|| トップページDK2&3備忘録DK2 第4期(旅日誌)

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アストローナ歴 167年 03月 : 再合流


■ 今月の旅

メンバー増減(増:Lv7 盗賊(工作兵))

先月全滅してパーティーがバラけてしまったのを、今月で再合流を果たした。
今回、色々な人に迷惑をかけ、さらにお世話にもなった。
斬られた当初、再起するには、1年4か月程度(現実時間で言えば16週、つまり4か月ぐらいだな)かかる計算だった。
ただし、それはあくまで計算上の話で、実質的には再起の見通し立たず…というのが正直なところだった。

それが、今月にはもう相方と合流し、さらに来月には町から出て再出発というところまで早められたのは、パーティーの相方や、絵師業を通じて知り合った知人の支援があったからだ。
彼らには、感謝しても感謝しきれない。いつかきっと、この恩は必ず…

【PL談: 人斬り遭遇記
先週はあまりにヘコんでいて、斬られたことについて多くは書けなかったので、今週代わりに。
念のために書いておくが、斬られてヘコんだからと言って、私がPK反対論者だというわけではない。
プレイヤーとしての立場から言えば、PKがシステム的に容認されていることを納得した上で、新規登録している。管理者が認めている以上、単なる一ユーザーである私に否やは無い。

ただし、その事と実際斬られた場合の感情は別の話だ。
面倒なことに、このエオスというキャラは、ここ以前に別のTRPG風ゲームで、プレイヤーすなわち自分の分身的な作られ方をしたものの使い回しなため、ここまでがプレイヤー、ここからがキャラという線引きがかなり曖昧という欠点がある。
「畜生、やってくれやがったな!」というキャラの怒りが頂点に達した瞬間、仮に相手方のプレイヤーが側に居たなら、手近なエモノでブスリと…というのはもちろん冗談だが、キャラとプレイヤーがシンクロしたその一瞬の間だけ(本当に一瞬だけだが)、対キャラばかりでなく、対プレイヤーの私怨が発生したことは否めない。
モンスター戦なら恨みは対キャラのみだが、対人戦での敗北は、ここが怖いところだ。

さて、キャラ側の怒りから脱してプレイヤーとして思考に立ち戻った後のこと。
純粋に負けたことが悔しかったというのもあるのだが、真にヘコんだのはここからの話だ。
最も困ったのは、装備品によるHP補正もHP回復もなくなって、攻撃の避雷針としては役立たずと化したことだった。相方にとって、パーティーを組んでいる利点が無くなるじゃないか! いや、パラメータ的に見ると利点が無いどころか、相方に盾になってもらい、相方の攻撃力で戦闘に勝ち、経験値と金だけはしっかりもらう、単なるお荷物になりかねない感じだ。
仕方がないから一人旅に戻る決心をしたが、問題はそれだけではない。金は無くても困りはしないが、全てのパラメータにいまいち不安が残る作りになっている我がキャラのこと、装備無しでウロウロするのは避けたかった。
だが、無一文から装備を買い直すだけの金を貯めることを考えると、ほとんど不可能としか思えない。
いちかばちか丸腰のまま街道に戻り、素手戦闘で装備と金を稼ぎ貯めるというのも考えないではなかったが、あまりに辛そうだったため、その選択肢はとりあえず捨てた。

再起計画考案当初、安全な街に居ながら金を貯める方法として、1)へちょ絵師業、2)アイテム売却代行業、3)銀行業、の3つを考えた。貯蓄目標は、2000s。
3つ共に色々問題はあるものの、まずはすぐに出来そうな絵描き業で「依頼者大募集」の広告を出した。
しかし、単価40〜48s程度のものを売って2000sを貯めるとすると、少なくとも40枚ちょっと描かなくてはならない。余暇の全てを絵描きに費やしてフル回転操業し、1枚3日(←無理)で仕上げたとして、所要時間は約120日間。4か月だ。
気が遠くなった。しかも前述はあくまで計算上の話であって、実際にはそんなに早くは描けないだろうし、第一に依頼人があるかどうかという問題がある。
お先真っ暗。ここは潔くキャラ削除して、DK2から足を洗った方が良いかもしれないと、本気で悩んだものだ。

「自分の分身」的性格が強くて簡単に削除できなかった事は、幸いだったか、災いだったか。
結局、努力すれば1年2年かかっても何とかできないことはないと思って、踏み止まったわけだが…
…結果的には、踏み止まって正解だった。
再起するのは、自分が考えていたよりもずっと簡単だった。人の情けが身にしみた一週間。
(まぁ、いつもこんなに上手くいくはずもないから、これからは今まで以上に用心する事にしよう。)


■ アイテム入手等

【援助品】
レザーアーマー(鎧/防御14)
フェル戦闘服(鎧/防御14) ⇒ 装備

【らくがき工房物納】
聖刻石(魔力LV.3 魔力属性.土 属性.土)(飛/射程∞/魔防30、魔力100、精神21/徐々にMP回復) ⇒ 左手に装備
ホーリーシールド Lv8(盾/魔防25、魔力86、精神15/ステータス異常防止) ⇒ 右手に装備

【らくがき工房入金】
1700シリーン

(PL:お陰さまで、装備を買い直さなくても何とかなりそうです。)


■ 今月のお勉強

<相互扶助>
「らくがき工房」に再起を賭けたものの、見通しが真っ暗で密かに落ち込んでいた時、パーティーの相方から初期装備を譲るという申し入れがあった。武具買い直しのための金も、装備していないアイテムを売って援助してくれると言う。
いや、(こんな事を言うと彼に失礼…と言うか、たぶん怒ると思うが)驚いた。当初、自力で立て直す以外の方法は全く考えつかなかったから、金が貯まって装備を買い直せるまでは、ずっと街に留まっているつもりだった。
ところが、思いがけない援助のおかげで、その週のうちに失った装備を作り直すための鍛冶予約を入れられる状態になった。

工房の広告を見た人の中にも、現物で支払って良いとか、不要な装備を譲っても良いといった奇特な方が現れた。
そして、継続締切り直前頃には、なんと右手装備・左手装備・鎧の全てが人様の援助によって揃ってしまった。
こ、これは。もしかして買い直さなくても良いんじゃないのか??

