宿データの移行の可不可は、以下の図のようになっています。
[img:宿データ変換の可・不可]


CW1.20~1.50

必要に応じて旧バージョンで作成した宿データを自動変換し、新バージョンに引き継げる。
CW1.20が「データバージョン8」、CW1.28が「データバージョン10」、CW1.29~1.50が「データバージョン11」。
  • CW1.20とそれ以降では宿のデータ形式が大きく異なり、CW1.28以降→CW1.20の逆変換はできない。
  • CW1.28~1.50間もエンジン自体には逆変換機能は無いが、データ形式が同じまたは類似のため、簡単な手操作で古いエンジンに戻せる

他のエンジンへ/からの移行

  • CW1.20~1.50に、NextやPyなど他のエンジンの宿データをインポートする機能はない。
  • 他のエンジンへの移行は、NextPyの項を参照。
[▲上へ]

CardWirthNext

CW1.20~1.50の宿データを自動変換して利用できるが、逆変換機能はない。データバージョンは「13」。
宿の構成ファイルは、CW1.50などと同じ。データが圧縮されており、可読性はない。

他のエンジンへ/からの移行

  • CW1.20~1.50からの移行は、宿のフォルダをNextのYadoフォルダ内にコピーし、Nextエンジンから選択する。
    (コピーでなく移動して変換した場合、変換元データが残らない。コピー推奨。)
  • Pyからの移行は、宿データを一旦CW1.50用などに逆変換した後、上の手順でNext用に変換する。
  • Nextから他のエンジンへの宿データ移行は、通常の方法ではできない
    • 他のエンジンでNextの宿にいるPCと同じ初期設定でPCを作成し、エンジンのユーティリティモードやバイナリエディタでセーブデータを編集してその他の項目も全て同じ状態にすることによって、宿データ移行と同じ効果を得ることは可能。
      ただ、称号や宿ゴシップや所持カードなど、シナリオで得たものを1つずつ、漏れなく手作業で移植することになるため、手間を考えると現実的ではない。
    • どうしても他のエンジンに移行したいときは、正規の方法以外で手段がないわけでも……
[▲上へ]

CardWirthPy

CW1.28~1.50の宿データをPy用に変換して利用できる。ver.0.12.3β1 (Reboot)からは、CW1.20の宿変換にも対応。
Pyの宿データをCW1.28~1.50向けに逆変換する機能もあるが、CW1.20への逆変換はできない。
宿のデータは、主にXML形式で保存される。

他のエンジンへ/からの移行

  • CW1.20~1.50からの移行は、宿の選択画面にある「拡張」メニューから、「変換」を実行する。
    変換元の宿データは、元の場所に残る。
  • CW1.28~1.50用への移行は、宿の選択画面にある「拡張」メニューから、「逆変換」を実行する。
    逆変換後のデータは、デフォルトではPyエンジンと同じ場所にある「UnconvertedYado」フォルダ内に保存される。
    逆変換元の宿データは、元の場所に残る。
  • 逆変換時、指定したエンジンより新しいエンジンで追加された要素や、Py専用の拡張要素を含む部分は削除される。
    Pyのバージョンとセーブ内容によってはパーティーごと削除される場合もあるので、逆変換結果をしっかり確認した方が良い。
  • Nextからの移行は、通常の方法ではできない
[▲上へ]