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カテゴリー「雑記」の検索結果は以下のとおりです。

OneDrive、アカウント維持について

前にCardWirth関連の記事で自作物のバックアップ方法を書いた際、いくつかのオンラインストレージを紹介した中に、OneDriveがありました。Microsoftアカウントで利用できるサービスの1つですが、Microsoft サービス規約には、指定の期間使用しないとMicrosoftアカウントやOneDriveがcloseされると書かれています(「4.本サービスの使用およびサポート」内)。以下は、その部分を抜き出したものです。

まず、Microsoft アカウントの停止に関する部分。

お客様は、アクティブな状態を維持するように Microsoft アカウントを使用しなければなりません。Microsoft アカウントおよび関連付けられている本サービスをアクティブな状態に維持するには、少なくとも 5 年に 1 回はサインインしていただく必要があります。(中略)この期間中にサインインしない場合、マイクロソフトはお客様の Microsoft アカウントを非アクティブとみなし、お客様に代わって停止します。
(原文:You must use your Microsoft account to keep it active. This means you must sign in at least once in a five-year period to keep your Microsoft account, and associated Services, active, [...]. If you don’t sign in during this time, we will assume your Microsoft account is inactive and will close it for you.)

次に、OneDriveの停止に関する部分。

少なくとも年に 1 回、お客様の Outlook.com の受信トレイおよびお客様の OneDrive に (別々に) サインインする必要があります。年に 1 回もサインインがなければ、マイクロソフトはお客様の Outlook.com の受信トレイおよびお客様の OneDrive をお客様に代わって停止します。
(原文:You must sign into your Outlook.com inbox and your OneDrive (separately) at least once in a one-year period, otherwise we will close your Outlook.com inbox and your OneDrive for you.)

さらに、Microsoftアカウントが停止された後については、以下のように書かれています。

お客様の Microsoft アカウントが停止された場合 (お客様によるかマイクロソフトによるかを問いません) の対応について説明します。まず、Microsoft アカウントを使用して本サービスにアクセスする権利は直ちに終了します。次に、マイクロソフトはお客様の Microsoft アカウントに関連付けられた本データまたはお客様のコンテンツを削除するか、その他の方法でこれらと、お客様およびお客様の Microsoft アカウントとの関連付けを解除します。ただし、マイクロソフトがこれらの保管、返却、またはお客様もしくはお客様が特定する第三者への譲渡を法令によって求められる場合を除きます。マイクロソフトは、アカウントが停止された後はお客様のコンテンツまたは本データを取得することができなくなるため、お客様が定期的なバックアップ計画を立てる必要があります。第三に、お客様は取得済みの製品にアクセスできなくなることがあります。
(原文:If your Microsoft account is closed (whether by you or us), a few things happen. First, your right to use the Microsoft account to access the Services stops immediately. Second, we’ll delete Data or Your Content associated with your Microsoft account or will otherwise disassociate it from you and your Microsoft account (unless we are required by law to keep it, return it, or transfer it to you or a third party identified by you). You should have a regular backup plan as Microsoft won’t be able to retrieve Your Content or Data once your account is closed. Third, you may lose access to products you’ve acquired.)

これらを見て、OneDrive内のデータが最終的に消滅する可能性があるのは5年間アクセスしなかった場合だと思っていました。つまり、1年間サインインしなければOneDriveが凍結され、さらに4年が経過して5年間サインインがなければMicrosoftアカウント自体が停止されて関連サービス内のデータも消える、と。
しかし、どうやら、そうではなさそうです。5年放置はあくまでMicrosoftアカウント(つまり全体)の停止条件であって、OneDriveについては1年放置で停止→2年放置で削除 が正しいようで。

※※※
先日、「お使いの OneDrive アカウントは、2018 年 10 月 12 日に削除されます」という件名のメールが届きました。本文には、「アカウントは‍、過去 2 年間使用されていないため‍、2018 年 10 月 12 日に削除されます‍。アカウントの維持をご希望の場合は‍、OneDrive にアクセスしてアカウントを再び有効にしてください‍。」とあります。

ともかく、削除を回避するためにOneDriveにアクセスしたところ、以下のような表示が出ました。

[PNG-5KB]

OneDriveは既に凍結されていました。リアル用に作成したアカウントで、そう言えば相当前に仕事で作ったファイルの受け渡しに使って以来、触った記憶がありません。アカウントの存在自体忘れていたことを申し訳なく思いつつ、「凍結を解除する」をクリック。すると、次の表示に切り替わりました。

[PNG-6KB]

「最大24時間」とありますが、実際には5分ほどでファイルにアクセスできるようになりました。ファイルのサイズなどで違うのかもしれません。

さて。ここで引っかかったのは、「過去 2 年間使用されていないため‍」期日を過ぎるとアカウントが削除されるというメールの文章です。この2年というのは、どこから出てきたのか? そして、ここで言う「アカウント」は、何のアカウントのことなのか?
上の2つの画像を見る限り、ここでは既に凍結されているアカウントの凍結解除を行っています。また、凍結解除を実行する前も、同じMicrosoftアカウントで使用するOutlook.comのメールの方は、普通に受信操作を行えていました。Microsoftアカウントが停止されていたら、Outlook.comへのアクセスもできなかったはず。つまり、「アカウント」はOneDriveのアカウントと解釈するのが正しそうです。

ここで、Microsoftサポートの「OneDrive アカウントが停止されるとどうなりますか?」という記事を見てみましょう。以下のように書いてあります。

(1)停止の条件

OneDriveアカウントの未使用の期間が 1 年を超えた場合、または 3 か月を超える期間 OneDrive の容量の上限を超えている場合、アカウントは停止されます。

(2)停止状態になった後、何もしなかった場合

OneDrive.com にサインインすると表示される日付以降に、OneDrive アカウントとその中に含まれるすべてのファイル (OneDrive に格納されている OneNote ノートブックを含む) は削除されます。

「OneDrive.com にサインインすると表示される日付」は上の1つ目の画像にあるものだと思いますが、メールで「過去 2 年間使用されていないため‍~」の部分に記載されていた日付と同じでした。使わずに2年が経つとOneDriveアカウントが削除され、即日かどうかは分かりませんが保存していたファイルも消えると読めます。しかし、OneDriveのアカウントが2年放置で消えるとは、どこにも書いていなかったような……(見落としですかねぇ)。

OneDriveのアカウントは、凍結時には特に通知などないようですが、削除前にはメールが来ます。サインインはしなくても、メールチェックだけは気をつけておきましょう。Outlook.comのメールアドレスは、メールクライアントでも使用できます。ちなみに、メールが届いたのは、削除予定日の1か月前です。

※※※
実は、この数日前にも別のリアル用アカウントでOneDriveの凍結が発覚していたり。
色々な関連サービスを連携させて大いに活用している人は良いのでしょうが、ファイル保管だけに利用して普段は放置している場合は、削除予定お知らせメールが命綱です。忘れずメールチェックを!

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Windows 10で古いヘルプファイル(*.hlp)が開けないときに

自分のところでは、かなり古いソフトウェアのいくつかが現役です。
ただ、それらを入手した当時は一般的だったWindowsヘルプ形式(*.hlp)のヘルプが、現在そのままでは閲覧できないのが困りものです。

Windows Vistaから8.1までは、それぞれのOS用のWindows ヘルプ プログラムが配布されています。リンク先のMicrosoftのサイトからOSに合ったものをDLしてインストールすれば、HLPファイルを開けるようになります。

しかし! 配布されている中に、Windows 10用はありません。

先日、HLPファイルを開こうとして初めて気づきました。
対応を要望する声は随分前からあったようです。
今後に期待……できたらいいですね……(期待したい)。

※※※
一応、以下の方法で開けるようにはなりました。

あくまでWindows 10での方法です。
他のOSは、対応するファイルを落として使ってください。
Win10も今後対応される可能性はあると思うので、念のため確認してください。

なお、実行の結果不都合が起きても当方は責任を負いかねます。
自己責任でお願いします。


(1)Windows 8.1用のWindows ヘルププログラムを入手
お使いのOSが何ビット版か調べて、それに合った方をDLしてください。
→DL場所:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/917607

【注】
以下、OSが64bitの場合を想定して話を進めます。
OSが32bitの場合は、「x64」や「amd64」と書かれている部分を「x86」に置き換えて読むとだいたい(あくまでだいたい……)通じるはずです。

また、日本語版を前提にしています。
他の言語をご利用の方がここを見ることはないと思いますが、もし言語が異なる場合は「ja-jp」をお国の言葉に置き換えて読んでください。


(2)MSUファイルを展開する
コマンドプロンプトを起動して展開します。

expand -f:* (Windows8.1-KB917607-x64.msuのパス) (展開先フォルダのパス)

