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タグ「CWで作る」の検索結果は以下のとおりです。

[CardWirth] Qubes及びQubes素材について

昨日、Twitter上でQubesに関して会話をする機会がありました。会話内容はモーメントTogetterでまとめてあるので、そちらをご覧ください。

今、Qubesを使おうとすると……

シナリオにQubes対応素材を使おう、もしくはQubes対応素材を作ろうと考えたことがある方はご存知と思いますが、実際やろうとすると、ややこしい問題と直面することになります。
Qubesのサイトでは、使用上の注意Q&Aで、

  1. 「Qubesの素材を使用したシナリオを公表」する時
  2. 「Qubes対応素材を作りたいと思」った時

の双方について、「必ず」メールか掲示板で考案者のらたら氏に連絡することを求めているからです。
それぞれ該当する箇所を、以下に引用します。

>Qubesの素材を使用したシナリオを公表される時には、必ず掲示板、あるいはメールでご報告をお願い致します。
(使用上の注意)

>Qubes対応素材を作りたいと思われる方は、必ず、メールか掲示板でお知らせください。
(Q&A)

しかし、掲示板は既に消滅、メールも届かず、らたら氏側から提供されていた連絡手段が消失している状態です。さらに、他の連絡方法も不明。よって、現時点で、求められている条件を満たした上での素材使用・素材作成は無理ということになります。

ここで問題になるのは、それぞれの文章に現れる「素材」という語句が何を指すかだろうと思います。
……が、そこへ行く前に、少しだけ前置き的説明にお付き合いください。

Qubesとは何か

らたら氏のサイトでQubesのコーナーに移動すると、まず最初に

>Qubesは、らたらが開発し提唱する、新しいタイプの画像描画システムです。

という説明があり、「Qubes」とはシステムの名称であることが分かります(Quarter view User-original Background Effect System の略)。外見としてクォータービューを採用、壁や床などのパーツをセル表示で組み合わせることによりエリアの背景を描画する仕組みになっており、パーツのサイズや表示位置、ファイル名の規則など様々な決まりが設けられています。
クォータービュー表示、素材の規格、パーツの重ね合わせによる描画を総合した仕組みとしての「Qubes」と言えると思います。

Qubesと著作権

パーツを組み合わせて一枚の絵として見せる、構造物をクォータービューで描写するなどのQubesシステムの内容は「アイデア」の部類に入るものと思われます。誰でも簡単に分かりやすくて格好良いダンジョンを作れるようにしたQubesシステムは本当に素晴らしいもので、考案者のらたら氏の功績は称えられて然るべきと思いますが、使用上の注意に述べられているような「Qubes(=システム)の著作権」が発生するかと考えると、その点については疑問です。

個々の素材については制作者に著作権が発生し、その利用規約に従わなければ著作権法違反となります。
一方、Qubes=システムの利用規約についても、法律の縛りがないだけで、使う以上は従うのが筋です。ただ、従わなかったから犯罪というわけではないため、先方側に起因することによって守りたくても守れない場合にどうすべきかは、人によって判断が分かれそうです。
この点を踏まえて、次に進みます。

対応素材作成については曖昧さはない

>Qubes対応素材を作りたいと思われる方は、必ず、メールか掲示板でお知らせください。
(Q&A)

この部分の「Qubes対応素材」という表記については、曖昧な点はありません。「Qubesに規格を合わせた画像を独自に作成して、自分のホームページなどでの公開は可能でしょうか?」という質問への回答の中に現れる表現であり、質問文にある「Qubesに規格を合わせた画像」を指すことは明らかです。
らたら氏以外の第三者が作成する素材に関して書かれているもので、システム利用のルールと考えて良いでしょう。

素材使用については解釈次第?

