説明、…の前に

カードワースには、キャラクターや技能、アイテム等の能力を数値表示する機能がありません。
これには、ゲーム内のあれこれを数値で単純比較・判断する事を避ける意味があります。
数値的な強さよりも、想像力で遊ぶ事の方が重視されているのです。
最強キャラに最強装備・最強技を持たせ、敵を薙ぎ倒すゲームではないと考えるのが適当と思います。

ただ、通常の方法では見えないものの、当然プログラムで処理するための数値設定は存在します。
様々なシナリオの中には、キャラクターの能力値で行動の成否が判定されるものもあります。
キャラの能力傾向に合った技能(=カード右下の緑色の丸が明るいもの)を持たせた方が楽な事も事実です。

しかし、だから数値的強さを求めるのが良いのかと言うと、そんな事はありません。
個々のキャラクターの能力が低くても、シナリオ開始前の準備やシナリオ内の行動選択で何とかなってしまう事がほとんどです。

結局何が言いたいかというと:
どうすれば強いキャラを作れるかは、あまり気にしなくて大丈夫です。

強さなどは気にせずやってみようと思ったら、ブラウザバックでお戻りください。
以下は、やはりどうしても強さやバランスが気になる方向けに、ちょっとだけヒントです。

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「素質」の項

公式シナリオ「交易都市リューン」の技能を基準に大雑把に言うと、以下の傾向があります。
  • 標準型→神官タイプ 【回復や補助担当向き】
  • 万能型→盗賊タイプ 【調査や鍵開け・罠外し担当向き】
  • 豪傑型、勇将型→戦士タイプ 【物理攻撃担当向き】
  • 策士型、知将型→魔術師タイプ 【魔法攻撃担当向き】
バランスを考えるなら、各タイプが最低1人パーティーに居るのが理想です。
メンバーの素質を意図的にばらけさせると、バランスが良いパーティーになり易いと思います。

ただし、後述する特性の設定によっては、必ずこの分類になるとは限りません。
「各タイプが」ではなく「各担当が」パーティーに最低1人ずつ居れば良い(=向いていなくても良い)ものと考え、得意なキャラクターが出現しなかったところは所持技能で調整するのが現実的です。
筆者の宿には、物理攻撃技能を持たせた知将型や盗賊技能を持たせた標準型など微妙なキャラが時々居て、技能の適性はまるで駄目ですが、それなりに活躍しています。

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「特性」の項

そのキャラクターの性格と考えてください。
一部、容姿や生まれに関するものもあります。

能力を考えるなら、「素質」の項に書いた4タイプの典型像に似合う項目を選んでいくと良いと思います。
例えば神官なら神を信じる気持ちが強いでしょうし、他人を疑う事を知らない人物は盗賊向きではないでしょう。
それから。えーと、それから…

実のところ、何にどう影響するのか、見ただけでは分からない項目の方が多いと思います。
ここで選んだ特性によってキャラの行動をそれらしく変化させているシナリオもありますし、能力がどうこうより、あなたが考えるそのキャラクターのイメージで決めてしまった方が良いのではないかと思います。

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