具体的には、例えば以下のような感じです。

expand -f:* C:\Windows8.1-KB917607-x64.msu C:\temp

上手く行ったら、展開先フォルダ内に「Windows8.1-KB917607-x64.cab」というファイルができているはずです。

(3)得られたCABファイルを展開
Windows8.1-KB917607-x64.cabをさらに展開します。

expand -f:* (Windows8.1-KB917607-x64.cabのパス) (展開先フォルダのパス)

例えば、以下のような感じです。

expand -f:* C:\temp\Windows8.1-KB917607-x64.cab C:\temp\cab

展開先フォルダ内にやたら名前が長いフォルダとファイルが大量に出来上がっていたら多分成功、次へ進みます。

(4)必要なファイルを取り出して所定の位置に置く
(3)で得られたものの中から、プログラム本体と日本語用のDLLなど、必要なものだけ取り出します。

  • 「amd64_microsoft-windows-winhstb.resources_31bf3856ad364e35_6.3.9600.20470_ja-jp_f279eb70d83433f5」フォルダ内の2ファイル
  • 「amd64_microsoft-windows-winhstb_31bf3856ad364e35_6.3.9600.20470_none_1a54d9f2f676f6c2」フォルダ内の4ファイル

以上の合計6ファイルです。
見つからなければ、展開に失敗しているか、Microsoftの配布ファイルが新しくなっている可能性があります。展開をやり直すか、ファイル名や言語から探してみてください。

(※WindowsフォルダやSystemフォルダの位置は、ご自身の環境に応じて適当に読み替えてください。)

●プログラム本体など
winhlp32.exe
C:\Windows
winhlp32.exe.mui
C:\Windows\ja-JP
●DLL関連
ftlx041e.dll、ftlx0411.dll、ftsrch.dll(3ファイル)
C:\WINDOWS\system32 及び C:\WINDOWS\sysWOW64
ftsrch.dll.mui
C:\WINDOWS\System32\ja-JP 及び C:\WINDOWS\sysWOW64\ja-JP

DLL関連の合計4ファイルは、既に同名のファイルがあったら上書きしない方が良いかも……(既存の方が新しいかもしれないので念のため。)

以上です。

これで駄目なら、他の何かがあることになります。
ちなみに私は、Windows 10にアップグレードする以前に8.1用のプログラムをインストール済みでした。
上手く行かない時は、色々試してみてください;


(2016/11/6追記)
Anniversary Update後、再び古いヘルプが開けなくなりました。
アップデートの内容によっては、対策しても元に戻ってしまうことがあるようです。
さすがにその度に更新用ファイルを展開して必要なファイルを取り出してコピーするのは面倒だと思ったら、その辺りを解決している方がおられました。
Windows10用WinHlp32.exeインストールバッチファイル - DoldoWorkz

紹介リンクを貼りますが、ここで紹介されていたから使う、ではなくて、リンク先ページの内容を良く読んでください。全て読んで納得できてからDLし、実行する前に(←重要)バッチファイル本体の中身を読んでください。読めば何をしているか分かります。何が行われるか理解してから実行してください。
(中身を読んで何のこっちゃと感じるようなら、使わない方が良いかもです。)


(2018/6/28追記)
やはり、大型アップデートごとに元に戻りますね。その都度、やり直しが必要です。
April 2018 Update後(たぶん。Fall Creators Update後の記憶が正しければ)は、Windowsヘルプ形式のファイルをダブルクリックすると、以前のサポートしていないという表示ではなく、ヒントアプリが起動するようになりました。
いや……そういう方向の対応が欲しかったわけじゃ……、、、
8.1用のWindows ヘルプ プログラムをインストールする方法は、まだ有効でした。ひとまず安心しましたが、これもいつか突然駄目になる可能性があります。見られなくなると絶対に困るものは、あらかじめ紙に印刷して保存する等の対策をしておいた方が良いかもしれません。

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Windows 8→8.1

去年10月、回避方法不明のアップデート通知(←後日、方法が分かりました)に翻弄されてから、約半年が経ちました。環境も整ったので、この週末を利用してWindows 8からWindows 8.1にアップデートしましたが、あれ以降今まで、アップデート通知の類が出ることは一度もありませんでした。当時行った通知を表示しないための対策は、効いていたようです。

対策を解除しながら、ストアの変化を見ました。
↓解除前はこんな感じ(左がタイル、右はタイルをクリックしたところ)。
[PNG-3KB][PNG-5KB]

↓HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsStore キー下の DWORD値「DisableOSUpgrade」を1から0に変更すると、こうなりました。
[PNG-6KB][PNG-6KB]

これで、ストアからアップデート操作が可能になったようです。
その他、

  • KB2871389をインストール
  • (念のため、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\UpgradeNotification キー下のDWORD値「UpgradeAvailable」を0→1)

アップデート通知対策の解除は、以上です。

【アップデートする前に見る場所】

上記2つは、いずれもMicrosoftのサイト内です。
アプリや周辺機器が8.1でも使えるかは、アップグレード アシスタントWindows 互換性センター、製造・販売元サイトなどで確認できます。

【アップデートの実行】

ストアの「Windows Upgrade」から、「ダウンロード」で実行しました。
ここで気をつけるべきは、ダウンロードの説明書きです。少し戻ってストアのスクリーンショットを見て頂ければと思いますが、「次のステップに進む際にはお知らせします」と書いてあります。
これは、以下の通知のことです。
[PNG-7KB]
決して「自分で操作しない限り次には進まない」という意味ではありません。
この再起動の通知が出て「今すぐ」を選ぶか、通知を閉じて自動または手動で再起動するまでは普通にPCを使えますが、アップデートを開始する前に他の作業は全て終わらせておくのがベターです。
ちなみに残り時間が4分54秒になっているのは私が通知が出てすぐ気付かなかったからで(回線速度から考えてDLに最低数時間はかかりそうだったし、深夜のため寝ていた……)、実際は15分程度の猶予が与えられるようです。

※※※
アップデート後の諸々の更新なども合わせて、作業開始から終了まで、だいたい2日程度かかりました(睡眠や食事、何かのDL待ちなどPCの前に居ない時間も含む)。それなりに時間的余裕がある時に実行した方が、心の余裕につながると思います。

しかし、ようやく8.1を使い始めましたが、もう話題はWindows 10に移ってますねー。
そう遠くないうちに、今度は10に翻弄されるかも。やれやれ。

↓8.1になっての変化

  • 起動後、デスクトップから開始するようになった。
    (コントロールパネル>タスク バーとナビゲーション>ナビゲーション からスタート画面開始にも変更できる。)
  • タスクバーにスタート画面への切り替えボタンが出現。クリック1つでスタート画面を表示できるほか、右クリックでも様々なメニューが出る。
    (どうせなら、従来型のスタートメニューが復活してくれれば……秀丸スタートメニューがあるのでいいんですが。)
  • デスクトップの「コンピュータ」が「PC」になった。
  • ログオン画面にタッチキーボードが表示されるようになった。
  • ストアアプリで、画面上端にマウスカーソルを近づけるとタイトルバーのようなものが表示されるようになった。
  • ネットワーク一覧でネットワーク名にカーソルを合わせた時、暗号化方式がポップアップ表示されなくなった。
    (接続後なら、PC設定>ネットワーク>接続 で接続済みのネットワークをクリックして詳細を確認できる。)
  • Bluetoothのペアリングが解除された。
  • PC設定内から、スタート画面の背景や色調の設定が消えた。
    (スタート画面でチャームバーを表示し、設定>パーソナル設定 で変更可能。)
  • その他細かいこと色々。
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TweetDeckが便利すぎたので使い方紹介など(最終更新2019-07-19)

探せばもっと分かり易い解説があるとは思いますが、あまりに便利だったので布教がてら。
これまで使っていたTwitterクライアントに全く不満が無かったのにTweetDeckを使う気になったのは、1週間ほど前、TweetDeckでパスワード共有なしでTwitterアカウントをグループ利用できると聞いて好奇心が疼いたからです。ちょっと試すだけのつもりが、今や乗り換えを検討中です。

TweetDeck
https://tweetdeck.twitter.com/

Web版、Windows版、Mac版、Chrome用アプリの4形態があります。
Web版以外の入手は、こちらから。
Web版、Mac版、Chrome用アプリの3形態があります。
(※2015/04/09現在、Web版以外へのリンクが消滅している模様。Mac版はApp Storeで、Chrome用アプリはChromeウェブストアで入手可能。入手場所不明なWindows版も、今のところ利用はできています。Windows版は2016/03/17にサポート終了のお知らせが出ています。)

  • いずれもTwitterアカウントでログインして使用。
  • 複数のアカウントをこれ1つで管理、1つの画面内でTLを並べて閲覧可能。
  • キーボードショートカットで楽々操作。
  • パスワード共有なしでアカウントをグループ利用可能(New)
  • Twitterの設定変更を除き、公式でできる事は一通りできる感じ。

