-58KB]

もうすっかり忘れていました。
1.20エンジンは、宿経営者募集から始まります。

ここで宿を作ったら、キャラを作って(冒険者を泊まらせて)、シナリオを遊ぶ(彼らを働かせる)──
CW世界でのプレイヤーの真の分身は、宿の親父さんなのかもしれません。

ちなみに1.28エンジン以降では、1つも宿が無い場合は空白の貼り紙が表示されるだけです。

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[CardWirth] CardWirth Extenderを試す・その2

メモ箱に内容をコピー済み】
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※※※
長くなりすぎているので分けました。
この関連の記事は、いずれまとめて制作関連メモかどこかで公開しようと思います。

その1では、シナリオを作る側として特に注意が必要と思う部分をメインに見ました。
ここからは、公式で指定されている項目を見ていくことにします。

> 確認して欲しい点。
> ・エフェクトブースター関連
> ・MP3関連
> ・MIDI遅延
> その他にも気になる点を

> ・仮想システムクーポン@MP3の挙動
> ・ランダム分岐の挙動
> ・透過機能
>
> ・スクショの保存がうまくいくか
> などなど。

MIDI遅延は、その1で改善が確認できたので良しとして…。


【ランダム分岐の解釈バグの修正確認】
値99%に設定したランダム分岐を1000回または1万回繰り返すサンプルシナリオを作成し、そのうち何回失敗するかを見ました。1000回も繰り返せば、「偶々全て成功」の偶然をかなり排除したと考えて良いだろうというわけです。

1回でも失敗すれば、少なくとも値99%が100%扱いではなくなっている事が確認できます。
逆に失敗0回だった場合は、100%扱いのバグが発症している可能性が考えられます。

テストでは、1000回ループと1万回ループを各5回ずつ実行しました。
以下は、その結果です。

1.28エンジン拡張DLLあり
→1000回ループでの失敗回数:10、10、11、11、12(平均10.8回)
→1万回ループでの失敗回数:111、114、5、99、96(平均85回)

1.28エンジン拡張DLLなしと1.20エンジン
→1000回ループでの失敗回数:5回全てでゼロ
→1万回ループでの失敗回数:5回全てでゼロ

これは、間違いなく修正が効いていると考えてよさそうです。
また、環境表示に用いた仮想システムクーポン「@MP3」の所持判定も、正しく処理されました。

ついでと言っては何ですが、テストに使ったシナリオを公開しておきます。
興味がある方は、ご自分の目で確かめてみて下さい。
ランダム分岐テスト用シナリオ


残りは、MP3関連、スクリーンショット撮影機能、エフェクトブースター関連。

[環境]
OS:Windows XP Home Edition SP3 [32bit版]
CPU:AMD Turion(tm) 64 X2 Mobile Technology TL-50, MMX, 3DNow (2 CPUs), 1.6GHz
RAM:1.37GB
Display:ATI Radeon Xpress 1150 [モニタの発色設定:32bit]
Security:Norton Internet Security 2008

○テストした先行配布版
CardWirth(v.1.2.8.3)+CardWirth Extender(v.1.3, 同梱のcwconv.dll含めて導入(※))
 (※)winmm.dll(v.1.3)に同梱されているcwconv.dllはバージョン不明です。現行エンジンのものとサイズが異なり、何らかの変更が行われていると思いますが、その詳細は不明です。

○比較用として
[1] CardWirth(v.1.2.8.3)+cwconv.dll(v.1.5.5.6) …従来の1.28エンジン
[2] CardWirth(v.1.2.0.0)+cwconv.dll(v.1.0.0.0) …1.20エンジン


[関連記事]
CardWirth Extenderを試す・その1
CardWirth Extenderを試す・その3

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[CardWirth] CardWirth Extenderを試す・その1

メモ箱に内容をコピー済み】
日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。

※※※
公式に新エンジンテストのお知らせが出ていたので、実際使ってみることにしました。何かあれば報告、という事で。

このテストでは、公式ファンサイトからダウンロードした先行配布版に、CardWirth Extenderの最新版(v.1.3)を上書きして使用しました。

【CardWirth Extenderで追加/修正された部分】
○これまでと大きく変わる事
・仮想システムクーポン「@MP3」(←全て全角)の追加
・MP3のループ再生に対応
・アルファチャンネル付きビットマップの表示に対応

○修正や対応がなされた問題点
・NPC増殖バグ
・ランダム分岐の解釈バグ
・ゲーム環境「選択モードでの背景効果」の状態が保存されないバグ
・メッセージコンテントで74×94以外の画像を使用した際のテキスト表示のズレ
・MIDI再生遅延関連
・冒険の中断・セーブ時のストリームからの読み込みエラー問題

