宿のバックアップが万一を救う

ごく稀に、セーブ時などに宿のデータが壊れたり、消滅したりすることがあります。
パソコンの故障でデータが吹っ飛んでしまう危険もあります。
万一の場合に最小限の被害で回復できるように、宿データは定期的にバックアップする事をお勧めします。

●バックアップのやり方
CardWirth.exeと同じ場所にあるYadoフォルダを、丸ごと別の記憶媒体にコピーします。
個別の宿データも、同様の方法でバックアップできます。

●リカバリのやり方
今あるYadoフォルダを一旦削除し、消し跡にバックアップしておいたYadoフォルダをコピーします。
個別の宿データも、同様の方法でバックアップを使った巻き戻しが可能です。

※※※
CW1.29でセーブ時のデータ破損対策が施されたらしく、危険は以前より減っているだろうと思います。
仮に何か起きても、破損だけなら残っているファイルから復旧する方法が無くもないです。

また、本格的なバックアップとは別に、シナリオ開始前に使用する宿のフォルダを適当な場所(同じYadoフォルダ内でもOK)にコピーしておくと便利です。データ破損の場合にすぐ復旧できるし、バグにはまって動けなくなった場合にも役立ちます。面倒でなければ是非。

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持ち歩く物・金は最小限に

ゲームオーバー時にロードする方には、あまり意味が無いと思いますが……。
何らかの事情でゲームオーバーになってしまったとき、その後の選択肢は3つあります。
  • 続ける→ゲームオーバーを確定させ、宿の画面に戻ります。
  • ロード→前回セーブしたデータをロードします。
  • 終了→何もせず、そのままプログラムを終了させます。(実質ロードと同じ)
ここで「続ける」を選んだ場合、その時パーティーに所属していたキャラクターは冒険中に死亡した扱いとなり、以後は使えなくなります。
所持金や所持品(プレミアカードも含めたアイテム・技能・召喚獣)はすべて消滅し、所持品を除くキャラクターの情報が宿のアルバムに記録されます。

で。問題は「所持金や所持品はすべて消滅」というところです。

いざという時のための回復系アイテムなど冒険に欠かせない物やある程度のお金は仕方ありませんが、使うあてもなく荷物袋に眠ったままのカードや余剰金まで消滅するのは痛すぎます。
そこで、タイトル通り。「持ち歩く物・金は最小限に」です。
1.20エンジン
使わないカード→荷物預かり用キャラクターを作ってそちらに移動
余っているお金→アイテムや技能を買い、荷物預かり用キャラクターに持たせておく
1.28以降のエンジン
使わないカード→宿のカード置き場に移動
余っているお金→「パーティー情報」から宿の金庫に移動
こうして財産を宿に残しておけば、仮に全滅しても次のパーティーが遺産を役立てることができます。
これまで使い道が分からなかったものが役に立ったり、急に高額の支出が必要になったりで、用心が裏目に出る事もあるかもしれません。しかし、ゲームオーバーしたら「続ける」派の方は、余った財産を、ある程度は宿に残した方が良いのではないかと思います。

なお、1.20エンジンでは、お金はキャラクター毎の所有で移動できないため、形を変えて貯めるしかありません。
ただし、普通の店シナリオの商品は、たいてい購入額>売却額なので、どうしても無駄が出ます。
資金管理用のユーティリティシナリオを見かけたような記憶もあるので、興味があれば探してみてください。
価格設定値の半額分のspと引き換えに換金用アイテムを得るシナリオを作ればいいだけなので、自作してもそう手間はかかりません。

※※※
(補足)私家版エンジンについて:
私家版エンジンでは、ゲームオーバー時の選択肢が多少異なる場合があります。
例えば、Pyエンジンは、ver.3以降「続ける」が「受け入れて宿に戻る」という表記になっています。
エンジンの種類とバージョンによっては、選択肢が3つより多いこともあります。

Nextエンジンの「バックパック」やPyエンジンの「私物」内のカードは、荷物袋のカードを個人所有のように見せているもので、やはりゲームオーバーを確定させると消滅します。
「パーティーが宿から持ち出したお金やカードは、ゲームオーバーですべて消える」と覚えると良いでしょう。

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