<目次>


【0】TweetDeckを始める

複数のアカウントを使う場合は、ログインにはメインのアカウントを使うのがお勧めです。
後から追加したアカウントは好きな時にTweetDeckから登録削除できますが、ログインアカウントの登録は消せません。設定も、ログインアカウント単位で保存されます。

初回ログイン時には、Welcome画面が出ます。
「Get started」をクリックして始めてください。

さて、↓こちらWeb版でログインしたところです。
[PNG-17KB]
各種メニューは、左端の黒い帯上にまとまっています。
一番上2つは見た目の通り、青丸→New Tweet、虫眼鏡→Search。
その下はカラム切替ボタンで、上の方からカラム1、2、3、……に対応します。
区切り線より下の4つは、各種設定です。


【1】複数のアカウントを管理する(アカウント追加)

  1. メインアカウントで左端のメニューの下から2番目、人が並んでいる形(Accounts)をクリックし、下の方にある「Link another account you own」を選択します。
  2. 別のウィンドウ(貢献したいチームのログイン情報を~)が開きます。
    サブアカウントのIDとパスワードを入力して送信します。

自分のサブアカウントを使えるようにする場合は、これだけです。
そうではなく、例えばサークルで運用するアカウントの投稿権をメンバーみんなに渡して、全員で管理できるようにするような場合は、1つのアカウントをグループで使う(チーム)をご覧ください。

<以前とは違う、と思った方へ>
複数アカウントの管理は、だいぶ前にその実体がアプリ連携からチーム機能に移行しましたが、他方でAccountメニュー周りが徐々に整理・変更されています。その過程で一旦はメイン側からサブを追加するルートが消え、他人とアカウントを共用する場合との差がなくなっていましたが、現在は元に戻っています。

  • 以前は、「Add another Twitter account」で追加アカウントを選択→アプリ連携、その後は「Join another team」で追加アカウントを選択→選択アカウントのチームに参加と手順の違いはあるものの、いずれもメインアカウント側から追加操作を行っていた。
  • しかし、2017年9月頃、メイン側からサブを追加するルートが廃止。この変更で複数アカウントの管理ができなくなったわけではなく、サブアカウントの方でメインアカウントをチームに追加し、投稿権を渡すことにより、見た目上それ以前のアカウント追加と同じことができた。
    (※チーム機能が備わった時からこの方法は可能だったが、メインアカウントからサブの追加ができたため、恐らく自アカウントの管理のためには使われていなかったと思う。)
  • その後、メインアカウントからサブアカウントを追加できるルートが復活。
    メニューの表記などが変化しているが、結局「Add another Twitter account」の頃とほぼ同じやり方に戻っている。


※※※
アプリ連携時代の初回アカウント追加時にあったリスクに関する説明と対処法は、無さなくても良かったんじゃないかと思います。読まずに「I understand」をクリックする人もいただろうとは思いますが、ちょっと立ち止まる意味で。以下、その注意書き。(※だいたい。現状に合わせて微修正あり。)

各アカウントに異なるパスワードを設定していても、投稿権を渡して1つのアカウントから使えるようにすれば、1つのパスワードで何でもできてしまいます。
もしもメインアカウントのパスワードが漏えいしている可能性があったり、他のサービスと同じものを使っているなら、サブアカウントの投稿権を貰う前にパスワードを変更しておきましょう。


なお、アプリ連携を行わなくなったため、連携アプリ一覧には表示されません。
過去に連携した記録が残っている場合は、解除しても影響はありません。


【2】カラムの追加・削除

初期状態の画面には、最初にログインしたアカウントのHome、Notifications、Messages、Activityの4つが表示されていますが、これらは好みに応じて追加・削除できます。

  1. 左側メニューの一番上、「+」の形(Add column)をクリックすると、次のような画面が出てきます。
    [PNG-6KB]
  2. 上の画面の中から好きなものを選んで追加します。
    ほとんどはTwitterのWeb版と同じアイコン・同じ表記になっているので、迷う事はないと思います。
  3. カラムを削除する時は、各カラム右上隅の設定アイコンをクリックしてカラムの設定メニューを表示し、「Remove」をクリックします。
    [PNG-4KB]
    一度削除しても、いつでも好きな時に再度追加できます。


●Twitter公式で見かけないもの

  • Mentions (all acounts):自分宛てメンションを、後で追加したアカウントの分まで含めてまとめ表示
  • Messages (all acounts):DMを、後で追加したアカウントの分まで含めてまとめ表示
  • Trending:現在のトレンドの中から指定した1つに関するものをピックアップを表示
  • Collection:選択したツイートをまとめ保存できる個人用まとめのような機能
  • Scheduled:日時指定ツイートの一覧
  • Activitiy:フォロー中のアカウントの動き。Likeをつけたツイートや新たにフォローしたアカウントの情報が流れてきます。
  • User:公式の「プロフィール」と同じ。指定したユーザーのツイートのみ表示。

【3】カラムごとの絞り込み設定

カラムを自由に追加・削除できるだけじゃありません。
各カラム右上隅の設定アイコンから、そのカラムに表示するツイートを絞り込むことができます。

(1)Content

  • Showing:画像付きだけ、リンク付きだけなどの絞り込み
  • Matching:指定した語を含む
  • Excluding:指定した語を含まない
  • From/To:期間(Searchのみ)、それぞれ年月日を指定 [From]~[To]の間を検索
  • Written in:言語の指定(Searchのみ)
  • Retweets:リツイートを含める/含めない

(2)Users:投稿ユーザーによる絞り込み
By欄にツイートの投稿元を指定。
さらにmentioning欄を指定することで、特定アカウント宛てのメンションのみを表示することもできる。

(3)Preferences:その他の選択

  • NOTIFICATIONS:新しく何か追加された時の通知。音とポップアップが選べる。
  • MEDIA PREVIEW SIZE:画像プレビューのサイズ選択。Offにすることもできる。【DM以外】

(4)Location:位置情報による絞り込み【Searchのみ】
2つある記入欄の上の方に地名、下のRadius欄に半径を入れると、〇〇から半径何km以内の絞り込みができる。
解除したい時は、マップの右上の「×」をクリックする。

(5)Engagement:何リツイート以上、何ふぁぼLike以上などで絞り込み【Searchのみ】

(6)Notification types:お知らせの種類(@、RT、FAVLike、…)で絞り込み【Notificationsのみ】


【4】Settingsでできること

画面左下の歯車(Settings)→Settingsからは、TweetDeck全体の設定ができます。
色調、カラム幅、文字サイズの設定など好みで変えておくと良いと思いますが、何といっても役に立つのが「Mute」の項目です。
「Mute」では、特定のキーワード(Text content Words or phrases)、ユーザー名(User)、クライアント名(Source Tweet Source)で条件を設定し、ツイートを非表示にすることができます。

  • ユーザー名の指定はTwitter本体のミュート機能に統合され、条件からUserの項目が消えました。
    他のユーザーのツイートやプロフィールから「Mute @~」を選ぶと、TweetDeckのMute一覧ではなく、Twitter本体のミュート一覧に追加されます。
  • キーワード指定は、Twitter本体の「ミュートするキーワード」設定とは別のものです。
    TweetDeckでText Content指定のミュートを行っても本体の設定には反映されず、逆に本体の方でミュートキーワードを追加してもTweetDeck側のMute設定に反映されることはありません。


同じ歯車から表示できる他の項目は、操作などの説明です。見ておくと役に立ちます。

  • 「Release notes」…更新内容を表示。
  • 「Keyboard shortcuts」…カラムの切り替えなどキーボード操作で簡単に行うことができます。
  • 「Search tips」…キーワードで探すだけじゃない! 便利な検索のしかたなど。

【5】1つのアカウントをグループで使う(チーム)

(→公式ヘルプ:「TweetDeckのチーム機能を使用する方法」
1つのアカウントを複数人で使う場合、その複数人のグループを「Team」と呼ぶようです。Twitter公式の日本語版でも、そのまま「チーム」となっていました。
以下、分かり易いように

  • チームで使うTwitterアカウントの所有者を「A」さん
  • チームメンバーに追加される側を「B」さん

として話を進めます。

まず最初に、チームで使用するアカウントをTweetDeckで使えるようにします。Twitterアカウントのパスワードが必要ですので、これは必ずAさんが行う必要があります。
また、チームに追加される側のBさんも、TweetDeckを使える状態にしておきます。

以下はチームにメンバーを追加する手順です。
まず、チームの管理者Aさんが、以下の作業を行います。

  1. 左端のメニューの下から2番目、人が並んでいる形(Accounts)をクリックしてアカウントメニューを表示し、チームで利用するアカウントを選択。
  2. ログイン中アカウントの「Team @ユーザー名」の下にある「Manage Team」ボタンをクリック。
  3. 「Add a team member」フォームに追加したい人(ここではBさん)の名前か@ユーザー名を入力します(一部入力すると候補が出ます)。
  4. 目的のアカウントを選択して「Authorize」ボタンを押し、チーム追加の申請を送信します。