○追加機能
・スクリーンショットの保存


【セーブデータの違い】
(1)セーブデータのバージョン
現行(v.1.2.8.3)=10、拡張DLLあり=11

(2)Environment.wydに「選択モードでの背景効果」保存用領域1バイト追加
他のゲーム環境設定項目の直後、先頭から42バイト目に割り込む形で追加されるため、それより後のシナリオ済印や宿ゴシップなど大部分のデータが1バイト分後ろにずれます。

Environment.wydへのデータ追加のため、拡張DLL存在下で保存した宿は、それ以前の環境ではロードできなくなります。
逆に言えば、バイナリエディタ等でその1バイトを削除すれば以前の環境でロード可能です。
(※詳細は最下部折りたたみの後に)


【シナリオ作りで気をつけること】
○ランダム分岐の解釈バグ関連
「1~99%の確率が内部的に2~100%として扱われる」のが正しく直ったとすると、拡張DLLの有無で1%の差が出ます。

対策1:
1%差をつけた2つの分岐処理を準備しておき、仮想システムクーポン「@MP3」の有無でプレイヤーの環境を特定して振り分ける。

対策2:
1%ぐらいの差は目をつぶることにして、バグ未修正の環境で100%扱いにならないよう、数値を1~98%の間で設定する。


○カードに透過BMPを用いる場合
どんな感じに見えるかと、とりあえず見てみました。
どこぞの使い回しですが、透けてそうなキャラで。
ついでに手札の方も表示を確かめました。

表示見た目は、メモ箱内のまとめでご確認ください。
透過非対応だと半透明部分がかなりおかしな事になっていますが、拡張を入れた方では問題なく表示されています。

対策1:
透過非対応環境向けに、従来型の画像を使った差分(イメージ格納を含むWSM・WIDファイルやフォルダ内に置く画像の差替え版)を用意しておく。

対策2:
シナリオの内容はそのまま透過BMPを使った所だけ従来型の画像に差し替え、拡張DLL対応版と従来向け版の両方を公開する。

対策3:
シナリオ開始時に仮想システムクーポンを利用して拡張DLL導入状況を見分け、説明を表示した上で宿に戻す。

対策4:
シナリオ側で特に何もしない場合は、添付テキストの目立つところに拡張DLLの機能を利用している事を書き、画像の表示がおかしくてもシナリオの不備ではない事を主張しておく。
(これは何だかなぁ…。)


○BGMをMP3にする場合
透過と同じような対策が必要そうです。
ただ、MP3ループ再生非対応環境用にMIDIファイルを準備しても上書きによる差し替えができないため、差分は駄目ですね。
代わりの手段としては、同じ場面のBGMをMP3とMIDIの両方で準備しておき、仮想システムクーポンを利用した振り分けで再生するファイルを変えるといった方法が考えられます。


個人的には、拡張DLLの100%普及を確信できる方法が無い以上、あれこれ対策に手間をかけるより、従来通りの画像やMIDIを使った方が楽なように感じます。
より軽量に作りたい個人的事情のせいもありますかねぇ。

しかし、昨今の傾向から考えると、透過BMPやMP3ループ再生への対応を歓迎される方も多そうです。
今後のシナリオは、互換性や軽さなどを重視する従来型タイプと、グラフィックや音楽に凝れるだけ凝る拡張活用タイプに分かれていくのかも…などと、ふと考えたり。


【MIDI再生遅延はどうなった?】
(1)エリア上メニューカードをクリックするとBGMを再生する。
(2)到着イベントを利用してBGMを流す。
の2種類のイベントを作り、(1)ではメニューカードをクリックしてから、(2)ではエリア移動用のカードをクリックしてからBGMが流れ始めるまでの時間を、ストップウォッチで計りました。

使用したエンジンは1.28のみ。
条件は、拡張DLL有・無、CardWirth MidiPatch(CWMPと略)有・無の組合せで4パターンです。
再生するMIDIファイルはデフォルト素材の「RYUNE.MID」を使いましたが、条件を同じにするため、シナリオフォルダ内に置いて参照しました。