困るのは、Qubes素材を使おうとする時です。

>Qubesの素材を使用したシナリオを公表される時には、必ず掲示板、あるいはメールでご報告をお願い致します。
(使用上の注意)

この文章は、らたら氏のサイトに掲載された「Qubes使用上の注意」の最初にある、3項目の箇条書きのうちの1つです。この3か条は、次の3通りの位置づけが可能と思います。

  1. らたら氏作成のQubes素材に限定して書かれたもので、氏が有する著作権に基づく要請である。
  2. Qubes=システム使用上の注意事項であり、作者を問わず全てのQubes規格素材に適用されるが、著作権に基づく要請ではない。
  3. らたら氏作成のQubes素材に関しては著作権に基づく利用規約であり、他の作者の素材についてはシステム使用上のルールとして適用される。

昨日Twitterで首藤さんが仰っていた、Qubes誕生時にはらたら氏のもの以外の素材はなかったため、使用上の注意内の「Qubes」や「Qubesの素材」は「らたら氏制作のQubes規格素材」と解釈するのが適当というのは、1番目の見方に該当します。私も、書かれている内容から見て、3か条+下の改変についてとCW以外での使用についてまでは、自作限定の規約と解釈する方が自然だろうと思っています。
この見方に立てば、現在らたら氏のQubes素材は使えない可能性が高いですが、らたら氏以外の人が作成したQubes規格の素材はそれぞれの利用規約に従って使用することに何ら問題はありません。

ただ、必ずしもそれで間違いないと言い切れないものも感じています。
理由は、以下2つです。

  • 他の作者の権利を記した「THIRDPARTY(他の作者)の素材に関して」は、使用上の注意の一部として素材の改変やCW以外での使用に関する項目と同列に並べられており、最初に記された3か条の下位項目のように見えること。
  • サイト内に他の作者が作成した素材の紹介ページもあり、当時らたら氏以外の素材は無かった→文章内のQubesという語句はらたら氏作成の素材を指す、とするのはやや無理があるように思うこと。少なくとも規約を書き直すことはできたはず。

実は2番目もしくは3番目の見方の方が正しくて、シナリオ公開時の連絡は素材の作者とらたら氏の両方に行うよう求められている可能性が全くないわけでもないのかな、と……。

らたら氏ご本人に直接確認することができないため、結局のところ良く分かりません。
「THIRDPARTY(他の作者)の素材に関して」が「Qubes使用上の注意」の一部のような扱いでなく、互いに独立している構造なら、らたら氏以外の素材は別扱いと考えることができて、ここまで悩まなかったのじゃないかと思います。

ともあれ、真相がどうであっても、らたら氏の素材についてはほぼ使用不可と考えて良さそうです。
もったいない、と。それに尽きます。

参考)関連文書の場所

らたら氏のサイト「WindPalace」トップ
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/InternetArchive
・Qubes使用上の注意

[Qubes] Qubesコーナーのトップ
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/qubes.htmlInternetArchive
・Qubesとは何かの説明

[Qubes>Q&A] Qubesに関するQ&A
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/qubes_faq.htmlInternetArchive
・想定問答集

[Qubes>About Qubes] Qubesについて
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/qubes_about.htmlInternetArchive
・Qubes規格の説明
・Qubes使用上の注意(サイトトップと同じ)

ジオシティーズサービス終了のお知らせが出ており、いずれ関連文書が消滅することが確定的なため、オリジナルの他にInternetArchiveのキャッシュのうち(現時点で)最新のものにもリンクをしています。

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[CardWirth] WirthBuilder 1.1.34&1.1.35 ツリー分岐構造の見方

WirthBuilderは、バージョン1.1.31でツリー表示が従来の右下方向に伸びていく形式から縦に展開する形へと表示が変わりました。それに加えて、バージョン1.1.34で分岐の折りたたみ機能が追加され、それに伴ってさらにツリーの表示形態が変更されました。

コールやリンクをあまり使いたくない自分は分岐が折り重なって肥大する傾向にあるため、折りたたみ機能はありがたかったのですが……

なんと致命的な所でつまづきました。
表示が新しくなった事で、分岐の構造が読めなくなってしまったのです。

※※※
その後、2日間ぐらいかかってやっと分かりかけてきました。
分岐の分かれ具合を、分岐点後方の表示ではなく、分岐の左隣のラインで見れば良い事に気付くまでが長かったです。
結構迷ったので、自分メモ兼ねて図で残します。

[PNG-13KB]

敗因は、以下2つ?