ここで「That user has privacy settings enabled preventing them from being added to this team.」と出たら、相手のプライバシー設定によりチームに追加できない状態です。事前に承諾が取れているなら、連絡して「チームでの使用」項目の設定を変えるなどしてもらってください。

エラーメッセージが出なかった場合は、Bさんにチーム追加を知らせるメールが送られ、Bさん側の「Accounts」メニューに招待通知が出るようになります
この時点では、追加はまだ完了していません。
Aさん側では、Bさんは「Pending requests」(保留中)一覧に表示されます。
Aさん、Bさん双方にメール通知も届きます。Aさんへのメールは無くなりました。)

以下は、メンバーとなるBさんが行う作業です。

  1. Accountメニューで自分のアカウントを表示し、招待通知(Team invitations)を確認します。
  2. 招待元を確認し、問題なければ「Accept」、断る時は「Decline」をクリックします。

BさんがAcceptすれば、Bさんのチーム加入は完了です。
Bさんの「Accounts」メニューの「Teams you can contribute to」にAさんのアカウントが追加され、自分のアカウントと同じように使うことができます。

<メンバーの権限>
チームに追加される側は、初期状態では投稿のみができる「Contributor」として追加されます。
最初の管理者はAさんだけですが、チームメンバーリストの役割の設定(Change role)から他の人をチームの管理もできる「Admin」に設定して、複数人でチームを管理することもできます。
……と言うと、チームの乗っ取りを心配する人も居ると思いますが、管理操作の対象となるチームメンバーリストには初期Admin(=アカウント所有者)は表示されません。アカウントの所有者から管理権を剥奪したり、チームから追放したりは不可能です。

<チームの見方>
ログイン中アカウントが@aaaだとして、

1.Accountメニュー上部「Team @aaa」の「Manage Team」ボタンをクリックして見える「Team members」が、@aaaのチームメンバー。

  • 例えば@bbb, @cccの2つが表示されている場合、@bbbや@cccは、TweetDeckを使って@aaaとして投稿ができる。
    (こちらの一覧からアカウントを削除すると、ログイン中アカウントを使える人が減る。複数人で投稿するアカウントでメンバーの管理をする時はこちら。)

2.「Teams you can contribute to」「Accounts yor can act as」以下に並んでいるのが、@aaaが加入しているチーム。

  • 例えば@ddd, @eeeの2つが表示されている場合、@aaaでTweetDeckにログインしている時、@dddや@eeeとしても投稿できる。
    (こちらの一覧からアカウントを削除すると、ログイン中アカウントで使えるアカウントが減る。使わなくなったサブアカウントの整理やチーム脱退はこちら。)


<チームメンバーの削除>
ログイン中アカウントの「Manage Team」→「Change role」から行えます。「Remove from team」をクリックし、「Remove」で確定します。

  • 「Remove from team」は相手が保留中の状態でも実行でき、チームへの招待を取り消すことができます。
    (取り消しのメールは無いので、相手側からは、チーム追加メールだけが届いて実際は何も起こらないように見えます。可能なら連絡をして、誤りをお詫びした方が良いかも。)


<加入しているチームを抜けたい時>
Accountsメニューの「Teams you can contribute to」「Accounts yor can act as」から抜けたいチームを選び、「Leave Team」→「Leave」で抜けられます。

メモ:
チームへの招待を受け取りたくない時は、Twitter Web版の「設定>セキュリティとプライバシー>チームでの使用」に行き、設定を適当に変更しておきます。デフォルトは「私をチームに追加することをすべてのユーザーに許可する」です。

 

<小ネタ:チームと複数アカウント管理>

興味がなければ、この囲み内は飛ばして次へどうぞ。
TweetDeckの複数アカウント管理は、チームの機能を利用しています。
例えば
  • TweetDeckのログインに使うアカウントを「@aaa」
  • @aaaから投稿を行いたいアカウントを「@bbb」
とした場合、@bbb のチームメンバーに @aaa が追加される形になります。@aaaの権限は、最初から「Admin」に設定されます。「Accounts」からのアカウント追加では、招待メールは発送されません。
アカウントの追加時には「貢献したいチーム~」の画面が表示され、追加したアカウントは「Teams you can contribute to:」以下に一覧表示されます。アカウントの削除も「Leave this team」です。
現在は他人とアカウントを共有する場合と差は無いため、チーム加入時の@aaaは「Contributor」です。必要があればroleを「Admin」に変更してください。チームに他人を入れないなら、「Contributor」のままで十分だと思います。

@bbb側で、「Accounts」メニュー内の「Team ~」「Manage Team」→「Team members」で @aaa がメンバーになっているのを確認できます。ここで@aaaをメンバーから外すと、@aaaの側で「You can no longer access the @bbb account.」のメッセージと共に、パスワードの入力などの選択肢が出現します。@aaaから@bbbとして投稿することはできなくなります。間違って消してしまった場合は、改めてパスワードを送信してメンバー追加を行ってください。

【6】その他の便利な機能

(1)Schedule Tweet(日時指定ツイート)
ツイート欄の下にある時計マークのボタン(Schedule Tweet)を押し、日付・時刻の設定を行うと、指定した日時にツイートすることができます。

  • Schedule Tweetは「Scheduled」のカラムで全アカウント分の予約状況を確認でき、ツイート前ならいつでも編集や取り消しができます。
  • 指定時刻にTweetDeckを起動中でなくてもツイートは投稿されます。


(2)Collections
カラムの追加のところにも少し書いた、選択したツイートをまとめ保存できる個人用まとめのような機能です。

  • アカウント情報から「Collections」を選択
  • カラムの追加で「Collections」を選択

のどちらかで、既存一覧と新規作成ボタン(Create collection)が出ます。新しくコレクションを作る場合は、「Create collection」をクリックします。
コレクションへのツイートの追加は、以下のいずれかの方法で行えます。

  1. 保存先のコレクションをカラムとして表示しておき、各ツイート右下隅の十字矢印の上にカーソルを合わせてドラッグ&ドロップ→移動先に表示される「Add here」の位置に追加
  2. 各ツイートのメニュー(…)から「Add to collection...」を選択→一番上に追加
  3. Collectionカラム下部の「Enter Tweet URL」欄から、追加するツイートのURLを送信→一番上に追加

表示順は新たに追加したものが常にリストの一番上に挿入される形式で、追加後のソートはできないようです。上記1の方法で、追加場所を自由に選べます。方法2・3では新しいツイートは一番上に追加されますが、後から方法1の要領で移動させることが可能です(ただ非常にやり辛いです(←感想))。
なお、非公開アカウントのツイートは、コレクションに追加できません。

(3)各ツイートの設定メニュー(…)から、

  • 投稿者のブロック(Block)、ミュート(Mute)の設定(ミュートはTweetDeck内のみブロック・ミュートともにTwitter本体の設定に追加される)
  • Copy link to this Tweet:ツイートのURL表示
  • Embed this Tweet:埋め込み用のコード表示
  • Share via ...:DMやE-Mailでツイート内容とURLを送信
  • Report Tweet:ツイートを通報する
  • Link to this Tweet:ツイートのURLが入力された形で投稿フォームが開く
    (→リツイートボタンを押して「Quote Tweet」に機能が移動)
  • Translate this Tweet:読んで字の如く。
  • See who quoted this Tweet:そのツイートを引用したツイートを検索

などができます。

(4)投稿前の確認
アカウント情報(Account)で「Confirmation step」をONにすると、ツイート欄右下の「?」にチェックを入れてからでないと投稿できなくなります。複数アカウントを使い分けていて、振り分けを良く間違う場合などは、この投稿前の確認が役に立ちます。
設定は、アカウント毎に行う必要があります。

(5)まとめリツイート
かつては複数アカウントを管理しているとき、投稿やリツイート元を管理アカウントの中から複数同時に選ぶことができましたが、今はできなくなっています。
リツイート時の投稿元設定は、複数のアカウントを同時に選択できます。
TweetDeckで複数のアカウントを管理している場合は、一度にまとめてRT可能です。
あまり大量にやると迷惑になりかねないので、程々にですかね。

メモ:
実はツイート時にも投稿元を複数同時に選択できますが、「重複した内容を、複数アカウントから投稿した場合」はTwitterルールによりスパムとみなされます。Tweetボタンを押す前に、必ず「From」のチェックが1つである事を確認した方が良いと思います。


とりあえずで、こんなところでしょうか。
こんなに便利なものだとは思っていませんでした。
何故これまで使ってみなかったのかと(←これまでの環境に不満が無かったから)。
たまには普段使わないものを使ってみると、新しい発見がありますね。

