このゲームを知らない方へ
Star Ocean ってどんなゲーム?
これからプレイしようと思っている方の参考のために。
概要
シリーズ1作目。1996年7月19日発売。スーパーファミコン用ソフト。
ストーリー紹介
クラトス村の自警団員ラティクスは、小さな事件はあるものの概して平和な毎日に飽いていた。しかし、隣町クールの奇病発生事件をきっかけに、遠く離れた星・地球からやってきたロニキス、イリアと出会い、広がりつつある奇病から友人や家族を救うための旅に出る。
システム紹介
- 自由なパーティー編成
最大8人のパーティーのうち主人公と固定キャラ3人を除く4人は、ほぼ自由に選択できる。
どのキャラを仲間にしたかによって、ストーリーの細部に微妙に影響が生じる。
- 複数パターンのエンディング
正確には、どのキャラを仲間にしたかによってエンディングで見られる各キャラの後日談風のイベントが変化する。また、パーティーの組み合わせによってはベストエンディングというようなものもあるらしい。
- プライベートアクション
PAと略す。いくつかの街では、街の入口でYボタンを押すことによってその街を出るまで仲間と別行動をとるようになる。街のあちこちにいる仲間と会話したり、小イベントが起こったりする。
- スキル
名前のとおり、キャラの能力。
レベルを上げるとステータス値にボーナスがついたり、後述する「特技」を習得できたりする。
主にレベルアップによって得られるスキルポイントを各スキルに振り分けてスキルのレベルを上げていく。効率よくゲームを進めるために覚える順番を考えたりするのも良し。
- 特技
スキルを習得することによって「特技」と呼ばれるコマンドを使うことができるようになる。
習得すること自体もキャラの成長が見えて面白いが、アイテムを作成したり、プレイの助けとなる効果を得られたりと、とても役に立つ。
- アイテムクリエーション
特技コマンドのうち、アイテム作成系統のもの。材料となるアイテムから別のアイテムを作成できる。
アイテムクリエーション関連の特技は多く、できるアイテムも多種多様である。
- 技のコンボ
戦士系のキャラはレベルアップによって技を覚えていくが、あるスキルを身に付けると技を数個つなげてコンボ攻撃できる。組み合わせによっていろいろな攻撃が可能。
- 奥義技をひらめく
戦士系のキャラが奥義を覚えると、戦闘中特定の技を使用することで「奥義技」を習得することがある。
奥義技の数は限られているが、通常技よりも強力。ひらめいた時の爽快感もいい。
- キャラがしゃべる
戦闘中、仲間や一部の敵の声が出る。今では声の出るゲームなんて珍しくないが、当時のSFCソフトとしては画期的だったと思う。ゲーム中で聞いたボイスは、スタート画面のメニューで聞くことができる。
不満?点
- 戦闘時の移動が不自由 (不満度:★★★★☆)
戦闘はターン制ではなくていわゆるアクティブバトルなのですが、キャラの移動が非常に面倒です。
移動は、Yボタンを押す→ターゲットカーソルで移動先を指定、という二段階の作業が必要で、十字キーで前後左右に移動することはできません。手間もさる事ながら、問題は移動先を選択している間も戦闘が一時停止しないことで、敵が攻撃をしてきた時に避けようとしても絶対に間に合いません。
また、キャラの現在位置から選択された移動先まで直線移動しようとするので、間に敵がいる場合が厄介です。どうやら不満は多かったらしく、「2」では解決されています。
- ラスボスがちょっと弱い(^^; (不満度:★☆☆☆☆)
ラストダンジョンの敵と互角に戦えるようになってから行くと、ラスボスが妙に弱いように思えます。
そのため、なんとなく「これで終わっていいのか?」と中途半端な感じがしたりもします。
- 小さな謎がけっこう残る (不満度:★★☆☆☆)
入れないダンジョン(?)があったり、意味が無いような謎の扉やスイッチがあったりと、「そういえば、あれは何だったのかな?」という小さな謎が残ります。
ストーリーの流れには関係ないので、ちょっと気になる程度です。
管理人の感想
いろいろと細かい不満はあるものの、全体的に見て良いゲームだと思います。ストーリーでは所々説明不足のために唐突に見える展開もありますが、面白く遊べました。単に唐突に「見える」だけで、よく考えてみるとそれまでに伏線が全く無いわけではありません。
アイテムクリエーションや、奥義技の習得、技のコンボにハマります。
SFCのソフトなので美麗CGやムービーなどとは無縁ですが、そんなものは無くてもストーリーとシステムが充実しているので今時のPSゲームにも見劣りしません。