  • 最初に、▼+下側の線は単純に折りたたみ範囲を示していると思ってしまった事(一応間違ってはいない)
  • 旧表示の見方が頭から離れず、分岐状態を見るのに分岐の下方に伸びる線に目が行ってしまう事。


理屈は理解したものの、やっぱり分岐に差し掛かると視線が下方向に動いてしまい、今のところ1つずつコンテント前後のつながりを確認しつつ視線が泳ぐ状態。すらすら読めるようになるには、もうしばらくかかりそうです。
思考が固くなると駄目ですねー。がくり。

※※※
開発者様のTwitter上のご発言で、次バージョンについて旧表示との切り替え実装を示唆すると思われる箇所がありました。今後、表示の切り替え機能が追加されるのかもしれません。
もし選べるようになるなら、どうしても慣れない場合は旧表示で使う手もあり、ですかね。



(14:00 追記)
図がもう少し見易くならないかなーとぼんやり眺める中、3つ目の敗因が浮かんできました。
「線=コンテントのつながり」の思い込みです。

この思い込みのために、つながりとは無関係の所に表示される線に惑わされるらしく。
上の説明図で言うと、折りたたみ線(青▼から出る水色の線)のうち、流れ説明用の橙の線がかぶっておらず、かつ分岐が無い縦展開範囲を示していない部分ですね。

分岐点から下方向を見てしまう思い込みと共に意外に強固らしく、解消は面倒そうです。
ぼちぼち頑張りますか。


(※見方まとめはここまで。以下は完全に個人用メモです。)
────────
蛇足:どんな形が見易い?を妄想してみた記録。
[PNG-10KB]

旧Windows的表示。
スタートコンテントは、それ自体をダブルクリックして折りたためるのを大部分の方がご存知だと思う。故に左端を詰める形。

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[CardWirth] ○○に適当なPCを選ぶ話

PCに何か喋らせる時、どうせならセリフの内容により似合うPCに、というのは、シナリオ作りの中で一度は考える事ではないでしょうか。
それを実現するためにCASTシステムやSTARシステムが考案されており、それぞれ非常に良く考えられていると思いますが、特性クーポンの解釈が個々人の主観に依存する等の理由でイメージが異なるPCが選ばれてしまう事もあります。
これを改めて実感したのは、最近公式ギルドにアップされたSTARシステムの解説付きサンプルを使ってみた時でした。

なお、このサンプルの説明でも、人毎のイメージ差については言及されています。
良いシステムだからとそのまま使うのではなく、ある程度自分流の改造を施した方が良いのかも……って、改造OKでしたっけ。
ともかく、サンプルのミニストーリーで何が起きたかを以下に記します。


(0)家庭的
それらしいイメージで考えた事がなかったPCが選出されました。ただし逆のイメージも無かったため、潜在的傾向や無意識の願望と考えれば違和感はありません。

・「_名誉こそ命」と「_愛に生きる」は居ない。
(パーティー全員+1点)
・そのPC含む2名が「_繊細」持ち。
(この2名がさらに+2点)
となり、「_繊細」持ちPCが選ばれたようです。

繊細を家庭や家族と結びつけて考えた事はありませんでしたが、内向的で親しいものにより親和性を感じる性質と解釈すれば、その通りかもしれません。


(1)盗賊
魔法技能を持たせた魔術師的PCが選出されました。

これは、
・素質を適性で選んでいない。
(万能型の魔術師想定PCに+1点)
・全滅=死亡の縛りプレイゆえに万年金欠で、所持技能のほとんどが戦利品(つまり買っていない)。
(盗賊想定PCが盗賊の眼のみ所持で+1点)
の2つの理由で、盗賊想定以外が同点で並んだ事が原因のようです。
せめて盗賊を万能型にしていれば……;

所持技能を元にパーティー内での役割を推測する手法は他でもあったと思いますが、プレイヤーの事情や好みによっては有名な店・街シナリオの技能を持っているとは限らないため、どうしても限界があります。

素質は、どうでしょうか。
私のように敢えて向いていないのを選ぶ人は少数派ではないか、とは思うのですが。


(2)ス○ベ男
癒身の法や祝福などを持たせた僧侶的PCが選出されました。

・パーティーは男6人で、内訳は若者2人、大人4人。
(若者に+6点、大人に+5点)
この時点で若者有利です。

次に、特性称号による加算は、
○若者A【合計+3点】←これが選択されたPC
・「_都会育ち」所持(+1点)
・「_勤勉」でも「_遊び人」でもない(+1点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)
○若者B【合計+2点】
・「_好奇心旺盛」所持(+1点)
・「_勤勉」所持(+0点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)
○大人C【合計+3点】
・「_都会育ち」と「_好奇心旺盛」所持(+2点)
・「_勤勉」所持(+0点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)
○大人D【合計+3点】
・「_好奇心旺盛」と「_陽気」所持(+2点)
・「_勤勉」でも「_遊び人」でもない(+1点)
・「_硬派」(+0点)
○大人E【合計+3点】
・「_好奇心旺盛」所持(+1点)
・「_勤勉」でも「_遊び人」でもない(+1点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)
○大人F【合計+2点】
・「_勤勉」でも「_遊び人」でもない(+1点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)