欠点があるとしたら、ミュートの指定に正規表現が使えないぐらいでしょうか。
人によっては、スキン等による見た目の大幅な変更が効かず、Dark/Lightの二択で色調が切り替えられるだけというのも、気にされるかもしれません。

Windows版でフォントがおかしいのは、直し方を書いたブログ記事を発見できたので、そちらにリンクしておきます。
Windows版TweetDeckで中華フォントを直す方法!!(外部リンク)

※※※
ところでこれ、登録の削除がどこで出来るのか、分からなかったりします。
調べてみたところ、TweetDeckのアカウント(メールアドレスでログインするもの)はここで削除できると分かりましたが、Twitterアカウントでログインした場合は……?
(※2015/08/05:TweetDeckアカウントの削除メニュー(↑のリンク先)が消えていました。)

※※※
2015/11/09、「@(TweetDeckログインアカウント)さんは@(追加アカウント)さんとしてTweetDeckを利用でき ます。」という タイトルでチーム機能の改善告知メールが届きました。確認してみると、追加アカウントのチームメニューで、TweetDeckのログインに使うアカウント を確認できるようになっていました。
ただ、メールが届いてもチームメニューが表示されないアカウントもあり、謎が残ります。


Cange log:
<2015>
03/01:15:40 チーム利用についての情報を追加しました。
04/09:Web版以外へのリンクの消滅について追加しました。
08/05:TweetDeckアカウント削除メニューの消滅+新しい機能について追加しました。
08/26:少し追加。
11/09:チームと複数アカウント管理、及び「@△△さんは@××さんとしてTweetDeckを利用できます。」メールについて追加しました。
<2016>
06/16:ユーザー指定ミュートのTwitter本体への統合について追加しました。
07/03:Windows版のサポート終了について追加。
07/27:Collection機能の改良について追加。ツイートの追加位置を選べるようになっていました。
10/30:検索カラムの機能拡張について追加。
11/17:Twitterに追加された「ミュートするキーワード」とTweetDeckの「Mute」について。
<2017>
01/04:ツイート個別のメニューとSearchの新しい絞り込みオプションについて追加。
03/26:カラム設定の「Alerts」「Previews」がまとめられ、「Preferences」という項目になりました。
03/28:アカウントの追加・削除周りの変化について。
09/28:複数アカウント管理及びチーム管理周りの変更について追加。
<2018>
03/06:投稿元選択の変化について。他に、表記の変化や細かい項目の追加についても。
<2019>
07/19:複数アカウント管理の変化を反映。チームに関する公式ヘルプにリンク。

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リカバリ完了:作業記録とWindows 8→8.1強制アップデート回避のために行ったこと

<目次>

 

【前回までのあらすじ】

逃げ道なしのWindows 8→8.1アップデートに巻き込まれ、ネットが使えなくなる。
  ↓
リフレッシュでの巻き戻しを検討するも、それなりに面倒だったことを思い出し、Win8.1のまま行けないか無駄な足掻きを行う。
  ↓
どこをどうしたのか正常にログオンできなくなる。
  ↓
なぜかWinREも起動しない(無反応)。
  ↓
Win8.1になったお陰で、メーカー製のリカバリツールも完全初期化メニューしか使えない。
  ↓
やむなく初期化してOS(Win8)再インストールへ。

、、、というわけで更地からの復旧を試み、前回の記事でとりあえずネット復活。
しかしその後、ちょっとエネルギー切れを起こしていました。
気合いを入れ直して残り作業を進め、本日完全復活です。

【作業記録】

以下、更地からの復旧の、何にどれだけかかったか。

  1. 初期化(工場出荷状態に戻るまで):約2時間30分
  2. 初期設定などを経てデスクトップに到着するまで:約8分
  3. この時点で出来るアップデート回避対策:約3分
  4. 外付HDD内のバックアップからデータファイル類を書き戻し:1時間以上(途中で寝落ちたので正確な時間不明)
  5. Cドライブの状態をバックアップ[A]:約2時間
  6. セキュリティソフトのダウンロード&インストール:約1時間半
  7. メインで使うブラウザ、メールソフトの準備:約10分
  8. 強制アップデート回避対策の調査:約20分
  9. 既存のアプリケーション・ドライバ等の更新:約2時間50分
  10. 見た目、使い勝手を自分に合わせる作業(スタートメニューの復活など):約15分
  11. Cドライブの状態をバックアップ[B]:約2時間
  12. Windows Update(重症な失敗):約3時間20分
    ※不精して2012年辺りから2014年9月までの更新をまとめてインストールしたところ、再起動中に「不具合が発生したので巻き戻す」というようなメッセージが現れ、ほとんどの更新が失敗した。
  13. 重症そうだったのでバックアップ[B]でCドライブの状態を巻き戻し:約1時間半
  14. Windows Update やり直し:約5時間(延べ)
    ※公開日が古い順ものから順々にインストール。
  15. 念のためウィルススキャン:約1時間半
  16. その他アプリケーションを再インストール、バックアップした設定を戻す:約7時間半(延べ)

合計すると、31時間半程度です。就寝中や離席中に実行したことが結構あり、パソコンの前に座って作業したのは延べ18時間程度ではないかと思います。DL待ち・進行待ち・小休憩等も考慮すると、人力での作業はもっと短いでしょう。
時間がかかったベスト3は、(1)Windows Update(大規模失敗→巻き戻り含めて)、(2)普段使っていたアプリケーション類を元通りインストールし直す、(3)ドライバ等の更新、でした。
回線がそこまでスピードが出ないので、ダウンロードを伴うと時間がかかります。

結果:時間と何かを失いましたが、PCの動作が軽くなるという副産物を得ました。

【強制アップデート回避のために行ったこと】

  • ネット初接続前の準備
    • Windows Updateの設定変更
      • 重要な更新プログラムを「確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に変更した(自動更新解除)。
      • 推奨される更新プログラムを「重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックを外した。
    • レジストリの編集
      (以下2つとも存在しなかったので、キー・値を作成)
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsStore キー下の DWORD値「DisableOSUpgrade」を「1」に設定した。
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\UpgradeNotification キー下のDWORD値「UpgradeAvailable」を「0」に設定した。
  • 初回のWindows Update
    • Windows 8→8.1アップデートに必須のKB2871389をインストールから外した。
    • 念のため、アップデート通知やストアの表示に関わるKB2885699、KB2917499、KB2957026もインストールから外した。
    • さらに念のため、2014年10月公開の推奨される更新 KB3000988をインストールしなかった(内容的に関係なさそうでは)。
    • KB2973544、KB3008273は、必要条件(KB2871389の存在)を満たしていないため、Windows Updateの候補一覧に表示されなかった。インストールしていない。


ちなみに現在のストアの様子。
[PNG-12KB]
1週間ほど様子を見て、アップデート通知が出たか出ないか、この下に報告します。

通知における表記が「アップデート」なので、この雑記帳でもだいたい「アップデート」を使っていますが、上の画像で見えている「Upgrade」の方が実態に即しています。8→8.1の「アップデート」という大した変更じゃない感を醸し出す書き方も作戦のうちなのかも……と考えるのは疑いすぎですかね;

【その後、アップデート通知は……?】

(11月6~7日頃報告予定)
というわけで、11/7になりました。
リカバリの際には上に書いた対策を行った上で2014年10月の「重要な更新プログラム」を表示されただけ全てインストールしましたが、今のところアップデート通知は一度も表示されておらず、対策として実行した事のうち何かが効いている模様です。
このまま、ネットワークアダプタを何とかするまで時間稼ぎできますように。
(11/7の追記はここまでです。)
TechNet Blogsの説明を信じるなら、KB3008273をインストールしなかったのが正解、ということになります。
(11/13追記)

※※※
メーカー製のリカバリツールでCドライブ丸ごとの復元ができれば早かったのですが、そのツールのドライブ復元機能はWindows 8.1にアップデートすると使えなくなってしまいます。一度Windows 8.1になった後では、リフレッシュでWindows 8に巻き戻しても使えませんでした。8.1では使えないというのは前々から分かっていましたが、まさか自分の意思と関係なく使えない状態になるとは思っておらず、代替手段を準備していませんでした。

と言うか、やはり丸ごとバックアップも外部にやっておかないと駄目ですね。今ある外付HDDではデータが入らないので、新しいのを買って来ないと。。。

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「後で通知する」は選べない:Windows 8→8.1 強制アップデートとその回避(11/13更新)

2014年10月のMicrosoft月例アップデートで、KB2885699ではない新しいWindows 8→8.1アップデート通知(逃げ道なし?)がインストールされたかもしれない、という話です。

11月になり、アップデートのキャンセル方法などについて情報が出ました。
以下のリンク先の方法でアップデートをキャンセル、回避することができるようです。
「Windows 8.1 へのアップデート」 と表示された場合 - CS3 Windows (TechNet Blogs)