○クリックイベント
拡張DLLなし+CWMPなし
→1回目:2.60秒/2回目:2.54秒/3回目:2.54秒(平均:2.56秒)
拡張DLLなし+CWMPあり
→1回目:1.92秒/2回目:1.90秒/3回目:1.87秒(平均:1.90秒)
拡張DLLあり+CWMPなし
→1回目:1.66秒/2回目:1.60秒/3回目:1.59秒(平均:1.62秒)
拡張DLLあり+CWMPあり
→1回目:1.60秒/2回目:1.59秒/3回目:1.60秒(平均:1.60秒)

○到着イベント
拡張DLLなし+CWMPなし
→1回目:2.99秒/2回目:2.99秒/3回目:2.97秒(平均:2.98秒)
拡張DLLなし+CWMPあり
→1回目:2.30秒/2回目:2.32秒/3回目:2.27秒(平均:2.30秒)
拡張DLLあり+CWMPなし
→1回目:2.02秒/2回目:1.96秒/3回目:2.03秒(平均:2.00秒)
拡張DLLあり+CWMPあり
→1回目:2.01秒/2回目:1.99秒/3回目:2.02秒(平均:2.01秒)

以前、メディアプレーヤー事前起動の効果をほとんど実感できなかった事から、それと同等と説明されている拡張DLLも同じ結果になるのではないかと考えていましたが、予想は裏切られました。
クリックイベントと到着イベントの双方で、約1秒ずつ曲の再生開始が早くなっています。

また、拡張DLLなしの状態ではCWMPでMIDIの再生が早くなりましたが、拡張DLLありだとほとんど差はみられないという結果でした。

※※※
修正後は、ストレスなく聞ける早さです。しかし、公式ファンサイトにメディアプレーヤー起動の効き目は環境によると書いてありましたし、環境によって差が出るのかもしれません。


【NPC増殖バグの修正確認】
キャスト加入イベントを持つシナリオを作成し、テストを行いました。
キャストを1人加入させるごとに中断→再開を行い、2人以上になっていないか確認。
NPCの数は、最大6人まで増やしました。

拡張DLLなし
→加入枠が一杯のキャスト6人の時を除いて毎度増殖あり
拡張DLLあり
→増殖は起こらず


もうすぐ5時か。
まだ試すべきことはあるけれど、今は寝よう。。。

[環境]
OS:Windows XP Home Edition SP3 [32bit版]
CPU:AMD Turion(tm) 64 X2 Mobile Technology TL-50, MMX, 3DNow (2 CPUs), 1.6GHz
RAM:1.37GB
Display:ATI Radeon Xpress 1150 [モニタの発色設定:32bit]
Security:Norton Internet Security 2008

○テストした先行配布版
CardWirth(v.1.2.8.3)+CardWirth Extender(v.1.3, 同梱のcwconv.dll含めて導入(※))
 (※)winmm.dll(v.1.3)に同梱されているcwconv.dllはバージョン不明です。現行エンジンのものとサイズが異なり、何らかの変更が行われていると思いますが、その詳細は不明です。

○比較用として
[1] CardWirth(v.1.2.8.3)+cwconv.dll(v.1.5.5.6) …従来の1.28エンジン
[2] CardWirth(v.1.2.0.0)+cwconv.dll(v.1.0.0.0) …1.20エンジン


[関連記事]
CardWirth Extenderを試す・その2
CardWirth Extenderを試す・その3

※※※
以下、蛇足?

全く役に立ちそうにありませんが、興味本位で以下のような事を試してみました。

[1]先行配布版+CardWirth Extender v.1.3で新規宿を作り、パーティーを組んでセーブ
  ↓
[2]Environment.wydの先頭から42バイト目を削除
(※初めの1バイトを「先頭から1バイト目」と数えています)
  ↓
[3]CWフォルダ内からwinmm.dllのみ削除
  ↓
[4]CWエンジンを起動して[1]で作った宿をロード

すると、winmm.dllを削除しただけではロードできなかった宿データがロードできました。

…いや、内容から考えて当たり前ですね。

[4]の後でセーブすると、宿のデータバージョンは10に戻ります。
ただし、拡張DLLを削除した事で透過対応がなくなりますので、既に透過BMPを使ったカードがある場合、その表示が酷い事になります。
何かの事情で環境を戻す場合、今のところ、気をつけるべきはそこぐらいです。

(3/21追記)
拡張DLLのバージョンが1.4以上になるとエンジン本体にも修正が施されているため、追加1バイト分の削除と拡張の削除だけでは戻せません。
拡張なしのCW本体を新規インストールするなりして、本体も元に戻す必要があります。
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[CardWirth] メモ:バトル内のイベント関連

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※※※
【イベント発生の場所】
バトル内で発生
・キーコード発火イベント
・ラウンドイベント
・敵死亡イベント
・逃走イベント