…皆優しいものだ。信じられないくらいに。
DK2の世界には、相互扶助の伝統でもあるのだろうか。
今後、もし知り合いが斬られたのを知った場合、可能な範囲で何がしかの援助をしようと思う。恩返しの意味も込めて。
(もっとも、そんな機会が訪れない方が、彼らにとっては幸せだろう。毎週、知人の安全祈願でもするか。)

<奪われた品の返還交渉>
「敗れた以上やむを得ない」と諦めの言を吐きながら、鍛冶制作を依頼した剣と鎧の二品だけは、気に入っていただけに、どうしても未練が残って思い切れないでいた。
そうしたところが、とある方から「場合によっては奪われた品の返還交渉が可能なこともある」と教えていただいた。
しかし、斬った側からすれば戦闘で奪ったアイテムは戦利品なわけで、負けた奴が間抜けなのだという考え方もあるだろう。交渉できるかできないか、可能性は半々ぐらいか?(仮に交渉を受け付けていたとしても、私にはこうした場合の相場というものが分からない。それがまた問題だったが、それは実際交渉に入った後の話なので、とりあえず置く。)
今回の場合は、相手方の所在と連絡手段がはっきりしていたため、駄目で元々、交渉が可能かどうか問い合わせてみた。
結果、交渉OKとのこと。相手が有名人(?)だったのが、せめてもの幸運だったろうか…。

<謎の先頭保護(?)仕様>
パーティーの相方が私を援助することが可能だったのは、身ぐるみ剥がされた場合に起こる不思議な現象のおかげだった。
つまり。斬られて身ぐるみ剥がされても、パーティー先頭の所持品だけは残るということらしい(所持金は奪われる)。


[ No. 21 ]

アストローナ歴 167年 04月 : 再出発


■ 今月の旅

モンスターを探して街道へ再出発。
これから先、しばらく何事もないと良いが…

■ 遭遇した敵

1戦目: Lv5 オーガ、Lv5 ゴブリンロード
2戦目: Lv6 レッサーデーモン、Lv6 ダークマジシャン


■ アイテム入手等

【対オーガ、ゴブリンロード戦】
375シリーン

【対レッサーデーモン、ダークマジシャン戦】
500シリーン
ファイアロッド(杖/射程1/攻4、魔防25、魔力40、精神40/属性:火)

【らくがき工房入金】
40+50=90シリーン

【装備返還交渉費用】
−1500シリーン

【援助分の返却】
−1350シリーン(買い直しが必要なくなったので)


[ No. 22 ]

アストローナ歴 167年 05月 : 参式“虚空”


■ 今月の旅

むぅ。今回開発した技は、金の無駄だったかもしれん。
技でもたいしてダメージがない事を忘れていた(死)。
これなら技を使うより、殴りを選んでおいた方が後が楽かもな。

■ 遭遇した敵

1戦目: Lv5 ディアス下等魔術師、Lv6 ワーウルフ
2戦目: Lv6 ブリザードイーグル、Lv6 ボーンナイト


■ アイテム入手等

【技の開発】
−960シリーン(参式“虚空”)

【対ディアス下等魔術師、ワーウルフ戦】
500シリーン

【らくがき工房入金】
50シリーン

【装備返還交渉関連】
500シリーン
洸(剣/射程1/魔防25、魔力54、精神49/徐々にHP回復) ⇒ 右手に装備
風韻鎖鎧(鎧/防御33/ステータス異常防止) ⇒ 装備


■ 今月のお勉強

<キャラとプレイヤーに関する私見>
2週前の人斬り遭遇記を今読んでみると、当時相当に冷静さを欠いていたことが分かる。
ほんの一瞬とはいえ、ゲームである事を忘れて、キャラの怒りに同化するとは(苦笑)。
キャラ側の状況が絶望的だったというのは言い訳程度にはなるだろうが、通常脳内で別々に分けられているキャラクターとプレイヤーの記憶回路がショートして2人分の思考が混ざり合うような事は、この手のゲームにおいては本来避けるべきだろうと思う。演じてこその「ゲーム」なわけだから…

だいたい私だって、ディアス兵やら街道で遭遇する追い剥ぎ連中から装備を奪って売り飛ばしたりしている。
喧嘩を売る相手を選んでいる(=NPCのみを対象としている)だけで、戦利品を巻き上げる行為自体は人斬りと何ら変わりない。
同じ名を名乗っていてプレイヤーとの境界がかなり曖昧でも、キャラの方は切った張ったが身近な所にある別世界の住人だ。
ひとたび勝負となれば勝つか負けるか、キャラ側にはそういう覚悟があるだろうと思う。
人斬り遭遇記時点の混乱ぶりは、キャラの怒りがプレイヤー側の記憶回路に流れたのと同時に、平和ボケしたプレイヤーの甘っちょろい世界観がキャラ側の記憶回路に逆流したことによるらしい。
冷静になってみて、後悔しきり。以後、慎まなくては。


[ No. 23 ]

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