基本的にこれで解決だと思いますが、通知の非表示化方法について多少の疑問が残ります。
また、今後新たな強制的措置が取られる可能性が無いとも限りません。
KB2871389の削除など、別の対策も併用した方がより確実だと思います(詳細は以下)。

※※※
先日(10/15)、Windows 8.1にアップデートしてネットワークアダプタが認識されなくなり(つまりはネットが使えなくなり)、リフレッシュ機能を利用してWindows 8に戻したことがありました(※前回の記事参照)。
この時は無事に8に巻き戻り、更新通知を表示するKB2885699もアンインストールして、これでしばらくは煩わされずに済むと思っていました。

ところが、昨日(10/21)再度アップデート通知が表示されました。
KB2885699は削除済みなので、別の何かによって表示されているのかもしれません。

ここで、マイクロソフトコミュニティの記事「Windows8.1に強制アップデート?」をご覧ください。一番上の返信に2種類の通知例が画像で示してありますが、今回表示されたのは下の方。
私が見たものは、アップデートのタイミングを、「今すぐ」「1時間後」「2時間後」「4時間後」から選ぶようになっていました。以前の通知にあった「後で通知する」選択肢はありません。「はい」か「Yes」か、です。よく考えれば、前回も下の方の表示でした。
調べてみると、新しい種類のアップデート通知の話題が、ちらほら出てきているようです[1][2]

<目次>

 

【アップデート通知の非表示化(1):主に更新プログラム関連】

以下、混乱が無いように、

  • 「Windows 8.1(無料)に更新する」というタイトルで「ストアにアクセスする」か「後で通知する」を選ぶものを 『従来型の通知』
  • 「Windows 8.1 へのアップデート」というタイトルで「今すぐ再起動」「1時間後」「2時間後」「4時間後」(「後で確認する」)から選ぶものを 『新しい通知』

と呼ぶことにします。
単に「通知」の場合は双方を指します。

今出ている情報を総合して、対策として出来そうな事は以下の通りです。
参考にしたサイトを最後の参考の欄に挙げていますので、そちらも併せてご覧ください。
いずれも、試される際は自己責任でお願いします。
しっかりアップグレードの準備が整うまで、これらで時間稼ぎです。

(1)KB2871389をアンインストール

Windows 8.1への更新準備を行うための更新プログラムKB2871389を削除します[3]
通知はアップデート可能な条件が揃えば表示されるものらしく、敢えて条件を外しておく方向性の対策です。

※※※
(この記事の時点で)8.1へのアップグレードに必須の更新プログラムである他、(2)で述べるKB2973544、KB3008273適用の必要条件にもなっています。
今のところ、強制的なものに対する備えとしては、これを切っておくのが最も有効と思います。

(2)KB2885699KB2973544KB3008273をアンインストール

通知を表示させる更新プログラムKB2885699を削除します[4]
KB2973544はKB2885699を書き換えるものです。あれば、KB2885699と共に削除します。
これらがWindows Updateに再表示される場合は、非表示にしておきます。

ただ、これは従来型の通知を表示しない方法として紹介されてきたものです。
前述の通りKB2885699を削除済みの状態で新しい通知が表示されましたので、新しい通知の抑制には(これだけでは?)効果がない可能性もあります。

KB3008273は10/28公開の推奨される更新プログラムで、KB2973544を書き換え、自動的にWindows 8.1へのアップグレードを有効にすると説明されています。これも、あれば削除します。

※※※
KB3008273のリリース前から新しい通知が表示されていましたので、この項に書いた3つの更新プログラム以外に、一見して分からない形でアップグレードに関する更新が入っているものと思われます。
念のため3つとも削除しておくのがベターですが、他の対策と併用する事をお勧めします。
(※TechNet Blogsの説明では、KB3008273を削除し、その後再びインストールしなければ、少なくとも今回の新しい通知は出ない事になっています。)

(3)レジストリの書き換えでアップデートを抑制する

レジストリに関しては、2つ情報が見つかりました。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsStore キー(←無い場合は作成)下に DWORD値「DisableOSUpgrade」を作成し、値を「1」に設定[5][6]
    (=グループポリシーにおいて「最新バージョンの Windows に更新するストアのオファー」を無効にする)
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\UpgradeNotification キー下のDWORD値「UpgradeAvailable」を「0」に設定[3][6]

書き換え後、設定を反映させるために再起動します。
念のため、レジストリの編集前に復元ポイントを作っておくことをお勧めします。
(※既に「○時間後」を選んでいる場合、レジストリ変更後の再起動によってアップデートが始まってしまいます。ご注意下さい。→アップデートをキャンセルし、回避する方法について

(4)詳しいことが分かるまで、10月の月例アップデートの適用を保留する

新しい通知による真の意味での強制アップデートの話が出始めたのは今月半ば頃らしく、月例アップデートで何かあった可能性があります。私が最初に新しい通知を見たのも、10月アップデートの翌日、10/15でした。
Microsoftのカスタマーサービスで直接そのような話を聞いたという情報も[7]

まだインストールしていない場合は保留し、インストール済みの場合はコントロールパネルの「プログラムと機能」で「インストールされた更新プログラムを表示」して、インストール日が2014年10月のものを一旦削除します。

ただし、当然ながら、更新を行わない(取り消す)ことで不具合や脆弱性が放置されるリスクはあります。
10月アップデートを行っていない端末をターゲットにした攻撃コードが出回っているとのことなので、リンク先に書かれている脆弱性に関するものだけはパッチを当てた方が良いかもしれません。

(5)それでも通知が表示されたら、Alt+Ctrl+Delでメニュー画面に逃げてシャットダウン「今すぐ」以外を選んでストアからキャンセルを試みる

通知が表示されると他のことは何もできなくなりますが、Alt+Ctrl+Delは効くとのことです[1]。とにかく何も選ばずに終了させれば、その場は逃れられそうです。
再度電源を入れてすぐに通知が再表示されないようなら、上の対策を実行してみるのも良いと思います。

(11/13追記)
新しい通知で「○時間後」を選んだ後、ストアからキャンセルできるようです。
アップデートをキャンセルし、回避する方法について


【アップデート通知の非表示化(2):その他の予防策】

内容を確かめないまま自動更新でアップデートに関わるものを入れてしまわないよう、Windows Updateの設定を変更しておくと、より安心かもしれません。

  • 重要な更新プログラムを「確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に。
  • 推奨される更新プログラムを「重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックを外す。
    (※KB2885699は「推奨」でした。ふるい分けの一助として。)
  • Windows Update実行直前に、必ずコントロールパネルの「回復」→「システムの復元の構成」から復元ポイントを作成する。(何か起きた際の巻き戻し用)
  • 参考にしたサイトの中では取り上げられていませんでしたが、推奨される更新のうちKB2917499KB2957026もアップグレードに関わるものです。当面Win8.1に変えるつもりがなければ、消してしまっても良いかも。

 

【アップデートをキャンセルし、回避する方法について】

22日時点では発見できませんでしたが、今後、実際始まるまでにキャンセルする方法について情報が出てくるかもしれません。まずはキャンセルの方法を探してみてください。
11/4付で、TechNet Blogsにキャンセル方法などが載りました。以下のリンク先をご覧ください。
「Windows 8.1 へのアップデート」 と表示された場合 - CS3 Windows

 

【通知を表示しないために色々やってみた結果】

  • KB2871389をインストールしない。
  • KB2885699、KB2973544、KB3008273をインストールしない。
  • 念のためKB2917499、KB2957026をインストールしない。
  • 回避策(3)に書いたレジストリの編集(2か所)

を対策として実行した上で、10月の月例アップデートの「重要」カテゴリを表示されただけ全て(下のおまけ1でASP.NET MVC関連を除く全て)インストール。今のところ新しい通知は表示されていません。

↓参考:現在のストアの様子。
[PNG-12KB]

(2015/04/26 追記)
環境が整ったのでアップデートしましたが、この記事の時点からの約半年間、通知の類が出現することはありませんでした。いちいち対応に煩わされることなく時間稼ぎできました。[追記ここまで]


【おまけ1:2014年10月14日公開の更新プログラム】

(1)重要
  • [MS14-056]Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
    • KB2987107 Windows 8 for x64-based Systems 用 Internet Explorer 10 の累積的なセキュリティ更新プログラム
  • [MS14-058]カーネル モード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される ...の関連
    • KB3000061 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム
  • [MS13-060]Windows OLE の脆弱性により、リモートでコードが実行される ...の関連
    • KB3000869 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム

──────
上記3つの脆弱性については、独立行政法人 情報処理推進機構サイトに警告が出ています。
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20141015-ms.html
──────

  • [MS14-057].NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される ...の関連
  • [MS14-059]ASP.NET MVC の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる の関連
  • その他
    • KB3001237 Windows 8 for x64-based Systems 用 Internet Explorer Flash Player のセキュリティ更新プログラム
      (マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: Internet Explorer 上の Adobe Flash Player の脆弱性に対応する更新プログラム)
    • KB2973501 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム
      (Windows 8 および Windows Server 2012 の RDP の制限された管理をサポートする更新プログラム)
    • KB2977292 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム
      (マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: TLS の使用を可能にする Microsoft EAP 実装の更新プログラム)
    • KB2975331 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
      (Windows RT、Windows 8 の Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ:2014年 8 月)
      ※サポート文書におけるリリース日は「2014 年 9 月 2 日」だが、Windows Updateでは公開日「2014/10/14」と表示されている。
    • KB2984005 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
      (Windows RT、Windows 8 の Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ:2014年 9 月)
    • KB890830 Windows 8、8.1 および Windows Server 2012、2012 R2 x64 Edition 用 Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2014 年 10 月
(2)推奨
  • KB3000988 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
    (MSIパッケージでインストールを行う際、「ユーザーのプロファイルは一時プロファイルです」というエラーが表示される)
(3)オプション
  • KB2995387 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
    (Windows RT、Windows 8 の Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ 2014年 10 月)

……など?