エリアに戻った後発生
・勝利イベント
・敗北イベント

これはだいたいヘルプにも書いてあります。
逃走と勝利・敗北の扱いの差に気をつけておかないと、共用フラグでカード表示を管理している場合などに見えているカードが変な事になる恐れがあるかも。


【死亡イベント】
敵死亡イベントが発生するのは、PCまたはパーティーに同行中のNPCの攻撃で死亡した場合のみ。
キーコード発火イベントやラウンドイベント内でダメージを与えて死亡した場合、死亡イベントは発生しない。

※※※
特定のキーコードが当たった時だけ、

(1)その敵の所持召喚獣を対象にフィールド全体で召喚獣存在分岐
 →攻撃対象を選択状態に

(2)選択中メンバに効果コンテントでダメージ付与
 →追加ダメージを与える

というイベントを組んでみたら、追加ダメージで敵が死亡した時は死亡イベントが発生せず、それで気付きました。
うーん、盲点。たぶん、良くシナリオを作っている人には常識なんだろうなとは思いますが。

※いずれも1.20/1.28エンジン双方

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[CardWirth] 続々・プレイヤーキャラの口調

今更気付きました。
老人PCの老人口調(「~じゃ」みたいなアレ)は、場合によっては物凄い違和感を醸し出しますね。例えば、絵がいかにもな豪快豪傑風の場合などです。
知将型や策士型で魔法スキルが似合うタイプなら、「~じゃ」でおかしくないと思うのですが、やはりイメージの問題でしょうか。
老人口調の条件を、「_老人」+「_知将型」や「_老人」+「_策士型」にすればいいんですかね。

平江明さんの口調システムや如月真問さんのペルソナシステムに寄生する手もありますが、性別や年代別のセリフに追加する形でしか使えないため、これはこれで手間がかかります。

セリフ分けの条件を、ANDとOR組み合わせて指定できれば早いんですが。
((_老人 AND _知将型) OR (_老人 AND _策士型) OR _老人口調) なら「○○じゃ」のような形です。
これをそのまま今のシステムでやろうとすると、称号条件を違えた同内容のセリフを3つ並べる事になり、その分シナリオが肥大していきます。

うーん。
もう、いっそ男女分けだけでいいかもしれない。

※※※
この問題の解決策は、両極端のものが考えられます。
1つは、口調クーポンなどを駆使して詳細に条件分けをする事。
もう1つは、全員が納得できる口調分けなど存在しないと諦め、ごく単純な男女分けのみ辺りで済ませてプレイヤーさんに脳内補完して頂くこと。

ああ、もう1つありますね。
PCが一度も喋らないシナリオにする事。
これは、緋衣再構築の時にやろうとして失敗しました。

※※※
一番現実的なのは、シナリオ内で独自の口調用クーポンを配布して、前の方で書いたAND・OR指定でやりたい事を実現する方法でしょうか。
ただ、多少細かく調整できるとはいえ、私のイメージによる分類でしかない以上、多大な期待はできません。口調システムやペルソナシステムによる設定をある程度反映できるのが利点と言えば利点です。

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[CardWirth] 公式シナリオにおける宿の亭主と冒険者

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※※※
ふと疑問に思い、公式シナリオ内での宿の親父や冒険者の扱われ方を調べてみました。大雑把です。たぶん漏れがあると思います。

◎ゴブリンの洞窟(S)
冒険者の呼ばれ方:あんた達

◎家宝の鎧(S)
親父一人称:俺
冒険者の呼ばれ方:あんたら、あんた達
親父の呼ばれ方:親父さん

◎鳥の歌が聞こえない(S)
親父一人称:俺
冒険者の呼ばれ方:あんた達、お前達
親父の呼ばれ方:親父さん

◎奇塊(S)
冒険者の呼ばれ方:お前ら
親父の呼ばれ方:親父さん

◎旧き沼の大蛇(S)
冒険者の呼ばれ方:あんた達
親父の呼ばれ方:親父さん
地の文のPC自称:我々

◎教会の妖姫(S)
親父一人称:わし
冒険者の呼ばれ方:あんた達

◎墓守の苦悩(K)
親父一人称:わし
冒険者の呼ばれ方:おまえさん達

◎遺跡に咲く花
冒険者の呼ばれ方:お前さん達、こちらの冒険者の方(依頼人に紹介時)

◎賢者の選択(S)
地の文のPC自称:我々、私

◎機械仕掛けの番犬(A)
◎見えざる者の願い(K)
(冒険者の宿、登場せず)