さらに
・「_名誉こそ命」と「_愛に生きる」は居ない。
(パーティー全員+1点)

という事で、結局大人PCは誰も若者PCとの1点差を越えられず(越えなくて良いような気も)、都会育ちで中立的性格の神官想定の若者PCがヒットする結果となりました。
このように、関連称号の所持状況によってはイメージギャップが大きい選択がなされる場合もあります。


(3)熱血漢とアンチ熱血漢
熱血漢には、豪傑型で「_進取派」「_楽観的」「_武骨」を持っているPCが選出されました。これはイメージ通りです。

アンチ熱血漢には「_保守派」「_悲観的」「_繊細」所持で「_名誉こそ命」を持たない僧侶想定PCが選出されました。
大人しい人物像でイメージ通りとも言えますが、同時に「_献身的」所持でもあるため、ミニストーリーのように襲われているらしい人を発見した状況で淡々と冷静な観察をするかどうかは謎です。

この例のように選択と関わらない称号の所持状況によっても違和感が生じる可能性があることを、頭の片隅ぐらいに置いておいた方が良さそうです。


(4)財布係とアンチ財布係
財布係には、僧侶想定PCが選ばれました。
アンチ財布係には、家庭的のところで選ばれた繊細PCが選ばれました。

財布係は、
・僧侶想定PCが「_神経質」で+2点。
・別の魔術師想定PCが万能型で+2点。
・上記2人以外に「_貪欲」で+2点が2人。
で候補は4人でした。

財布係に選ばれたPCは僧侶想定という事でむしろ金銭に頓着しないイメージでしたが、選んだ画像が細かい事に思い悩む考え過ぎタイプの印象だったため設定した「_神経質」が金の事に(も?)細かいという解釈で捉えられているらしいのが響きました。
候補4人の中からもっともらしくないこのPCが当たったのは、運の問題もありますか。
うーん、難しいですね。

熱血漢で「_行動派KS」や「_先鋒」を考慮したように「_財布係KS」や「_会計係」を取り入れれば、それらの設定がある場合、さらにプレイヤーの想定に近い選択ができるでしょう。

※※※
サンプルを遊んでみた直接的な理由は、作り直し中のシナリオに取り入れるかどうか迷ったからです。
問題のシナリオは個々の冒険者の個性を描く事に重点を置くものではないため、結局また別の機会にという結論になりましたが、少し知識が増えたのは収穫でした。

いずれ何かのシナリオで取り入れさせて頂くことがあれば、その時さらに詳しく勉強しようと思います。

ただ、ある程度自分流の改造を行ったとしても、今度は自分と他の誰かのイメージの差による誤選択が起こるのは、ほぼ確実です。
正解が無いのが正解──

なんでしょうが、この記事限定なら、使用したパーティーが一般的でないというのが正解かもしれません。
いや、その。サンプルの補足説明テキストのアンケート結果を見る限り、まあまあ程度には合ったPCが選ばれた方が多いようです。ここまで適当なPCに当たらないというのは、パーティー側に問題があるとしか(笑)。


(追記)
CW1.50の評価メンバシステムは、この記事で紹介したSTARと同じ仕組みで話者を選択します。
ということは、評価メンバシステムでも、ここに書いたのと同じ問題が発生するはずです。
どんな選択手法も、手掛かりとしてPCに付与されている称号を用いる以上、精度はプレイヤー側の事情に左右されます。絶対はないものだと考えた方が良さそうです。

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[CardWirth] 続々・プレイヤーキャラの口調

今更気付きました。
老人PCの老人口調(「~じゃ」みたいなアレ)は、場合によっては物凄い違和感を醸し出しますね。例えば、絵がいかにもな豪快豪傑風の場合などです。
知将型や策士型で魔法スキルが似合うタイプなら、「~じゃ」でおかしくないと思うのですが、やはりイメージの問題でしょうか。
老人口調の条件を、「_老人」+「_知将型」や「_老人」+「_策士型」にすればいいんですかね。

