[CardWirth] バックパックを使ってみた・2@CWNext(Build 131031)
CWNextの、CW1.60として公開予定で開発されていた版について書いたものです。 その後、公式ファンサイトでの正式配布は行われない事になりました。 投稿当時の「CW新機能」タグが残っていますが、予定段階の話としてお読み頂ければと思います。 |
WirthBuilderで効果系カードに「バックパック対応」という項目が増えているのに今更気付きました。WirthBuilder v.1.2.2で追加された項目です。
WirthBuilderの取扱説明書によれば
> バックパック対応カードはシナリオ開始時に使用回数がゼロになりません。
との事で、条件付きではありますがペナルティなしの所持技能枠増加が解禁された形です。
CardWirthNextの取扱説明書には細かい事が書かれていませんが、Build 131026の所にバックパック対応について述べた項目があり、この辺から対応・非対応で処理が分かれているものと思われます。
※※※
CardWirthNext(Build 131031)におけるバックパックの機能は、以下のようなものです。
- 種類別に分かれていない。技能・アイテム・付帯能力合わせて何枚まで、の扱い。
- 入る枚数は初期値3枚で、レベル上昇と共に最大10枚まで増える。(←NEW)
- バックパックは、基本的に荷物袋と同じ扱い。
- バックパック内のカードは、戦闘中には使用できない。
- バックパック内の技能の残回数は、効果系カードや効果コンテントで回復できない。(魔法薬などはバックパックの中身には効果なし。バックパック対応技能も回復できない。)
- バックパック内のアイテムの所有時能力値修正は、所持者に効果を及ぼさない。
- バックパック内の技能は、シナリオ開始時に残回数がゼロになる。
- ただし「バックパック対応」の技能は残回数がゼロにならず、所持欄にあるものと同じくそのまま使える。(←NEW)
- 技能を本人と本人のバックパック間で移動させた場合、残回数は保持される。
この仕様変更への反応は、その人が戦闘中に使っても意味が無いキーコード発火専用技能をどう思っているかで結構分かれそうです。
バックパック内をバックパック対応技能で埋めれば持てる技能の数が従来の約2倍になり、それに伴うペナルティもありません。戦闘で使えない技能をあらかじめ分けておく、交換用ストック技能を持つといった使い方が簡単にできるため、便利になって喜ぶ人がいる一方で、便利になり過ぎてつまらないと見る向きもあるでしょう。
特に所持品が充実し、技能を使える回数も増えてくる中盤以降、バックパックとバックパック対応技能を使うか使わないかで差が開きます。
キーコード発火用の技能については、正直邪魔だが対応箇所で使えないのも嫌で仕方なく持つ人と、好んでまたは割り切って持つ人に分かれると思います。
この仕様のままCW1.60が出れば、前者はバックパックを対応技能で使い倒し、後者のうち好きでやっている人はバックパック封印か少なくとも技能は入れないなど、使い方が極端に分かれていくかもしれません。
[関連記事]
・#CW新機能バックパックについて を起点に色々(10/13追記あり)
・バックパックを使ってみた@CWNext(Build 131020)
・バックパックの影響を考える
・CardWirthNext次バージョン個人配布移行の事
・Re: CW1.60(予定)関連で頂いたコメント
・冒険は冒険の前から始まっているという話
オマケ。
この記事を書くにあたり、この辺で呟いていた事をちょっとだけ数えてみました。
技能1枚だけを持ち、その他のカードを全く持たない時、それを手元に引いてくる確率は、だいたい残り使用回数にパーセントつけた程度という結果になりました。あくまでだいたいです。
駆け出し冒険者が盗賊の眼だけ持っているぐらいなら偶に出現(実際数えた値では16~20回に1回とか)で済みますが、成長して使える回数が増えるにつれ、ちょこちょこ見る(同、10~11回に1回)に変わっていきます。
場合によっては1割程度も出現する死にスキルの代わりに攻撃や防御などのアクションカードを引けると考えると、影響がないものとして無視するにはやや大きいように思いますが、その辺は人によるでしょうか。
なお、実際数えたのは前述のパターンだけです。
アイテムでランダム配布枠が潰れていればその分死にスキルが手元に来る確率は減るでしょうし、所持技能の構成や使用回数残りによっても違ってくるはずです。
(11/6追記)
上記オマケは実際数えた結果だけに間違ってはいませんが、試した回数が少ないためかなり大雑把です。
次のバックパックの影響を考えるで計算で同じ事をしています。できればそちらも併せてご覧下さい。