【まとめ】
特に統一はされていないようです。
そう言えば、娘さんが登場する公式シナリオは無いんですねぇ。

●亭主が冒険者から「親父さん」と呼ばれているのは、各シナリオ共通。

●亭主の一人称は「俺」が2シナリオ、「わし」が2シナリオ。
亭主が自分を「俺」と呼ぶシナリオが存在する事が、すっかり記憶から抜け落ちていました。

●亭主が冒険者を呼ぶ時は、「あんた達」が多い。
●その他の呼び方では、「お前達」「お前さんたち」がある。
「遺跡に咲く花」では、亭主が冒険者を依頼人に引き合わせる際、「こちらの冒険者の方」と言います。普段は親しみを込めてか割と雑な扱いですが、依頼人に対する時はきちんと尊重してくれるようです。

●地の文での冒険者は、「私」「我々」。


【蛇足】
昔自分が作ったシナリオは、「教会の妖姫」を参考に作ったわりに、親父一人称が「わし」、冒険者の呼ばれ方が「おまえたち」と、混乱しています。どこで混じったんだろう。

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[CardWirth] cwChkCards 1.24β

いまだに旧エディタ中心でやっているので完全に失念していましたが、新エディタではカード設定にいくつか追加があったのでした。効果系カードの「無属性」や「必中属性」、キャストの性別「謎」、年代「不明」、素質の「英雄型」がそれです。

キャストカードの追加分はクーポンで管理する部分なので今までのcwChkCardsでも特に問題ありませんが、無属性や必中属性のカードは属性不明の表示になってしまいます。今回の更新は、その手当てです。

cwChkCards→1.24β
・1.28エディタの新要素、「無属性」「必中属性」に対応。
・フォルダ右クリック→情報更新メニューで、内部のフォルダ構造の変化の他にカードの追加・削除・変名も検出するようにした。

※※※
ついでに、新要素が旧エンジンや旧エディタでどのように扱われるかを調べてみました。
今も本家版(Ver.1.28より古い版)を使っている方は、いるとしてもかなり少数派だと思いますが、少なくとも自分はまだ使っているし、ASK公式サイトでの配布も継続されています。自分がシナリオを作る時は可能な限り両対応にしたいなぁ、という訳で以下確認結果です。まとめはこちら

1.28エディタで新要素入りのカードを作って、1.20エンジンや1.25エディタで開いてみました。

【無属性】
◎戦闘で使用した際の挙動
武器無効、魔法無効、武器+魔法無効のいずれの敵にも無効化されず、所定の効果を発揮しました。
どの属性にも該当しない扱いのようです。
結果的に、新エンジンと同じ効果になっています。

◎エディタで開いた時
「物理的魔法属性」が自動選択されます。

【必中属性】
◎戦闘で使用した際の挙動
ダメージ最大値処理を設定した必中属性のカードを敵に使用した結果は、無ダメージ、HP半減、戦闘不能の3パターンに分かれました。
少なくとも必中ではなくなっています。
回避属性なら避けて無ダメージか当たって戦闘不能の2パターンしか無いはずで、抵抗属性として扱われているものと思われます。

◎エディタで開いた時
「抵抗属性」が自動選択されます。

【性別=謎】 
◎シナリオ内での挙動
「_♀」→「_♂」→無印の優先順で3パターンの台詞を入れた台詞コンテントで喋らせてみると、無印の台詞が出ます。
1.28エンジンと同じ挙動です。

◎エディタで開いた時
「男」が自動選択されます。

【年代=不明】 
◎シナリオ内での挙動
「_老人」→「_大人」→「_若者」→「_子供」→無印の優先順で5パターンの台詞を入れた台詞コンテントで喋らせてみると、無印の台詞が出ます。
1.28エンジンと同じ挙動です。

◎エディタで開いた時
「子供」が自動選択されます。

【素質=英雄型】 
◎シナリオ内での挙動
「_英雄型」→「_策士型」→「_知将型」→「_豪傑型」→「_勇将型」→「_万能型」→「_標準型」→無印の優先順で8パターンの台詞を入れた台詞コンテントで喋らせてみると、無印の台詞が出ます。
1.28エンジンと同じ挙動です。

◎エディタで開いた時
「標準型」が自動選択されます。

クーポンで管理される部分について元データが書き換わらない限り該当なしとして扱われるのは予想通りですが、無属性が新旧エンジンで同じ効果なのは少し驚きでした。そういう場合分けなんですね。

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pixivでも何かやっている……かも。

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