平江明さんの口調システムや如月真問さんのペルソナシステムに寄生する手もありますが、性別や年代別のセリフに追加する形でしか使えないため、これはこれで手間がかかります。

セリフ分けの条件を、ANDとOR組み合わせて指定できれば早いんですが。
((_老人 AND _知将型) OR (_老人 AND _策士型) OR _老人口調) なら「○○じゃ」のような形です。
これをそのまま今のシステムでやろうとすると、称号条件を違えた同内容のセリフを3つ並べる事になり、その分シナリオが肥大していきます。

うーん。
もう、いっそ男女分けだけでいいかもしれない。

※※※
この問題の解決策は、両極端のものが考えられます。
1つは、口調クーポンなどを駆使して詳細に条件分けをする事。
もう1つは、全員が納得できる口調分けなど存在しないと諦め、ごく単純な男女分けのみ辺りで済ませてプレイヤーさんに脳内補完して頂くこと。

ああ、もう1つありますね。
PCが一度も喋らないシナリオにする事。
これは、緋衣再構築の時にやろうとして失敗しました。

※※※
一番現実的なのは、シナリオ内で独自の口調用クーポンを配布して、前の方で書いたAND・OR指定でやりたい事を実現する方法でしょうか。
ただ、多少細かく調整できるとはいえ、私のイメージによる分類でしかない以上、多大な期待はできません。口調システムやペルソナシステムによる設定をある程度反映できるのが利点と言えば利点です。

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[CardWirth] カードワースの制約

副題「欠点は長所であり、長所は欠点であるという話。」
(以下、CardWirthを「CW」と略します。)

※※※
CWでは、そのシステム上、まず冒険者の宿を作成し、次にそこに所属する冒険者という建前のキャラクター(PC)を作ります。プレイヤーは宿で作成したPCや彼らが冒険から連れ帰った元NPCのPCを操作して様々なシナリオを遊ぶ事になります。
つまり、多数存在するCWシナリオは、冒険者の宿なる存在を介して一つの世界として結合していると考えて良いでしょう。これはCWの特徴であり、クロスオーバーでシナリオに生かすこともできる大きな長所です。が、同時に大きな欠点でもあります。シナリオを「groupAsk作品を始めとする他シナリオも含めた大きな世界の一部」として作ろうとする限り、自ずから描けるものに限界が生じるからです。

ただ、この欠点がCWシナリオを作ろうとする人にとって大きな問題となる事は、まず無さそうです。
CWのシステムとは相容れない全く独自のゲームを作りたい場合、RPGツクールなどの作品が単体で自己完結する方式の制作ツールを選ばれる方がほとんどではないかと思いますし、恐らく私もそうするでしょう。
制作に慣れている等の理由でCWを使うとしても、添付テキストで事前に説明したり専用NPCでプレイしてもらうといった対策が取れます。

何か困るとしたら、基本的にはgroupAsk作品に見られる大雑把に中世ヨーロッパ風ファンタジー的世界観に沿いつつ、現実界の人物や出来事を反映させたいと思う時ぐらいでしょうか。
しかし、そもそも「大雑把に中世ヨーロッパ風ファンタジー的世界」の解釈から既に人それぞれ。現実ネタがどこまで許されるかも、結局のところ人による、モノによるという事になりそうです。また、何の脈絡もないのと必然性が感じられるのとでは、見る側の受け取り方も全く違うはず。
考えすぎてガチガチに自主規制してしまうのもつまらん、と思います。

※※※
↑の元文は雑文綴の未掲載分です。
思い出したのは、まさに現実ネタ込みのシナリオを制作中だからです;

なお、当時サイトに掲載しなかったのは明確な公式基準が無く結論が出ない問題である事、そしてこれは重要ですが、結論を出す必要が無いと思われる事が理由でした。

CWのシナリオ作りは、かなり作り手お任せのシステムです。
Ask作品の雰囲気とかけ離れたものを表現する場合、説得力のあるストーリーを描く力量なり専用宿などの対策なりがあるに越した事はないでしょうし、「CWシナリオとして」の需要の有無という問題もあります。
が、公式サイトやヘルプにCW世界の基礎的説明はあれど、それから外れた作品を“作ってはいけない”という縛りは見当たらず。作りたければ作っていいよという事なんでしょうね。うーん、太っ腹!