【おまけ2:Windows 8.1をWindows 8に戻す】

何らかの事情で事前回避に失敗した場合、一旦アップデートが終わった後でPCのリフレッシュか、それが無理ならリカバリディスクを使った初期化などで対処することになります[8]。まずは、それらに備えて重要なデータや設定のバックアップを行うことをお勧めします。

<リフレッシュによる巻き戻しを検討されている方へ>
いくつか注意した方が良い点があります。
また、カスタム回復イメージの利用をお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、Windows 8で作成したカスタム回復イメージはWindows 8.1では使えません。
その辺の対策も含めて、事前に実際やってみた際の記録をお読みいただければ幸いです。


【おまけ3:Windows 8.1にアップグレードする前に】

メーカー製のパソコンを使っているなら、まずメーカーのサイトをチェックする事をお勧めします。恐らく、アップグレードの際に注意すべき点や、アップグレードすると使えなくなるものなどを書いた記事が存在していると思います。

周辺機器やアプリケーションは、事前に互換性を確認しておきます。
・製造元や販売元サイト、製品の取扱説明書などを調べる。
・Microsoftのアップグレードアシスタント互換性センターでもある程度チェック可能。
・↑で確認できない時は、可能なら製造元サポート窓口へ。または代替手段を準備。
・(どうしようもない時は諦めるしか。。。)


【参考】

[1] Windows8.1に強制アップデート? - マイクロソフトコミュニティ(2014/10/15)
[2] Windows8から8.1へupdateを促しについて - マイクロソフトコミュニティ(2014/10/09)
[3] How do I stop Windows 8.1 Upgrade message? - マイクロソフトコミュニティ(2013/10/21)
[4] 「Windows 8.1 (無料)に更新する」メッセージを非表示にする方法
[5] Windowsスマートチューニング - Win 8編: Windows 8.1へのアップデートを抑制する|マイナビニュース
[6] Windows 8.1アップグレードの更新通知が表示されるようになるタイミングについて - マイクロソフトコミュニティ(2013/11/08)
[7] Windows8 10月14日公開 update の、KB何番が8.1に促すものでしょうか? (あらゆる理由から8で使用し続けていきたいので) - マイクロソフトコミュニティ(2014/10/19)
[8] windows 8をアップデートしてWindows 8.1にしましたが、Windows 8に戻せるのでしょうか? - マイクロソフトコミュニティ

(参照日:2014-10-22,2014-10-24,2014-10-25)


※※※
私はWindows 8.1を使いたくないわけではなく、ネットが使えなくなる問題を解決してからアップデートしたいだけでした。色々と痛い出費が続いて資金が底をついている現在を避け、来年余裕ができた頃に環境を整えて実行しようと考えていました。
同じように、「“今は”困る」という人もいるだろうと思います(仕事で使っている場合特に)。

今後はアップデートに関わりそうなKBをインストールしない方向で行こうと思いますが、第二、第三の新しい通知が出てきたら、全て回避するのは難しそうです。
問題解決するまでは、何かあってもすぐに巻き戻せる状態を作っておくこと、ですかね。

※※※
蛇足:強制アップデート完了後の話。(→詳細

前と同じに即リフレッシュすれば良かったのに、何とか8.1のまま使えないかと無駄な足掻きをしたお陰で正常にログオンもセーフモードでの起動もできない状態になりました。
仕方ないのでリカバリで初期状態に戻し、今何とかネットにつなげるようになったところです。更地からの復旧になるため、先は長そうです。
(※注:上の「今ネットに~」は、この記事を投稿した10/22の話です。)

自ら罠にはまるパターンは、今回で終わりにしたいものです。
現在、バックアップと、Windows XP→8の乗り換え時に書いておいた普通に使えるようにするまでの手順書が大活躍中、、、

※※※
この記事は10/22 22:54に投稿後、何度か更新しています。
・10/22 投稿(22:54)
・10/24 情報追加
・10/25 文章がおかしかった部分を修正
・10/26 セキュリティに関する情報等を追加
・10/27 KB2957026に関する情報を追加
・10/28 KB2917499に関する情報を追加、タイトル微変更
・10/29 おまけ追加
・11/08 KB2885699→KB2973544ラインの調査からKB3008273関連追加
・11/09 再起動タイミングを選んだ後のキャンセル方法について
・11/13 再起動タイミングを選んだ後のキャンセル方法について更新(情報提供:@toranori_aiba様)
公式的情報の出現に伴い、内容を整理。


(2015年6月追記)
Windows 10への無償アップグレードが始まっています。
8→8.1の時と同じく、アップグレードできる環境なら案内が表示されるようです。
アップグレードの準備が整うまで案内を表示させたくないときは、KB3035583(推奨扱い)のインストールをしないでおくと幸せになれます。

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Windows 8→8.1アップデートからのリフレッシュ

昨日、Windows 8→8.1のアップデート(←ここではMicrosoftの表記に合わせますが、実際はアップグレード)でネットワークアダプタが認識されなくなり、初めてPCのリフレッシュを行いました。
数日前に作成したカスタム回復イメージを用いてリフレッシュ、OSは無事Windows 8に戻り、ネット環境も取り戻したのは良かったのですが──

途中、何もなくすんなり、とは行きませんでした。
────────
(11/5追記)
なお、カスタム回復イメージを用いたリフレッシュについては、@ITの記事が分かりやすいです。回復イメージの手動作成や選択など各種操作の方法についてはこちら、もっと詳しい情報や注意点はこちらで読めます。
では、元の文章に戻って……
────────
アップデートからリフレッシュまでの一連の操作に伴い、気付いた点をいくつか。

  • Windows 8で作成したカスタム回復イメージは、Windows 8.1では使えなかった。そこに無い扱い。recimg /setcurrent ~ も効かない。
    →一旦デフォルト状態にリフレッシュし、カスタムイメージを指定し直して再度リフレッシュする二段階回復。面倒。
  • \Users\(ユーザー名)\AppData以下はカスタム回復イメージ作成時点の状態に戻らず、自分でインストールしたアプリケーションのデータは全て消えていた。
    →ブラウザやメールソフト、その他各種アプリケーションのデータは、直前のバックアップから復活。
  • リフレッシュ後、WindowsやOfficeをはじめとする様々なアプリケーションのライセンス認証や利用規約への同意をやり直す必要があった。
  • ファイルタイプの関連付けが解除された。

全体としては、設定類が全て消えたものの、個人で保存した文書や画像などは保持されたし、インストールしたアプリケーションはカスタムイメージ作成時点の状態が復元されました。完全に初期化して復旧を試みるよりずっと簡単で楽なことは確かですが、ちゃんと計画してやらないと足元すくわれます。

まあ、今回のすったもんだは、私が間抜けだっただけとも。
ネットワークアダプタの説明にはWindows 8.1非対応と書かれていて、事前にしっかりチェックしていました。実際対応していないという意味か、ドライバ等をこれ以上触る予定がないという意味かで迷った末、後者である事に賭けてアップデートし、見事自ら罠にはまったという……

自業自得ですねー。

アップデートやリフレッシュは寝ている間などに実行したため時間的ロスはあまりないのですが、本来負わなくて良かった面倒を背負い込む羽目になり、何とも言えない疲労感を味わっています。
頻繁に表示されるようになったアップデートメッセージが鬱陶しくなってやらかしたわけですが、今から思えばKB2885699のアンインストールが正しい対処法だったかも。。。

