[CardWirth] cwChkCards 1.24β
いまだに旧エディタ中心でやっているので完全に失念していましたが、新エディタではカード設定にいくつか追加があったのでした。効果系カードの「無属性」や「必中属性」、キャストの性別「謎」、年代「不明」、素質の「英雄型」がそれです。
キャストカードの追加分はクーポンで管理する部分なので今までのcwChkCardsでも特に問題ありませんが、無属性や必中属性のカードは属性不明の表示になってしまいます。今回の更新は、その手当てです。
cwChkCards→1.24β
・1.28エディタの新要素、「無属性」「必中属性」に対応。
・フォルダ右クリック→情報更新メニューで、内部のフォルダ構造の変化の他にカードの追加・削除・変名も検出するようにした。
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ついでに、新要素が旧エンジンや旧エディタでどのように扱われるかを調べてみました。
今も本家版(Ver.1.28より古い版)を使っている方は、いるとしてもかなり少数派だと思いますが、少なくとも自分はまだ使っているし、ASK公式サイトでの配布も継続されています。自分がシナリオを作る時は可能な限り両対応にしたいなぁ、という訳で以下確認結果です。まとめはこちら。
1.28エディタで新要素入りのカードを作って、1.20エンジンや1.25エディタで開いてみました。
【無属性】
◎戦闘で使用した際の挙動
武器無効、魔法無効、武器+魔法無効のいずれの敵にも無効化されず、所定の効果を発揮しました。
どの属性にも該当しない扱いのようです。
結果的に、新エンジンと同じ効果になっています。
◎エディタで開いた時
「物理的魔法属性」が自動選択されます。
【必中属性】
◎戦闘で使用した際の挙動
ダメージ最大値処理を設定した必中属性のカードを敵に使用した結果は、無ダメージ、HP半減、戦闘不能の3パターンに分かれました。
少なくとも必中ではなくなっています。
回避属性なら避けて無ダメージか当たって戦闘不能の2パターンしか無いはずで、抵抗属性として扱われているものと思われます。
◎エディタで開いた時
「抵抗属性」が自動選択されます。
【性別=謎】
◎シナリオ内での挙動
「_♀」→「_♂」→無印の優先順で3パターンの台詞を入れた台詞コンテントで喋らせてみると、無印の台詞が出ます。
1.28エンジンと同じ挙動です。
◎エディタで開いた時
「男」が自動選択されます。
【年代=不明】
◎シナリオ内での挙動
「_老人」→「_大人」→「_若者」→「_子供」→無印の優先順で5パターンの台詞を入れた台詞コンテントで喋らせてみると、無印の台詞が出ます。
1.28エンジンと同じ挙動です。
◎エディタで開いた時
「子供」が自動選択されます。
【素質=英雄型】
◎シナリオ内での挙動
「_英雄型」→「_策士型」→「_知将型」→「_豪傑型」→「_勇将型」→「_万能型」→「_標準型」→無印の優先順で8パターンの台詞を入れた台詞コンテントで喋らせてみると、無印の台詞が出ます。
1.28エンジンと同じ挙動です。
◎エディタで開いた時
「標準型」が自動選択されます。
クーポンで管理される部分について元データが書き換わらない限り該当なしとして扱われるのは予想通りですが、無属性が新旧エンジンで同じ効果なのは少し驚きでした。そういう場合分けなんですね。