シナリオ作者がTRPGで言うGMの役割を果たすと共に、ある程度ルールブックにあたるものもいじれるところが、CWの魅力の一つではないでしょうか。この自由さを良い方向に活かしていきたいものです。

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[CardWirth] 続・プレイヤーキャラの口調

本家サイトの掲示板に、ここのシナリオの名前が挙がってたよ…と教えてくれる方があって、覗きに行きました。
うちのシナリオが挙がったのは、単なる何かのついでという話だったのですが、そこはそれ。いわゆる、野次馬根性ってヤツです(^^;
問題のスレッドは、口調に関する議論でした。

そう言えば、私も昔、口調分けに関して、あの場所で質問したことがありました。
その少し前に、「_上品」を持っているPCには丁寧口調の台詞を用意するという話が出ていて、それがどの程度一般的な手法なのか、知りたかったのです。
その頃書いた日記が…あぁ、残ってますね。もう1年以上前ですか。
当時、既に「_上品所持=丁寧口調」は、わりと広く行なわれている方法のようでした。今回の討論を読んでみると、さらに広く普及しつつあると思われます。

結局、自分は考えた挙句に「_上品」特性による口調分けはやりませんでした。
また、今後も特に必要性を感じない限り、対応する予定はありません。
しかし、性格を表す特性は、上手く使いこなせれば、シナリオの質の向上につながりそうではあります。
問題は、いかなる方法で自作物に取り入れるかで、その決定的アイデアが、今の私には欠けています。

ごく自然に、さりげなく、プレイヤーに負担を与えずに、性格の全体像なり口調なりを判定する――…
PC1人限定のシナリオなら、それなりに方法もあるでしょうが、最大6人分の判定を、それと悟られず、しかも正確に行うのは、至難の業です。一応案のようなものはあるので、現在制作途中のシナリオに搭載してみようかと思っています。
ただし、汎用性が無く、次のシナリオにはもう使えないのが悩みのタネです。
…って、「次」があるのかというツッコミは不可という事で(ぉぃ)。


私個人として、あまり口調に拘っていないのも事実です。
最近、正月の決心を実行して、何本かシナリオを遊んでみましたが、あるシナリオで「ですます」調の丁寧語で喋っていたキャラが、別のシナリオでは「俺は~だぜ!」などと言っていても、正直なところ、さほど気にならなかったりします。
だからと言ってPCに思い入れが無いわけではなく…
台詞を読みながら、各々のPCに想定されている口調に脳内変換しているわけです。

念のためですが、脳内変換を理由に、台詞のパターン分けを否定するものではありません。そのキャラにぴったりハマった台詞をしゃべってくれた時の満足感は、かなり大きいものがあります。
やはり、プレイ側も色々試してみるものですね。経験がASK作品のみでは、分からない事もあります…。


今回野次馬根性を発揮した事の収穫は、ペルソナシステムという新たなシステムを知った事です。
暇を見て、研究してみますかね。

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[CardWirth] プレイヤーキャラの口調

「緋衣の盗賊」再構築ついでに、PCの口調について考えてみました。それというのも、昨日久々にUsers'Networkを覗いてみたら、気になる記事を見つけたからです。

セリフコンテントでPCの口調パターンをどこまで細分化するかというのは、前々から迷っていた問題ではありました。
一応、「最低限男女が分けられていればOK」ということで過去に自己決着し、「緋衣の盗賊」は、その方針で作られています。追求すればキリがないため、男女差以上のところは想像で補えば良いだろうという考え方です。GroupAskさんのシナリオが男女別のみになっているというのが、根拠の1つになっています。
また、「緋衣の盗賊」のテストプレイは想像による口調変換をやりながらの作業でしたが、特に難しいこともなく、自分の中では大きなロス無くそのキャラに想定されている口調にセリフ変換できたことも理由付けの1つになりました。恐らく、皆こうやって適当にフィルタをかけながらシナリオを遊んでいるのだろう、と思っていたわけです。

ところが、Users'Networkの記事では、「上品」「粗野」などの特性クーポンによる口調分化は普通に行なわれている様子です。
言われてみれば、特性クーポンは、そういう使い方もできるなと思いました。
そこで、ふと考えました。

