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干渉の早見表をご覧になって、「この図の根拠はいったい何?」と思われた方も多いと思います。
そこで、以下に、あの図に辿り着くまでに行った作業記録を公表しておきます。出来上がるまでにどのような思考経緯を辿ったのかを示すことが、根拠を説明することになるでしょう。

そもそも私には、早見表など作るつもりはありませんでした。
いろいろな呪紋を使ってテストし、干渉が起こることを確認できた属性の組み合わせを下の表1のような表に仕立てたところで、作業は終わるはずだったのです。
[img:表1.干渉可能属性組合せA] 表1.干渉可能属性組合せ
○印が干渉が確認できた組合せです

上の表1で、○印は干渉が確認された組合せです。
●印になっている火・地・水の同属性どうしの組合せは敵の呪紋との干渉で確認しなくてはならないため、現段階では実際に干渉を確認していません。ただし、他の属性の例から言って、火・地・水の各属性でも同属性どうしでの干渉は起こると思われます。

実は、表1は、見やすく整理した後の状態です。
始めは属性の並びが、火水風土光闇…となっていたため、いまいち見た目がすっきりしませんでした。
そこで、見やすいようにと行と列をいろいろ移動させたところ、干渉する属性の組合せは、表1のように同属性組合せを示すラインに沿って、斜めに5列にまとまる事が分かりました。
表1を横方向に見ていくと、干渉が起こるのは、基準にとった属性から見て、
  1. 同じ属性
  2. 左右に1つ離れた場所にある属性
  3. 5つ離れた場所にある属性
で、どの属性とも干渉が確認できなかった「風」を除いてすべて同じようになっています。となると、縦横軸の属性の並びを、円周上に一定間隔で並べてみたくなるのが理系人間の心理(笑)というものです。

それで作ってみたのが下の図1、すなわち「反属性・類似属性早見表」の初期バージョンです。円を属性の数で割って等分し、その1片ずつに表1の横軸と同じ並びになるよう、時計回りに属性名を書き込みました。
干渉が確認できなかった風属性も、一応、表1の並び通りに入れました。
そうして完成したのが、下の図1です。

[img:図1.干渉可能属性組合せB] 図1.反属性・類似属性早見表(初期)

干渉する属性は、円上で次の位置にあるものです。
(風属性除く)
  • 同じ属性 = 0°
  • 類似属性 = 36° (両隣りの2つ)
  • 反対属性 = 180°(円周の反対側)

このように属性を円状に並べてみて、すぐに気付いたのは、干渉が起こる「火と水」「光と闇」の組み合わせが、円周上で180°離れた位置にあることでした。これら明らかに相反すると思われる2つの属性が、どちらも互いに180°離れる形になっていることから、他の属性にも同じような関係が成り立つと推測されます。
つまり、図1で円の反対側にある属性が、その属性の反対属性だろうというわけです。この事から、同じく干渉が発生し、180°離れている「星と無」「雷と負」が、それぞれ互いに反対の属性と結論付けました。
なお、「風と地」の組み合わせは干渉が起こらないため、反対属性に当たるかどうか、判断を保留中です。
ただ、図1から風を排除し、干渉が確認された9属性で円周上を9等分となると、180°=反対属性の関係が崩れてしまいます。従って、風が地の反対の位置に入る事自体は、問題ないと思っています。

表1での「左右に1つ離れた場所」は、図1では円周上の両隣(角度にして36°)になります。この2つの隣接している属性を、個人的に「類似属性」と呼ぶことにしました。
何が類似なのか分からないので、今となってはもっと適当な表現を考えれば良かったと後悔しきりですが、もう自分の中には類似属性という用語が定着してしまっているので、このままいくことにします(死)。
ここでも、両隣の属性と干渉しない風は、特殊な存在です。

風属性は、同属性の「風」とも、類似属性であるはずの「火」「闇」の2属性とも、反対属性と思われる「地」とも、干渉が起こりませんでした。他のどの属性と組み合わせても全く駄目、全滅状態です。
現時点では、「風」はどの属性からも独立した特殊な属性ではないかと考えています。どの属性とも干渉しないので、「反属性・類似属性早見表」の一応完成バージョンからは、「風」を外しています。
(2000.11.30現在)