バイナリエディタで済印・宿ゴシップを移植する方法です。
テキストエディタで作業をしたい方は、こちらをご覧ください。

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実は、Next宿のEnvironment.wydは圧縮されていません。
そのため、バイナリエディタで開けば、済印や宿ゴシップの情報をそのまま読み取ることができます。
  1. Next宿のEnvironment.wydをバイナリエディタで開き、Next宿側の準備でメモしておいた情報をもとに、済印と宿ゴシップの記録範囲を確定する。
    ユーティリティモードでリストの一番上にある項目から、一番下にある項目までの範囲を見る。
    • 下の例では、赤が済印、青が宿ゴシップ。
    • どちらも「文字列+改行」の繰り返しになっている。必ず、最後の改行(「0D 0A」の部分)まで入れること。
    ↓例)Next宿のEnvironment.wyd
    [img:Next宿のEnvironment.wyd]
  2. 1.50宿のEnvironment.wydをバイナリエディタで開き、あらかじめ追加しておいた済印と宿ゴシップを目印に、Next宿の情報で置換すべき範囲を確定する。
    • 下の例では、赤が済印、青が宿ゴシップ。必ず、最後の改行(「0D 0A」の部分)まで入れること。
    • 置換範囲直前の4バイト(黄色背景の部分)には、直後の済印や宿ゴシップのデータ全体の長さ(バイト数)が入っている。
    ↓例)1.50宿のEnvironment.wyd
    [img:1.50宿のEnvironment.wyd]
  3. 以下で編集を間違ったときのために、1.50宿の Environment.wyd のコピーを、デスクトップなどに作成しておく。
    (※バイナリ移植初回のみ。上手くいかず再挑戦する場合は、ここは飛ばしてください。)
  4. Next宿の Environment.wyd から済印領域をコピーして、1.50宿の Environment.wyd の済印領域を置換する。
  5. Next宿の Environment.wyd から宿ゴシップ領域をコピーして、1.50宿の Environment.wyd の宿ゴシップ領域を置換する。
  6. それぞれ置換後の該当部分のデータのサイズが何バイトあるか調べて、データ長の辻褄を合わせる。
    • データ長の書き込み場所は、置換範囲直前の4バイト(下の例の黄色背景の部分)。
    • Next宿からコピーしたデータの長さを調べて書き込む。
      何を書き込めば良いか分からないときは、こちらへ。コピーしたデータの長さをフォームに入力して「変換」ボタンを押すと、データ長部分に書き込む内容を表示できる。
      (※ちなみに例では、済印が153バイト分、宿ゴシップが50バイト分ある。)
    ↓編集後の例
    [img:編集後の1.50宿のEnvironment.wyd]
  7. 書き換えた1.50宿の Environment.wyd を保存。
  8. 1.50宿をユーティリティーモードで読み込み、済印や宿ゴシップが正しく移植されているか確認する。
    • もし宿がロードできなければ、あらかじめデスクトップなどにコピーしておいた1.50宿の Environment.wyd を宿のフォルダに上書きして編集を巻き戻し、再挑戦する。
    • ユーティリティモードで簡単に修正ができる誤り(一番上の済印の最初の一文字が欠けているなど)は、修正してセーブする。
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