…待てよ? もしかすると、「_上品」を持っていれば丁寧口調、「_粗野」を持っていれば荒っぽい喋り方などという分け方は、当然と見なされているのか??
当然とまでは行かなくても、それが最近の主流だったら、男女別だけで作るのは不味いじゃないか…

というわけで、Users'Networkに初書き込み。
どの程度パターン分けされていれば、PCの口調に決定的な違和感を抱かずにプレイできるのか、尋ねてみることにしました。
結果。どうやら、「男女で分ける」が、だいたいの最低ラインのようです。
上を望めば際限が無いでしょうが、特性クーポンでのパターン分けが「当然」または「主流」というところまでは行っていないようで、ちょっと安心しました(^^;

結論1:男女分けのみでも、とりあえず拒絶はされない。
結論2:性格関連クーポンについては、さらに良く考える必要あり。

個人的感覚では、「_上品」を持っているから即丁寧口調というのは抵抗があるのですが、上品な人物であれば丁寧な物言いをするというのに説得力があるのも確かです。
万人に受け入れられる事はないけれど、多くの人にプラスに受け止められるかもしれません。
さて、どうするか…

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[CardWirth] バグは果てしなく

最後に「緋衣~」を通しでやってから半月以上経ちました。
制作作業からは1月以上経ったし、記憶も薄れて頃合も良しと再度確認テストを繰り返したところ。
やっぱりまだ出ます、細か~いミスが…
特定の順番で人と話した時だけ表れるような、小さなヤツ。

一応連休で2日間休みになったのを良いことに、キャストカードのうち自作画像を使っていなかった2点も差替え完了しました。
ついでにイベント周りで色々小細工とか。


■PC同士の会話イベント
「PC同士の会話」を作りたい場合どうすれば良いかをずっと悩んでいましたが、ようやく一応の解決を見ました。
複数人の会話のつもりで作っていても、喋るキャラが「ランダム」の場合は時に同じキャラが続けて喋ってしまったりして、何かおかしいというのは良くある話です。

自動で動けるメンバーから1人選択 → 選択中のキャラ喋る → 選択中以外のキャラ喋る → …

という具合に選択中かそうでないかで分けたのですが、これだとパーティーが1人だったり、動けるキャラが1人しかいなかったりの場合は、やっぱり変になってしまいます。

そういうわけで、「一応の解決」。
きっともっと上手い方法があるに違いありません。
面倒でも動けるメンバーが1人の場合の台詞を別に作れば解決かな。

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[CardWirth] CardWirth KnowledgeNetwork

眠る前、少しダラダラする代わりに、「CardWirth KnowledgeNetwork」を見に行って来ました。
本当は8月中、エディタのヘルプを読んだ後で一通り重要そうなところには目を通すつもりでいたのが、何だかんだで今日まで延び延びになっていました。

ヘルプを読めば解決する質問が意外と多いのには、少々驚きでした。
何か分からない時、まずはヘルプに載っていないか調べたりは…いや、答えがヘルプに無い可能性もあるからかな。ヘルプに載っていれば即解決だけど、見ても載ってませんでしただと調べた手間が無駄になるとか。そんな事もあるでしょうか。
「質問用掲示板」なので、何でも聞ける方が役割を大いに果たしていると言えるかもしれません。
それにしても、答える側が大変そうです。

いや、私の素朴な疑問はともかく。
KnowledgeNetwork には、有用な情報がけっこうありました。
特に興味深かったのは、「リューンは、どんな街?」という項目。
次以降のシナリオ内容候補のうちの1つに、リューンを舞台にしようというものがあるので、他の人がどういうイメージで見ているのか分かって面白かったです。
他は「専用スキルを作りたい」「9999spを超える金額の分岐はどうやるの?」など。
実は、spはGETもLOSTも値幅が0~9999になっているため、漠然とそれ以内に収めるものだと思っていました。具体的に9999sp以上を扱う分岐法が載っているのは興味深いことです。
(処理最大値の9999spは、円にして100万円程度(1sp = 100円の目安に従えば)。一度にそれ以上のお金を得たり失ったりすることの方が珍しいとは思いますが。あるとすれば、家を建てるとか? もの凄い価値のある骨董品や宝石を買うとか…)