【教訓】

  • OSのアップグレードを検討する際、アップグレードアシスタント互換性センター、製品の解説で確認できないことに希望的憶測を抱くと失敗する。
  • OSのアップグレードで何か起きた場合の対策としては、直前に現状を反映させたリカバリディスクを作っておくのが多分ベスト。
  • リフレッシュの際、\Users\(ユーザー名)\AppData以下はカスタムイメージ作成時の状態を復活できない(ことがある?)ため、直前にバックアップしておいた方が無事だと思う。
    リフレッシュ後の C:\Windows.old フォルダから拾えるかもしれないが、自分でコピーを作っておいた方が確実。
  • リフレッシュ実行前に、各種製品キーの所在を確認しておくが吉。


【追記】
冒頭でリンクしたMicrosoftサイトのリフレッシュの説明ページは、出荷時の状態に戻す想定で書かれているらしい事に要注意です。カスタムイメージによるリフレッシュを想定して読むと、意味不明な箇所があります。

  • 特に、アプリに関する説明が謎。
    恐らくは、「ストアアプリはリフレッシュ前にあったものが保持されるが、デスクトップアプリは自分でインストールしたものは消えて出荷時の状態に戻る」という意味。
  • デスクトップに保存される削除されたアプリケーション一覧は、要するに、リフレッシュ時点で存在し、回復イメージには無いデスクトップアプリのはず?
    (……のはずと思うが、バージョンが「使用後」より新しかったり、記憶と違うものが載っていて何とも。)


※※※
最後に、近況など。

不在のお知らせを出してから約1か月半経ちました。秋頃にはまあ片付いているだろうと思っていたあれこれは、まだ片付いてません。もうしばらくは不在が続きます。

ただ、此方でやり残している事にいつ着手できるか分からない状態のまま、ずるずる時が過ぎるのも良くないと考えています。全て凍結するのではなく、重要なもの(テンプレート計画など)のみ出来る時に少しずつ進めていきます。

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Windows XP→Windows 8

大きな不満もなく長年使い続けてきたWindows XPですが、来年4月のサポート終了を前に渋々Windows 8に乗り換える決心をし、5月25日に新しいパソコンを買ってきました。
アップグレード版も一応見たものの、予想通りシステム要件を全く満たしていないのがですねー……。

Windows 8はモダンUI絡みを除けば偶に使うWindows Vistaと同系列の雰囲気で、全く初見というわけでもありません。が、隅々まで良く知っているという程の馴染みはなく、あれこれ迷う羽目になりました。
モダンUIの操作にも慣れるまでは四苦八苦。とりあえず動かしてみりゃ何とかなる的発想でいたら大間違いでした。
右往左往した結果、どうしても慣れでは解決しないと思ったのはこれ。

○スタートメニューが消えている。
(デスクトップ起点の使い方ではモダンUIのスタート画面より従来のスタートメニューの方が便利)

慣れで解決できないが諦めた(できれば変えたい)のは以下2つ。

○初期画面がデスクトップではない。
(タッチパネルを使わないのでスタート画面の有難味が薄い)

○タイトルバーの文字が中寄せになっている。
(ウィンドウを多数開くと真ん中辺りは隠れて見えない事が多い)

いずれもWindows 8特有の事情で、OSの設定で従来スタイルに戻すのは、現時点では無理なようです。
スタートメニューの復活は、ツールのお世話になることにしました。
窓の杜 - Windows 7以前の使い勝手を取り戻すソフト特集

特集されているソフトは、スタートメニュー復活の他にOS起動後デスクトップに直行やエクスプローラーの設定変更などが行えるものもあります。


【乗り換え終わって】
変わりように戸惑った上に、毎日細切れの作業。しかもダウンロードするものが何でもMB単位で何十、何百だのとサイズが大きくなっており、接続が不安定なのも手伝って恐ろしく時間を消費しました。理論上のMAX速度のせめて1/20でも出たら怖くないんですが、こればっかりは即解決というわけにもいきません。
結局、全て終わるまでに12日間もかかってしまいました。
な、長かったー…………。

副産物としてパソコンの能力が一気に上がったのは、今後を考えるとありがたいです。何をしてもいまいち重かったのが解消されました。
HDD容量も7倍以上になり、前とほぼ同じものを入れたにも関わらず驚異のスカスカっぷり。ソフトウェアでも何でも今時はこの大容量を普通として作られるとしたら、古いパソコンで空き容量の確保に困るのは当然だったかも。これなら重たいデータをどんどんDLしても、当分は困らないでしょう。
しかし、塵も積もれば山となる。DL時間もできるだけ短い方が嬉しい。という事で、やっぱり自分個人としては「より小さく」を目指す方向になりそうです。

ところで、XPと比べてMS Pゴシックが微妙に丸っこくなっている気が?
気のせいかとも思うのですが、どうも違和感が消えません。
うーむ、、、


【ちょっと追加:MIDI絡み】
これまでVista以降でMIDIを再生する機会がなく、人づてに聞いた話から相当酷いんだろうなぁ、というイメージで考えてました。
が、ものによっては特に問題なく再生できますね。
全部そうでないところが問題なんだろうけど……。

【おまけ】
XP(と言うかWin98時代)に近づけようとした変更の数々(笑)。

(1)コントロールパネルから設定に移動できるもの
コントロールパネルは全項目表示になっているものとして:

○タスクバーを細く
[タスク バー]
・「小さいタスクバーボタンを使う」にチェック→適用。

○アプリやフォルダを個別表示
(今開いているものが判別し辛い時)
[タスク バー]
・タスク バーのボタンを「結合しない」に変更。

○デスクトップのシステムアイコンを選ぶ
(ネットワークや旧マイドキュメント的なものを表示したい時)
[個人設定]
・左側の「デスクトップアイコンの変更」メニューから設定。

○ビジュアル面をシンプルに(その1)
[個人設定]
・デスクトップの背景を単色に設定。

○ビジュアル面をシンプルに(その2)
[システム]→システムの詳細設定→詳細設定タブ→パフォーマンス→項目リスト
・「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」以外全てのチェックを外す→適用。
・フォルダで画像の縮小版を表示したい場合は「アイコンの代わりに縮小版を表示する」にもチェック。


(2)コントロールパネル以外

○スタートメニューの復活
・再現度も使い勝手も○→秀丸スタートメニュー

○デスクトップのアイコンを小さく
・デスクトップの何もないところを右クリック→表示→「小アイコン」を選択。

○テキストやHTMLファイルの「開く」アプリと編集用アプリを別にする。
・XPでフォルダオプションにあった「ファイルの種類」の移動先が分からず(無くなった?)、レジストリを直編集。

○Thumbs.dbの作成OFF
・これもフォルダオプションの設定項目が見当たらず、レジストリを直編集。

○Windows ヘルプ形式のファイル(.hlp)を開けるようにする
・それ用のアレ→http://support.microsoft.com/kb/917607/ja
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SONY WALKMAN WM-30

  • 2013/05/19 18:23
  • カテゴリー:雑記

探し物をしていたら、こんな物が出てきました。
親が使っていたWALKMAN WM-30。
いや、懐かしいです。
今も親の家にあると思っていましたが、何かで借りたまま持ってきてしまったのかもしれません。

[PNG-88KB]

残念ながら、保存状態はあまり良くありません。
灰色の携帯用ケースはカビだらけになっていて、ちょっとお見せできない状態です。
が、中身は何とか生きている……か?

確認しようと電池は確保しましたが、カセットテープがもう身近にありませんでした。
きちんと再生できるのか見るには、録音済みカセットテープの入手が必要です。
今度帰省した時にでも、探してきますかねー。

※※※
SONYのサイトで見ると、WM-30は1984年(昭和59年)発売だそうです。
29年も前の商品なのに、そう古臭い感じでもありません。

ところで、正常に動かない場合、修理する手段はあるのでしょうか。
思い出として飾っておくだけでも十分ではあるのですが、できれば動かしたいですね。
まぁ、メーカーに問い合わせても、部品が無いとかそういう話になりそうではありますが。


【関連呟きリンク @simoom_y】
2013年5月19日 - 17:39
2013年5月19日 - 18:13
2013年5月19日 - 18:23
(※Twilogで読むならこの辺り。

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こんな表示あったのか!

  • 2012/11/25 21:58
  • カテゴリー:雑記

ひょんな事から、以下のブログ記事に行き当たりました。
スペビトピックス「0で割ることは出来ません。」

小学生の息子さんの宿題で9÷0=0が正解になっているという内容で、これが本当なら問題が成り立っていないとしか言いようがありません。が、それはそれとしまして。

個人的に気になったのは、記事後半のブログ主さんが9÷0をWindowsの電卓で試された件。試した結果が画像で出ているのですが、それが──

あまりの衝撃(←大袈裟)に、思わず自分でも確かめました。
↓↓
[PNG-5KB]

「0 で割ることはできません。」

こ、こんな表示あったのか!


通常、ゼロで割る操作をする機会は、まずありません。
こんなメッセージが存在するとは知らなかったなぁ;

【関連呟きリンク @simoom_y】
2012年11月25日 - 21:54

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