まだ、KnowledgeNetwork は全て見終わっていません。
ここが終わったら、技術系としては超有名サイト「CW GURU」へ回る予定です。
[ ここまで午前3時ごろ ]

[ ここから午後8時半ごろ ]
帰って来たものの、いまいち食欲が無いので、ここは朝の続き。 KnowledgeNetwork、「全表示」すると、リストが長い長い。分類別表示で「シナリオ作成」だけ見ても、目が痛くなりそうな。
今はただ眺めているだけですが、いつかはあそこで回答できるぐらいになりたいもんです。

※※※
以下独り言。

永遠の初心者ってのも嫌だが、人と分ち持てる程の知識を獲得するには、道程はまだ遠い。
ひょっとすると、こんなヘナチョコ状態で自作物を公式サイトのギルドに登録しようってのは、狂気の沙汰だったんじゃなかろうかね。作者コメントも、今見ればえらく自信なさげだ。まあ、自信なかったのは事実だけどな(苦笑)。
どこかでダウンロード損と思われてりゃしないかと時々ふと不安に思うから、やっぱり今でも自信はないんだろう。
自分が作ったシナリオで他人の貴重な時間を奪うわけだ、その挙句にダウンロード損だったじゃ洒落にもならん。できれば「やってみて損はありません!」ぐらいに書けるものを作りたいが…。
2度目は同じ徹を踏まないように、ちょっとは冷静に考えないといかん。

…うん? ギルドに登録しない品は、TRIALに出してはいけないのかな。
一応、駄目とは書いていない、けどな。


(独り言の方が長い…(汗))
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[CardWirth] 背景絵描き

朝方ちょっと空いた時間を使って、次のシナリオ用の背景画を作りかけました。
「緋衣の盗賊」に使った物の中に数点直したいのがありますが、それは後日にします。

※※※
背景画像を準備する方法は、色々あると思う。
他のシナリオ作家さんは、どうやって調達しているのだろう。
本家シナリオではフリーフォトが多いようだが、それには限界もありそうだ。
自分は、一応、次の5つの方法を考えた。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(1)フリーフォトサイトで調達
CWは中世的世界観の世界なので、ピッタリくるものを見つけるのが難しい。
本家シナリオを見る限りでは、大手サイトから入手されたものが多いらしい。中世的景観写真を扱うサイトは少ないので、同じ画像を知らずに別の場所として使ってしまうかも?
野外が舞台のイベントなら、自然写真のサイトでなんとか。

結論:
とりあえず調達候補外。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(2)CW用に背景画像を公開しているサイトで入手
かなり多数の素材サイトがあるので簡単かと言うと、意外とそうでもなさそう。
1つのシナリオ内で背景の絵柄がコロコロ変わると、遊ぶ人が戸惑いそうだ。
できればシナリオに使う全ての画像を、1つのサイトから入手したい。
しかし、それだけの数をそろえたサイトがあるだろうか?
似た絵柄を探すにしても、かなり大変だと思う。

結論:
暇がある時に情報収集するかも?

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(3)Qubes等の専用ツールを使う
便利なツールであるが故に、多数のシナリオで使われていそう。
よほどストーリーの方をしっかり作らないと、没個性になりはしないだろうか…?

結論:
没個性にならない話力があるとも思えないので、ひとまず対象外。
切羽詰ったら考えることにする。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(4)自分で写真を撮ってくる
結論:
金と暇が(以下略)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(5)この際、自分で好きなように描く
結局、暇と予算の問題上、これが一番私には合っているようだ。
(理論的には)自分の意志をとことん反映させられるので、ちょうど良い画像が無いと悩むこともない。

…が、大きな欠点がある。
要・技術力。思うものを思った通りに描く能力渇望。
ある日突然、絵心に目覚めたりしないものか(するわけない)。

背景画は、最低何を描いたのか分かる程度のレベルがあれば良いとは思う。
しかし、あまりにチャチな絵を使うと、プレイヤーも興ざめだろうと思うと怖い。

結論:
問題は数あるが、やはりこれか。
それに、せっかく道具やソフトを持っているのだから、自力で何とかしたいとも思う。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
それにしても、スキャナが欲しい。今時、ずいぶん安くなっているし。
タブレットで直描きにもけっこう慣れたが、背景画のような細かい描写が必要なものは、「線画を紙に描いてから取り込んで着色」の方が綺麗に出来るし、絶対早いはずだ。
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